トップ > 家計 > その他家計

一人暮らしの「大学生」に対する「仕送り」っていくらが一般的？「相場」を教えてください。

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

配信日: 2025.03.09

この記事は約 3 分で読めます。

一人暮らしの「大学生」に対する「仕送り」っていくらが一般的？「相場」を教えてください。

画像で詳しく見る（1枚）

大学生活を始めるにあたり、一人暮らしをする学生にとって仕送りは重要な経済的支援です。しかし、一般的な仕送りはいくらぐらいなのでしょうか。

本記事では、一人暮らしの大学生への仕送り額の相場について、具体的なデータをもとに解説します。

執筆者：FINANCIAL FIELD編集部（ふぁいなんしゃるふぃーるどへんしゅうぶ）

ファイナンシャルプランナー

▼

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

1 一人暮らしの大学生の生活費
2 仕送りの平均額
3 仕送り額の決め方
4 仕送りは状況に合わせて決めよう

一人暮らしの大学生の生活費

一人暮らしの大学生の生活費は、住んでいる地域や生活スタイルによって大きく異なります。全国大学生活協同組合連合会による「第60回学生生活実態調査　概要報告」から、一人暮らし（下宿生）の支出の内訳を表1にまとめました。

表1

費目	1ヶ月の平均支出額
食費	2万6110円
住居費	5万6090円
交通費	4330円
教養娯楽費	1万2840円
書籍費	1500円
勉学費	1260円
日常費	7330円
通話通信料	3190円
その他	2290円
貯金・繰越	1万4740円
支出合計	13万1710円

※全国大学生活協同組合連合会「第60回学生生活実態調査　概要報告」をもとに筆者作成

内訳としては、家賃が大きな割合を占め、次いで食費、貯金・繰越、教養娯楽費と続きます。家賃は地域によって大きく異なるため、都市部ではもっと高額になる可能性があります。

仕送りの平均額

一人暮らしの大学生への仕送り額は、家庭の経済状況や子どもの生活スタイルによって異なるものの、月5～10万円程度が相場とされているようです。

全国大学生活協同組合連合会の「第60回学生生活実態調査　概要報告」から、一人暮らし（下宿生）の収入の内訳を表2にまとめました。

表2

費目	1ヶ月の平均収入額
仕送り	7万2350円
奨学金	1万9140円
アルバイト	3万7540円
定職	600円
その他	2520円
収入合計	13万2140円

※全国大学生活協同組合連合会「第60回学生生活実態調査　概要報告」をもとに筆者作成

また、独立行政法人日本学生支援機構の「令和4年度　学生生活調査結果」によると、仕送りの平均額は大学学部（昼間部）で年間109万6900円で、月額に換算すると9万1408円です。

仕送り額の決め方

仕送り額を決める際は、以下の点を考慮するとよいでしょう。

まず、大学のある地域の家賃相場と、食費や光熱費、通信費などの生活費を算出します。そして、学費の支払いが滞らないように授業料や教材費の支払いも考慮し、必要な金額を確保しましょう。

もし、奨学金を受給している場合は、受給額を加味してください。また、どの程度アルバイトができるかを検討し、その収入を算出します。これらの要素を総合的に判断し、家庭の経済状況に合わせて無理のない範囲で仕送り額を決めるのもよいでしょう。