子どもの頃の私服は全て「セカスト」のものでした。父から「節約のために新品は我慢しろ」と言われていたのですが、実際、どのようなメリットがあったのでしょうか…？

「おしゃれを楽しみたいけど、なかなか服にお金をかけられない」という方も多いのではないでしょうか。たしかに洋服は新品だと数千円～数万円することが多いです。教育費などのために、服にお金をかけない方針の親もいるでしょう。
 
そこで便利なのがリユースショップです。リユースショップで売られている服は新品ではありませんが、きれいで質のよいものも多く、何より安さが魅力といえます。
 
今回の記事では、リユースショップで服を買うメリットを解説します。

セカストで売られているものはどのくらい安い？

セカストには古着だけでなく、スニーカーや小物類も販売されています。中にはブランド品もあり、定価よりもかなり安く買えることもあります。セカストで売られているものがどのくらい安いのかを表1で見てみましょう。
 
表1

商品	定価	セカストの販売価格	差額
partagoniaのフリースパーカー	3万5200円	6490円	2万8710円
MACKINATOSH LONDONのコート	15万9500円	9790円	14万9710円
TATRASのダウンジャケット	14万9600円	1万4190円	13万5410円
ラルフローレンのスウェット	3万6300円	1万890円	2万5410円
Timberlandのブーツ	2万8600円	1万4190円	1万4410円

筆者作成
 
年式や型番に違いがあるかもしれませんが、おおよその価格は表1の通りです。特にブランド品は定価よりもかなり安くなっていて、セカストとの差額が数十万円のものも多くあります。
 
高価でなかなか手が届かないハイブランドのものも、セカストであれば安く買うことができ非常にお得です。新品でなくても、高品質の洋服や小物を手に入れることができれば大きな節約につながるでしょう。
 

古着のメリット

最近は古着が流行し、私服のほとんどが古着という方も増えています。リユースショップで服を買うメリットは安さだけではありません。古着にはほかにどんなメリットがあるのかを解説します。
 

個性的なファッションができる

古着は流行を追わないものや過去に長年流行した服がたくさん販売されています。デパートなどのアパレルショップでは、流行を取り入れた服が売られているため、個性を出すという面では難しさもあるでしょう。
 
しかし、古着であれば、定番あるいはかつて流行した服などがたくさんあるため、流行りのデザインにとらわれることなく、多くの選択肢から自分らしい一着を選ぶことが可能です。流行を追うことなく自分の着たい服が着られるという点においては、個性的で自分らしいファッションが楽しめます。
 

人と被りにくい

アパレルショップで服を購入した場合、自分と同じ服を着ている人を見かけることもあるでしょう。しかし、古着は一点ものがほとんどです。そのため、人と被ることがなく、自分だけのスタイルを楽しむことができます。
 
また、ひと昔前の服などは今のアパレルショップでは販売されていません。ヴィンテージ感を出しながらおしゃれを楽しめるのは古着のメリットです。
 

質がよい

古着の魅力として、質の良さも挙げられます。リユースショップで販売されているものは、誰かが一度着たものであり新品ではありません。しかし、ブランド品には生地や素材がしっかりしたものが多く、品質面では新品に劣りません。さらに、表1で示したとおり、古着は新品と比べて大幅に安いため、コスパの面でも十分優れているといえるでしょう。
 

アパレルの歴史がわかる

洋服に興味がある人は、アパレルの歴史を学ぶという点においてもメリットになるでしょう。流行は繰り返すと言われていますが、古着を着ることで流行の原点を知ることが可能です。そこで昔と現在の違いを学べば、よりファッションに詳しくなります。また、流行を誰よりも早く取り入れられるため、おしゃれの上級者を目指すことができます。
 

リユースショップの商品はメリットがたくさん

リユースショップで服や小物を買うことにより、節約できるのはもちろん、流行を取り入れることもできます。服を購入するときは、インターネットやアパレルショップに行く方が多いでしょう。そんな方も、まずはリユースショップに行ってお気に入りの服を探すことから始めてもよいかもしれません。
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー