【名探偵コナン】3つの顔を持つ「降谷零」は働きすぎ!? 仕事内容や労働時間を検証

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名探偵コナンの登場人物のなかでも高い人気を誇る降谷零。彼は公安警察、私立探偵、裏組織のメンバーという3つの顔を持ち、忙しすぎる毎日を送っている状態です。しかも、周囲にバレないようにすべての任務をこなしています。任務ゆえに特別な働き方をしている彼の労働時間は推測するのが困難です。

そこで、今回は降谷零の日常を簡単に振り返りつつ、一般的なカフェ店員、私立探偵、公安警察の労働時間や年収について解説します。

執筆者：FINANCIAL FIELD編集部（ふぁいなんしゃるふぃーるどへんしゅうぶ）

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1 カフェ店員の1日あたりの平均労働時間は約7時間
2 公安警察や探偵の労働時間
3 降谷は何よりも信念を重視して生きている人物

カフェ店員の1日あたりの平均労働時間は約7時間

「名探偵コナンゼロの日常」では、3つの顔を持つ降谷零の日常について描かれています。

・喫茶店員の月間平均労働時間は165時間前後

安室透（降谷零）は、早朝から喫茶ポアロでのアルバイトに励んでいることがわかっています。厚生労働省の令和4年賃金構造基本統計調査によると、飲食物給仕従事者の所定内実労働時間数は月間169時間です。

また、厚生労働省の職業情報提供サイト「jobtag」を見ると、カフェ店員（東京都）の1ヶ月あたりの労働時間は163時間となっています。

つまり、1日あたり（1ヶ月25日働くと設定）の労働時間は6.52時間です。作中でお昼休憩はあるようですが、早朝から1日中働き、降谷としての任務が入るとアルバイトを早退して任務に向かっています。こういった点から非常にタフな人物であることがうかがえます。

・喫茶店でのアルバイトの年収は200万円超400万円未満

厚生労働省の令和3年賃金構造基本統計調査によると、正社員以外の25～29歳男性（降谷零は29歳）の平均賃金（月収）は21万2800円でした。

また、同調査で飲食サービス業において正社員・正職員以外の男性が得ている月収は21万1800円です。厚生労働省の職業情報提供サイト「jobtag」では、東京都のカフェ店員の年収が409万9000円（月給20万4000円～29万3000円）であると確認できます。

公安警察や探偵の労働時間

降谷零は、警察庁警備局警備企画課の通称ゼロというセクションに所属している警部です。公安警察の労働時間や年収について見てみましょう。

・警察官の労働時間は通常1日約8時間

警察庁によると、警察官の労働時間は通常勤務で1日7時間45分、週に38時間45分となっています。ただ、忙しいときは変動があるため、必ずしもこの時間で収まるとは限りません。通常勤務は完全週休2日です。ただ、降谷はゼロに属しているため、この労働時間が当てはまっていないと考えられます。

・公安警察の警部の年収は約512万円

「公安職給料表」を参考に降谷零の年収を推測してみました。こちらの表によると、警部の平均月給は42万6670円（約37万～44万円）です。平均年収は512万40円になります。降谷は黒ずくめの組織に長期間潜入しており、特別手当なども含めると平均年収をかるく上回る収入を得ているのではないでしょうか。

・探偵の労働時間はその日による

探偵事務所ではフレックスタイム制を採用しているところが多く、その日によって労働時間が変動するのが一般的です。探偵業は職業の分類上で専門サービス業であり、厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、専門サービス業の平均賃金（月収）は38万5500円（25～29歳の平均賃金は27万9800円）でした。

安室の私立探偵としての活動は浮気調査をしていたことなどがわかっています。ただ、毛利小五郎の弟子になるために事件1件につき高額であろう授業料を支払うと約束しており、実行していれば出費も大きいでしょう。

・黒ずくめの組織バーボンとしての任務

バーボンとしての任務は情報収集が主であり、安室（降谷）の行動の多くはバーボンとしての任務に関わっています。ただ、裏の組織の仕事であり、労働時間は決まっておらず、収入についても不明です。

降谷は何よりも信念を重視して生きている人物

降谷零は私立探偵、公安警察、裏の組織のメンバーと3つの顔を持っており、喫茶店アルバイトをするなど休む時間はほとんどないと考えてもよいでしょう。

休日はあるとしても喫茶店でのアルバイトは早朝からであり、空いた時間は公安警察としての活動、バーボンとしての任務もこなしているからです。そういった点から、降谷零は非常にタフで、信念のために生きている人物であるといえます。