誰でもできる通信費の節約術！モバイルWi-Fiルーターと携帯のテザリングはどちらのほうが節約効果が大きい？

節約するときに食費、水道光熱費などが重要視されますが、誰でも取り組めるうえ最も節約効果が大きいのが「通信費」です。

快適な回線速度を求めて、モバイルWi-Fiルーターやテザリング用に大容量のプランを契約すると、通信費だけで月4000円以上の費用がかかります。

そのため、通信費も見直すことで数千円から数万円の支出が抑えられ、大きな節約が期待できます。

本記事では、モバイルWi-Fiルーターと携帯のテザリング、どちらが節約効果があるかについてご紹介します。

執筆者：FINANCIAL FIELD編集部（ふぁいなんしゃるふぃーるどへんしゅうぶ）

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1 通信費の節約効果は数千円から数万円
2 モバイルWi-Fiルーターとテザリングはどちらのほうが節約効果が大きい？
3 結局、モバイルWi-Fiルーターかテザリング、どっちを選ぶべき？

通信費の節約効果は数千円から数万円

大手キャリアから格安SIMへの乗り換えをする方が増え、レンタルモバイルWi-Fiルーターの普及により、通信費は年々下がっています。

表1

スマートフォン・携帯電話などの通信、通話使用料	2019年	2020年	2021年	2022年
平均支出額	1万704円	1万638円	1万245円	9543円

※e-Stat「家計消費状況調査平成29年改定（2015年1月～）総世帯」より筆者作成

特に、大手キャリアから格安SIMへの移行は、大幅な節約になります。

モバイルWi-Fiルーターとテザリングはどちらのほうが節約効果が大きい？

節約効果が大きいのは、下記の順番です。

●格安SIMのスマホを用いたテザリング
●大手キャリアのスマホを用いたテザリング
●モバイルWi-Fiルーターのレンタル

テザリングの料金はキャリアによって異なりますが、携帯会社の場合は無料で利用できるケースが多く、かかっても月550円前後です。

一方、モバイルWi-Fiルーターは月額利用料金が3000円から5000円ほどであり、加えて5000円以上の本体費用も発生します。

レンタル制の「レンタルモバイルWi-Fiルーター」であれば、1日レンタルをして数百円で済むケースもありますが、それでも携帯会社のほうがテザリングを無料で利用できてお得です。

現在、モバイルWi-Fiルーターを利用中でスマートフォンを含めたデータ消費量が20〜100GB以下の場合、格安SIMの大容量プランの契約でテザリングを利用すれば、月3000〜5000円の節約が期待できます。

表2

モバイルWi-Fiルーター	楽天モバイル	UQ WiMAX	FUJIWifi
料金（税込み）	月3278円（別途：本体費用）	月4268〜4950円（別途：本体費用）	月2480〜4880円（別途：本体費用）
レンタルモバイル Wi-Fiルーター	Wi-Fiレンタルどっとこむ	NETAGE	WiFiレンタルe-ca
料金（税込み）	8475円/31日 605円/1日	1980円〜11000円/31日 495円〜/1日レンタル	1120円〜/31日 365円/1日レンタル
テザリング（大手キャリア）	auひかり	ドコモ光	ソフトバンク光
料金（税込み）	無料〜月550円	無料	無料〜月550円
テザリング（格安SIM）	UQmobile	ワイモバイル	LINE MO
料金（税込み）	無料	無料	無料

※筆者作成（2023年8月時点）

結局、モバイルWi-Fiルーターかテザリング、どっちを選ぶべき？

ただし、これまでにご紹介したのは、あくまで「金額面」を中心とした比較です。モバイルWi-Fiルーターは金額自体は高いものの、スマートフォンのバッテリー消耗を心配する必要がないうえ、通信速度は安定しています。

一方、テザリング機能を無料で利用できる携帯会社は多いものの、スマートフォンのバッテリー消耗が激しくなるうえ、通信データ容量を圧迫するデメリットもあります。それぞれのメリットやデメリットをまとめると、以下の通りになります。

表3

	メリット	デメリット
モバイルWi-Fiルーター	・テザリングよりも回線が安定している	・月額料金が高い
テザリング機能	・費用を抑えられる	・スマートフォンの通信データ容量が圧迫される・スマートフォンのバッテリー消耗が激しい

※筆者作成

金額の安さだけを求める場合は、テザリング機能の利用が適しており、データ消費量が多く、スマートフォンのバッテリーの消耗を抑えたい方は、モバイルWi-Fiルーターが適しています。

また、モバイルWi-Fiルーターの利用頻度が低ければ、1日単位でレンタルができるモバイルWi-Fiルーターの検討もおすすめです。

通信費節約のコツは、現在の通信費に無駄がないか、十分に使いこなせているかを振り返ることです。データ消費量を把握して、毎月の通信費に無駄がないかチェックしてみましょう。