更新日: 2024.10.10 その他家計
街頭配布のポケットティッシュだけで生活したら、月間どれくらいの節約になる?
本記事では、2023年3月の価格をもとに、一人暮らしの人が月間にかかるティッシュ代を試算してみます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
ティッシュひと箱の値段は60~250円程度
ティッシュの販売価格は、商品の種類や購入場所などによって異なります。一般的に、ティッシュは薬局やスーパーなどで、150組から200組の5箱セットの形で売られていることが多いでしょう。
例えば、大手ドラッグストアのマツモトキヨシのオンラインストアでは、一般的な200組5セットは約350円から440円(税込み)といった価格帯で売られています。デリケートな肌向けのやわらかい素材の商品になると、200組3セットで約750円(税込み)です。
大手スーパーのイトーヨーカドーのネット通販では、一般的な200組5セットのティッシュは約310円から440円(税込み)程度の価格帯で販売されており、薬局と大差ありません。これらを目安にすると、200組のティッシュひと箱の値段は、約60円から250円といえるでしょう。
ひと月のティッシュ代は使い方や季節などによっても異なる
月間にかかるティッシュ代は、商品価格に加えて、ひと月に何枚のティッシュを消費するのかによっても変わり、そこには体調や季節、性別といった要素も関係します。例えば、同じ人でも風邪を引いているときや、花粉症の時期には使用枚数が増えるでしょう。
また、お化粧をする女性の場合はしない男性と比べて、ティッシュの使用量は増えがちです。掃除や衛生面のケアの頻度を考えると、少なくとも1日に10枚ちょっとは使用するという人が多いのではないでしょうか。仮に1日に約13枚使用した場合、ひと月で400枚のティッシュが必要となります。
ティッシュの1組とは薄い2枚を重ねたもので200組のティッシュには実際には400枚が入っていますが、都度1枚ずつティッシュをはがして使う人はほぼいないでしょう。
1組を1枚とカウントすると、1日に10枚ちょっと使うペースでも、1ヶ月で200組のティッシュが2箱は必要ということになります。費用に換算すると約120~500円となり、これをすべて無料のポケットティッシュで補えた場合には、ひと月でそれだけの節約ができるというわけです。
ポケットティッシュで生活する節約効果はさほど高くない
街頭でポケットティッシュをもらって、ティッシュ代をタダにしても、ティッシュの単価がさほど高くない以上は、ひと月の節約効果は数百円程度と決して高くはありません。また、一般的にポケットティッシュは1パック10組前後です。
街頭でもらえるのは一人につき1パック程度でしょうから、それだけでひと月分のティッシュをやりくりしようと思うと、何十回ももらいにいかなければなりません。手間ひまや交通費などを考えると、効率が良いとはいえないでしょう。
ティッシュ代を節約したいなら他の方法を
ティッシュ代を節約したいなら、ポケットティッシュ以外の方法を選ぶほうがよいでしょう。例えば、ネット通販サイトで大量にまとめ買いをする、安く買えることのある外箱なしのソフトタイプティッシュやスーパーのプライベートブランドの商品を選ぶといったやり方があります。もちろん、日々のティッシュの無駄使いを見直すことも大事です。
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部