本記事では、ブログで収入を得る方法や実際に収入を得ることができるかについて解説します。また、本記事では「ブログ」と「サイト」を区別せず、以下「ブログ」と記載します。
ブログで収入を得る方法
ブログで収入を得る方法のひとつに広告収入があります。皆さんもブログを見ていると、広告が出てくるといった経験があるのではないでしょうか。この広告が収入につながっています。広告収入には大きく分けてクリック型広告とアフィリエイトがあります。
クリック型広告
ブログに載せた広告を、ブログを訪問した人がクリックしたら報酬がもらえる仕組みです。クリックされるだけで報酬がもらえるので、その後に訪問した人が商品・サービスを購入したかどうかは問われません。
アフィリエイト
クリック型広告はクリックのみで報酬が発生する仕組みですが、アフィリエイトは違います。アフィリエイトは「商品・サービスが購入される」などの成果につながると報酬がもらえる成果報酬型です。そのため商品・サービスが売れるように紹介をする必要があります。
例えば、転職についてまとめたブログを自分が書いたとします。ブログを訪問した人が、ブログ内にある「転職相談はこちら」のような広告をクリックし、そこから訪問した人の転職につながった場合、報酬をもらえるというような仕組みです。
ここからは、ブログで収入を得るための方法としてアフィリエイトに焦点をあてて見ていきたいと思います。
アフィリエイトで収入を得ている人はどのくらい？
一般社団法人日本アフィリエイト協議会（JAO）の調査によると、月1万円以上のアフィリエイト収入があるブログ運営者は全体の13.1％、月3万円以上では8.7％となっています（図表1）。
【図表1】
一般社団法人 日本アフィリエイト協議会（JAO） アフィリエイト市場調査2021
1000円未満も含めると、約62％の人が少なからず収入を得ていることが分かります。しかし、時間と労力をかけてブログを運営しても約69％の人は収入が1000円未満あるいは0円という読み方もできます。
また、約49％の人が、アフィリエイト歴5年以上でした（図表2）。月1万円以上のアフィリエイト収入があるサイト運営者は全体の13.1％、月3万円以上では8.7％でしたので、5年以上ブログを運営していても月3万円どころか月1万円の収入を得ることすら難しいと分かります。
【図表2】
一般社団法人 日本アフィリエイト協議会（JAO） アフィリエイト市場調査2021
アフィリエイト収入がある人を1000円未満と10万円以上に分けると図表3のようになります（10万円以上のグループには月100万円以上のアフィリエイト収入がある個人・法人含む）。
【図表3】
一般社団法人 日本アフィリエイト協議会（JAO） アフィリエイト市場調査2021
収入が1000円未満の場合、平均作業時間は1日1時間ですが、10万円以上の場合は1日2.8時間です。運営しているブログ数にも差があります。ブログで収入を得るためには、毎日ある程度の時間をかけて、複数のブログを運営する必要がありそうです。
アフィリエイトで副収入を得るのは簡単ではない
「アフィリエイト市場調査2021」の結果から、誰でも簡単にアフィリエイトで収入を得られるわけではなく、「月3万円」の副収入を得ることができるのは一部の人であることが分かります。
日々の忙しい生活の中で1日1時間でも副業としてブログ運営に時間を割くだけでも大変だと思いますが、1時間ではなかなか収入を得るのは難しいでしょう。まとまった時間と労力をかける必要があります。逆にいえば、根気よくブログ運営に時間と労力をかけられる人であれば、「月3万円」の副収入を得ることができるかもしれません。
まとめ
本記事では、ブログの中でもアフィリエイトで収入を得ている人の割合と傾向、そしてアフィリエイトで副収入を得ることが可能かどうかについて解説しました。
アフィリエイトで収入を得ることは簡単ではありませんが、仕事とは別の収入源があることは夢がありますね。ブログ運営に時間をあてられそうな人はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
出典
一般社団法人 日本アフィリエイト協議会（JAO） アフィリエイト市場調査2021
執筆者：齋藤彩
AFP
