フルリモートの仕事は、オフィス勤務よりお金がかかりますよね? パソコンやエアコンをほぼ一日付けるとすると、月の電気代はどのくらい増えるものですか?
では、平日にほぼ一日自宅で仕事をした場合、電気代は月にどのくらい増えるのでしょうか。本記事では、家電ごとの目安や負担を抑える方法を見ていきます。
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フルリモート勤務で電気代はいくら増える?
家電の電気代は、基本的に「消費電力(kW)×使用時間×電気料金単価」で計算できます。公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が示す電力料金の目安単価は、1kWhあたり31円なので、ここではこの目安単価で電気代を計算します。
例えば、月20日、1日8時間フルリモートで働くケースを考えてみましょう。消費電力50Wのノートパソコンを使用する場合、「0.05kW×8時間×20日×31円」で計算すると、電気代は月約248円です。
また、30Wの外部モニターを同じ時間使った場合は月約149円、10WのLED照明なら月約50円かかります。これらを合計しても、パソコン、モニター、照明の電気代は月450円程度に収まります。
ただし、ここで算出した金額はあくまで目安です。実際の電気代は、契約している電力会社や料金プラン、使用する機器の消費電力などによって変わります。
もちろん、デスクトップパソコンや大型モニターなど、消費電力の大きい機器を使えば負担は増えるでしょう。ただし、フルリモート勤務で電気代を大きく左右しやすいのは、パソコンよりもエアコンなどの冷暖房です。
パソコンよりエアコンの電気代に注意!
夏や冬にエアコンを長時間使う場合、在宅勤務による電気代は大きく増える可能性があります。
例えば、エアコンの平均消費電力を600Wとして、1日8時間、月20日使用するとしましょう。「0.6kW×8時間×20日×31円」で計算すると、電気代は月約2976円です。先ほど紹介したパソコンやモニターなどの電気代を加えると、仕事中に増える費用は月3400円程度となります。
ただし、この金額はあくまで目安です。エアコンは、運転中ずっと同じ消費電力で動くわけではありません。エアコンの電気代は、外気温や設定温度、住宅の断熱性能などによって変わります。
そのため、フルリモートで増える電気代を確認する際は、パソコンだけでなくエアコンの使用状況にも目を向けることが大切です。
春や秋などエアコンをほとんど使わない時期は負担を抑えやすい一方、真夏や真冬は電気代が大きく増える可能性があります。毎月の電気代が気になる場合は、まずエアコンを何時間使っているかを確認すると、増加の原因を把握しやすくなるでしょう。
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フルリモート勤務時の電気代を抑える方法
フルリモート勤務で電気代を抑えたい場合は、パソコンの使用時間を細かく減らすよりも、まずエアコンの使い方を見直すほうが効果を期待できます。
資源エネルギー庁の「省エネポータルサイト」によると、2.2kWのエアコン使用で外気温度が31度のとき、冷房の設定温度を27度から28度にすると年間約940円の節約が可能になります。また、外気温度が6度のときに暖房を21度から20度にすると、年間約1650円の節約になる試算です。
さらに、フィルターを月1~2回清掃することで、年間約990円の節約につながるとされています。
ただし、電気代を抑えるために、仕事に支障が出るほど冷暖房を我慢する必要はありません。無理に使用を控えるのではなく、カーテンやブラインドで日差しを遮ったり、冬は衣類で体感温度を調整したりするなど、室温を保ちやすくする工夫を取り入れるとよいでしょう。
また、フルリモート勤務を長く続ける予定であれば、現在契約している電気料金プランも確認してみましょう。出社していた頃と比べて昼間の使用電力量が大きく増えている場合は、現在の生活スタイルに料金プランが合っているか見直すことで、電気代の負担を抑えられる可能性があります。
フルリモートの電気代は使う家電と季節を把握して管理しよう
フルリモート勤務では、パソコンやモニター、照明などを自宅で長時間使うため、オフィス勤務より電気代が増えやすくなります。特に影響が大きいのはエアコンで、真夏や真冬は月の負担が数千円増えるケースもあります。
一方、設定温度の見直しやフィルターの清掃、カーテンの活用などを取り入れれば、無理なく節電することも可能です。電気代を抑えるためには、毎月の使用量やエアコンの使い方を確認し、自分の生活スタイルに合った方法で電気代を見直しましょう。
出典
公益社団法人 全国家庭電気製品 公正取引協議会 よくある質問 Q&A その他の質問 Q カタログなどに載っている電力料金の目安単価とは何ですか?
経済産業省 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト 家庭向け省エネ関連情報 無理のない省エネ節約 エアコン
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
