50代会社員の夫、お小遣いは月「5万円」です。本人は「年収700万円ならこれくらい普通」と言いますが、年間「60万円」は使いすぎ? 会社員のお小遣い相場はどれくらいなのでしょうか?

配信日:
この記事は約 4 分で読めます。
50代会社員の夫、お小遣いは月「5万円」です。本人は「年収700万円ならこれくらい普通」と言いますが、年間「60万円」は使いすぎ? 会社員のお小遣い相場はどれくらいなのでしょうか?
夫のお小遣いが毎月5万円だと、年間では60万円になります。「年収700万円なら月5万円くらい普通」と言われても、年間の金額を見ると「少し多いのでは?」と感じる人もいるでしょう。
 
お小遣いが高いかどうかは、会社員の平均額だけでなく、年代や家計の支出、お小遣いで何を支払っているかも踏まえて判断することが大切です。
 
今回の記事では、50代会社員で年収700万円の夫のお小遣いが月5万円だった場合を例に、会社員のお小遣い事情と家計への影響を解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

【PR】KDDI株式会社

男性会社員のお小遣いは月平均3万9081円、50代でも4万3453円

株式会社SBI新生銀行が公表している「2024年会社員のお小遣い調査」によると、男性会社員の月平均のお小遣いは3万9081円でした。
 
年代別では、20代が4万373円、30代が3万6196円、40代が3万6089円、50代が4万3453円です。今回のケースの夫の5万円は、男性会社員全体の平均より1万919円、50代男性の平均より6547円高いことになります。
 
50代男性の平均との差を1年間で計算すると7万8564円です。そのため、月5万円は平均より高めではあるものの、平均から極端に離れた金額とまではいえないでしょう。
 
なお、同調査のお小遣いには昼食代も含まれています。男性会社員の1日の平均昼食代は709円で、外へ飲みに行く男性の1ヶ月の平均飲み代は1万3533円でした。
 
そのため、5万円の中から平日の昼食代や飲み会代、趣味のお金などをすべて出しているのであれば、5万円全額を自由に使えるわけではありません。金額だけでなく、何に使っているかも確認する必要があります。
 

月5万円のお小遣いは年間60万円、家計の消費支出と比べるとどのくらい?

次に、家計全体から5万円という金額を考えてみましょう。
 
総務省統計局が公表している「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 2025年」によると、年間収入700~750万円の世帯における1ヶ月の消費支出は31万8623円、年間収入750~800万円の世帯では31万8062円となっています。
 
仮に月の消費支出が31万8623円なら、5万円はその約15.7%に相当します。ただし、「消費支出31万8623円に加えて、お小遣い5万円が必要」という意味ではありません。お小遣いから昼食代や衣服代などを出していれば、それらも家計の消費支出の一部だからです。
 
そのため、家計への負担を考える際は、お小遣いを別枠の支出として見るのではなく、家計全体の中でどのくらいを占めているのか確認しましょう。
 

【PR】KDDI株式会社

年収700万円でも月5万円が「使いすぎ」とは一概にいえない

年収700万円に対して年間60万円のお小遣いなら、額面年収の約8.6%です。
 
ただし、年収700万円がそのまま自由に使えるわけではありません。給与から税金や社会保険料などが差し引かれるため、実際に使える金額は額面より少なくなります。
 
さらに、同じ年収700万円でも家計の余裕は家庭によって異なります。住宅ローンや家賃、教育費などが高ければ、お小遣い5万円が負担になる可能性があります。
 
一方、子どもが独立していたり、住宅費の負担が小さかったりすれば、5万円でも無理なく生活できる場合があります。したがって、「年収700万円だから5万円で問題ない」と収入だけで判断するのは避けたほうがよいでしょう。
 
例えば、お小遣い5万円を確保しても毎月必要な貯蓄ができ、住宅費や教育費なども問題なく支払えているなら、必ずしも減らす必要はありません。反対に、家計が毎月赤字になっているなら、お小遣いを含めた支出の見直しが必要です。
 

月5万円が多いかは平均額だけでなく家計全体で判断しよう

株式会社SBI新生銀行の調査では、50代男性会社員のお小遣いは月平均4万3453円です。月5万円は平均より6547円高く、年間では平均より約7万9000円多くなります。
 
ただし、この差だけを理由に「使いすぎ」と判断する必要はありません。昼食代や飲み会代など、仕事に伴う支出がお小遣いに含まれている場合もあるためです。
 
まずは5万円の内訳を確認しましょう。そのうえで、生活費を支払い、将来に必要な貯蓄もできているなら、5万円を維持する選択肢もあります。
 
「平均より高いから減らす」のではなく、「わが家ではいくらまでなら無理なく使えるか」を夫婦で確認することが、適切なお小遣い額を決めるポイントです。
 

出典

株式会社SBI新生銀行 男性会社員のお小遣い額は 39,081 円、女性会社員は 34,921 円「2024 年会社員のお小遣い調査」結果について~男性は昨年より約 1,500 円減少、女性は 80 円の微減~
e-Stat政府統計の総合窓口 総務省統計局 家計調査/家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 表番号2-3 <用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出 年間収入階級別
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

  • line
  • hatebu

LINE