娘が「大学の近く」でアルバイトすることに！ 通学定期券で通いながら「交通費」を受け取ると不正になる？ 注意点を解説
交通費の対象と同じ区間の通学定期券を持っているにもかかわらず、アルバイトで交通費をもらうことは不正になってしまうのでしょうか？
本記事では、定期を持っている人が、交通費が支給されるアルバイトをした場合、交通費をもらうことができるのか解説します。
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そもそも交通費の支払い義務はない
企業は、社員に対して、あるいはアルバイトやパートに対して、必ずしも交通費を支払う義務はありません。交通費の支給は法律ではなく、福利厚生の一環として行われているものです。そのため、会社の規定により交通費は全額支給や1日いくらまで支給など、条件が異なっています。
交通費はもらえて当然ではないので、その前提で考えましょう。交通費の支給がないところもあるので、トラブルにならないよう就業前に規則を確認しておくのがおすすめです。
定期を持っていながら交通費をもらうのは不正？
通学定期券を持つ人への交通費の対応は、会社によって異なっています。会社規定で交通費を全額支給することになっていれば、通学定期を持っていても交通費が支給されることが多いものの、会社によっては通学定期がある場合、支給がないケースもあるようです。
通学定期は本来、通学のための利用を目的としたものであって、アルバイト用に通学定期を購入することはできません。会社の規定で、定期を持っていても交通費を全額支給すると決まっている場合は、通学定期を持っている人が交通費をもらう行為は不正とは言えないでしょう。
通学定期がある場合は交通費を支給しないと定められている会社でも、夏休みなど学校が長期休みになる期間は交通費を支給している可能性があります。
例えば、JRの東京駅と新宿駅の場合、通学だと定期券代は1ヶ月4610円、通勤だと1ヶ月6290円です。会社が通勤定期券と同額の交通費を支給するとは限りませんが、その額は通学定期券を使う人の感覚からすると高いものになるかもしれませんね。
定期を持っていることを隠すことはNG
定期を持っていながら交通費をもらうことを、不正と見なすかは会社によります。定期を持っていても交通費を支給する会社が多いようですが、中には就業規則違反となる会社もあるので注意しましょう。
定期を持っているかどうか確認された場合、正直に話すのが一番です。ごまかしたり、うそをついたりするとアルバイト先との信頼関係が崩れるだけでなく、解雇となってしまう可能性も考えられます。
定期を持っている人の交通費支給は企業により異なる
アルバイトに通うための交通費支給は、法律で決まっているわけではなく、あくまで会社の福利厚生の一環です。そのため、通学定期を持っている人に対し交通費を支給するかは企業次第で決まります。
通学定期は、通学のために購入するものです。定期券所持の有無にかかわらず交通費を全額支給する会社が多いですが、なかには定期を持っている人には交通費が支給されないケースもあります。
定期を持っていることを隠して、会社に交通費を申請するのはNGです。就業にあたり通学定期の有無を確認された場合は正直に答えましょう。
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
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