社会人になってからも実家暮らしを続ける息子に「月2万円」の生活費をもらっています。姉から「甘やかしすぎじゃない?」と言われたのですが、一般的にはいくらくらいもらうものですか?
今回の記事では、子どもから家に生活費を入れてもらうときの平均額や、家に入れてもらう金額を決めるポイントなどについて解説します。
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実家暮らしで家に入れる金額が月2万円は少ない?
株式会社モデル百貨が2023年に実家暮らしの独身社会人1000人に対して実施した「独身実家暮らしのお金事情についてのアンケート」によると、家にお金を入れている人の平均額は、月5万4009円でした。また、20代のみの平均額は、月3万3232円です。
20代のみで見ると、家に入れている金額が月2万円の場合、平均より1万3232円少ない結果です。ただし、平均より少なくても「2万円では不十分」とは一概にいえません。人によって収入や支出状況は変わるためです。
今回のケースのように家族から「子どもの負担額が少ないのでは」と言われてもそのまま意見を受け入れるのではなく、子どもの収入や、奨学金の返済を行っていないかなど、実情も考慮したうえで、判断することが重要です。
業種によって賃金はどれくらい変わる?
子どもに収入について聞きにくい場合、平均賃金を参考にする方法もあります。
厚生労働省が公表している「令和7年賃金構造基本統計調査の概況」によると、産業別の20〜24歳の平均賃金は次の通りです。
・鉱業、採石業、砂利採取業:28万5100円
・建設業:25万500円
・製造業:22万7100円
・電気・ガス・熱供給・水道業:26万700円
・情報通信業:26万2200円
・運輸業、郵便業:24万1400円
・卸売業、小売業:24万1000円
・金融業、保険業:26万6500円
・不動産業、物品賃貸業:26万1700円
・学術研究、専門・技術サービス業:28万100円
・宿泊業、飲食サービス業:22万4600円
・生活関連サービス業、娯楽業:22万9800円
・教育、学習支援業:24万900円
・医療、福祉:24万9000円
・複合サービス事業:22万4200円
・サービス業(他に分類されないもの):23万5000円
例えば、同じ年齢でも、働いている業種が異なる場合、収入も差が出る可能性があります。ただし、この調査もあくまで平均を求めたもののため、可能であれば子どもと直接相談するなどして、家に入れてもらう金額を決めた方がよいでしょう。
なお、この調査における賃金とは、6月分の所定内給与の平均額を指します。税金などを控除する前の金額のため、手取りと比較すると異なる場合がある点に注意が必要です。
新社会人が家に入れる金額を決めるポイント
まずは、子どもが家にいることで、いない場合よりも負担額がいくらくらい増えるかを試算します。必ずしも全額を支払ってもらう必要はありませんが、子どもの負担分の目安になるためです。
次に、可能であれば子どもにいくらくらいまでなら無理せず出せるかを聞いてみましょう。子どもが支払う金額に悩んでいるのであれば、先ほど試算した金額も参考に提案してみます。
子どもの収入や支出状況から見て、家に入れる金額を増やせそうであれば、2万円より多くできないか聞くことも選択肢でしょう。
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20代で家にお金を入れている人の平均は月3万3232円だが、実情を考慮して決めることが大切
株式会社モデル百貨のアンケートによると、20代で家に生活費を入れている平均額は月3万3232円でした。アンケート結果を基にすると、2万円では少ないことになります。
ただし、実際には働いている業種や勤務条件、奨学金の返済の有無などによって、同じ20代でも家に入れられる金額は変わります。平均額よりも少ないからと言って、家に入れる金額を増やすよう伝える必要はありません。
話し合いをし、お互いに納得をしたうえで、無理のない範囲で生活費を入れてもらいましょう。
出典
株式会社モデル百貨 独身実家暮らしのお金事情についてのアンケート(PR TIMES)
厚生労働省 令和7年賃金構造基本統計調査の概況 (5)産業別にみた賃金(10ページ)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
