エアコンが壊れたのですが、「ファンヒーター」と新しい「エアコン」どっちを買うかで迷っています。初期コストはどちらがお得ですか?
配信日: 2023.12.09 更新日: 2024.10.10
本記事では、エアコンとファンヒーターの初期費用を比較するとともに、それぞれのメリット・デメリットを紹介していきます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
エアコンとファンヒーターの初期コストを比較
「小売物価統計調査」によると、ルームエアコン1台の価格は8万683円、温風ヒーター1台の価格は2万3975円です。購入費だけで比較すると、ファンヒーターを導入するほうがお得といえます。
しかし、エアコンとファンヒーターにはそれぞれメリット・デメリットがあるため、特徴を把握したうえで、自分のライフスタイルに合った機器を選択することが大切です。
エアコンで暖をとるメリット
エアコンを利用する主なメリットは、以下のとおりです。
・火を使わないため、やけどや火災の心配がない
・天井に近い壁に設置するため、子どもの手が届きにくい
・多くの建物で利用できる
・部屋全体を暖めるのに役立つ
・燃焼しないため、部屋の空気をきれいに保てる
・夏場は冷房でも使える
エアコンは、ほとんどの建物で設置が可能です。火を使わない暖房器具なので、やけどや火災の心配がありません。また、本体は天井の近くに設置するため、子どもが触って壊してしまうおそれもないでしょう。
エアコンには部屋全体を暖めるメリットがあり、石油ストーブのように燃焼はしないため、部屋の空気を汚さずに暖められます。
エアコンで暖をとるデメリット
エアコンを利用する主なデメリットは、以下のとおりです。
・本体価格が高額
・長時間つけていると乾燥しやすい
・カビや雑菌が繁殖しやすい
・室外機を設置するスペースが必要
・寒さが厳しい地域では暖房効果が落ちやすい
エアコンはファンヒーターに比べると本体価格が高額です。また長時間つけていると、部屋の空気が乾燥しやすいというデメリットがあります。また長年使っていると、エアコン本体の中にカビや雑菌が繁殖しますので、定期的なクリーニングが必要です。
さらに、ベランダや庭に室外機を置くスペースが必要ですので、あらかじめ確認しておく必要があります。
ファンヒーターで暖をとるメリット
ファンヒーターを利用する主なメリットは、以下のとおりです。
・手軽に利用できる
・素早く温風が送り出される
・一部分を暖めるのに役立つ
・狭い場所でも利用できる
・持ち運びが可能
・こまめな換気が不要
・火災リスクが低く、安全性が高い
ファンヒーターは、用途に合わせてさまざまなサイズが販売されているため、手軽に利用できます。素早く温風を発生させて、部分的に温めるのに役立ちます。
サイズによって持ち運びも可能で、狭い場所で利用できることもメリットの一つです。電気タイプであれば、燃焼しないために火災リスクが低く、安全性が高いといえます。
ファンヒーターで暖をとるデメリット
ファンヒーターを利用する主なデメリットは、以下のとおりです。
・広い場所は暖まりにくい
・空気が乾燥しやすい
・製品によってはファンの作動音が大きい
ファンヒーターは、狭い場所を温めるのに役立ちますが、広い場所は暖まりにくいというデメリットがあります。また空気が乾燥しやすいため、加湿対策が必要です。
種類によってはファンの作動音が大きく、就寝中に気になる方もいるでしょう。就寝中に利用したい方は、購入前に作動音の大きさをチェックすることが大切です。
本体価格と目的のバランスを見て使い分けましょう
平均的な本体価格だけを見ると、エアコンのほうが高額で、ファンヒーターは手軽に手に入れやすいといえます。しかしエアコンとファンヒーターには、それぞれメリット・デメリットがあります。
価格面だけではなく、自分の使用目的に合っているかどうかも確認してから、暖房器具を選ぶとよいでしょう。また、どちらも乾燥しやすいというデメリットがあるため、利用する際には、加湿対策を行うことが大切です。
出典
総務省統計局 政府統計の総合窓口(e-Stat)小売物価統計調査(動向編) 表番号2 主要品目の東京都区部小売価格【2022年10月~2023年10月】(2023年10月)「3001 民営家賃」~「4515 清掃代」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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