ランチ代節約のため、白米持参で出勤し、コンビニでおかずを買っています。おかずも手作りした場合、1ヶ月でどれだけ節約になるでしょうか?
配信日: 2024.07.01 更新日: 2024.10.10
節約のために、昼食を手作り弁当にした場合と、白米持参でコンビニでおかずを買った場合だと、食費にどれほど違いがあるのでしょうか。
今回は、手作り弁当とコンビニのおかずの費用の差を検証します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
コンビニの惣菜の値段と手作り弁当との比較
大手コンビニエンスストアの惣菜は、ハンバーグやサバの味噌煮、から揚げなどのメインの主菜が300円~500円ほどで売られています。きんぴらごぼうなどの副菜は、150円~200円ほどが相場です。
少し節約して、価格が低めの主菜と副菜を1品ずつ購入してランチとした場合、おかずの代金は500円ほどです。農林水産省が算出した、茶碗1杯分のごはんの値段は25円です。茶碗1杯のごはんは、精米65g使用、5kg当たり1897円(POSデータによるコメの平均小売価格〈令和3年12月〉)で算出しています。
茶碗1杯分の白米を持参して、コンビ二でおかずを購入したら、1食あたりのランチの代金は525円になります。525円のランチ代金で、1ヶ月の会社の出勤日を22日と仮定して計算すると、会社出勤日の1ヶ月のランチ代は、525円×22日=1万1550円です。
株式会社ニチレイフーズが2018年に行った調査によると、手作り弁当の1食あたりの材料費は231.5円でした。手作り弁当で、1ヶ月あたりの会社出勤日のランチ代を計算すると、231.5円×22日=5093円になります。
白米持参でコンビニでおかずを購入した場合と、手作り弁当では、1ヶ月に6457円の違いが出ます。昨今の物価高の影響で、手作り弁当の材料費も上がっていますが、それでも手作り弁当は費用の面で優れている可能性があります。
働く人の昼食代の平均はどれくらい?
株式会社エデンレッドジャパンが会社員300人を対象に行った「ビジネスパーソンのランチ実態調査2023」では、ランチの平均価格は400円でした。前年に同様の調査を行ったところ、436円という結果が出ています。
また、株式会社リクルートが2024年3月に行った調査では、ランチの平均価格は452円という結果が出ており、ここ数年の働く人のランチ費用は、400円~450円ほどが平均であることが分かります。
先述した白米持参でコンビニでおかずを購入した場合の費用は525円でしたが、調査結果の平均と比較するとやや割高のランチ費用となります。
「ビジネスパーソンのランチ実態調査2023」の調査では、「昨今の物価高・値上げにより、家計が苦しくなっていると感じますか?」という質問もあり、約8割の回答者が、「苦しいと感じている」と回答しています。物価高の影響は、ランチ費用にも大きく影響していそうです。
物価高の影響は大きいのでなるべく節約を!
昨今の物価高の影響により、多くの人が生活への負担を感じており、とりわけ食費への影響が大きいと感じている人が多いようです。コンビニでおかずを買うときに、白米を持参するのは節約の効果がありますが、おかずも全て手作りすることで食費は大きく抑えられますまずは余裕のある日から、弁当作りを始めてみてはいかがでしょうか。
出典
農林水産省 (参考) 茶わん1杯のお米の値段
株式会社ニチレイフーズ お弁当事情に関する調査
株式会社エデンレッドジャパン 「ビジネスパーソンのランチ実態調査2023」
株式会社リクルート 首都圏・関西圏・東海圏の平日のランチの実態についてのアンケート調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー