最近、50代妻が推し活を始め、ライブやグッズ、遠征などにかなりお金を使っています。推し活で年間30万円は使いすぎですよね? 主婦の推し活費の相場を教えてください。
特に、年間30万円もの支出があると、一般的な主婦の推し活費と比べて高額なのか気になるところです。
そこで本記事では、主婦や50代女性の推し活費の相場を紹介するとともに、年間30万円の支出をどう考えるべきか、家計への負担を抑える方法を解説します。
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主婦の推し活費の相場と50代女性の支出実態
株式会社OKB総研(岐阜県大垣市)が2023年11月に既婚女性791人を対象に実施した「既婚女性の推し活に関するアンケート調査」によると、推し活の経験者が費用として回答した金額は、月平均「5000円未満」が47.3%で最多でした。次いで「5000円以上1万円未満」が26.7%、「1万円以上3万円未満」が15.3%となっています。
50代に限ると「5000円未満」が55.2%を占め、「5000円以上1万円未満」が26.4%でした。なお、この調査では、50代の推し活経験者の8割以上が月1万円未満と回答しています。
また、ハルメク 生きかた上手研究所が2026年5月に実施した「50 代以上女性の「推し」に関する意識・実態調査 2026」では、50代以上の女性が推し活に使う年間費用は平均11万348円でした。こちらは既婚女性や専業主婦だけを対象とした調査ではありませんが、50代以上の女性の支出を知る参考になります。
ただし、推し活の費用は応援する対象や活動内容によって異なります。自宅で動画などを楽しむ場合と、遠方のライブへ何度も参加する場合では、必要な金額にも大きな差が生じるでしょう。
推し活で年間30万円は使いすぎ?
年間30万円の推し活費は、月額に換算すると2万5000円です。これは、前述のハルメク 生きかた上手研究所の調査で示された年間平均額の約2.7倍にあたり、一般的な水準と比べると高額といえるでしょう。
例えば、年間の支出がライブチケット代10万円、交通費・宿泊費12万円、グッズ代8万円を使った場合、合計30万円になります。特に遠征を伴う推し活では、こうした支出も十分に考えられます。
ただし、平均額を上回っているからといって、必ずしも使いすぎとはかぎりません。推し活費が使いすぎかどうかは、家計への負担の大きさによっても変わります。
例えば、生活費や将来に向けた貯蓄を確保したうえで、自由に使えるお金から年間30万円を支払っているのであれば、家計への影響は限定的でしょう。一方、推し活のために毎月の生活費を削ったり、必要な貯蓄を取り崩したりしている場合は注意が必要です。特に、50代は老後の生活資金についても考えたい時期にあたります。
そのため、推し活費が現在の暮らしだけでなく、将来の資金計画にも影響していないか確認し、家計に無理のない範囲で楽しむことが大切です。
推し活費を抑えるには夫婦で予算を決めることが大切
推し活の支出が気になる場合は、まず夫婦で話し合い、年間の予算を決めることをおすすめします。例えば、年間30万円の推し活費を20万円に抑えられれば、10年間で100万円の支出を減らせます。その分を老後資金などに充てることも可能でしょう。
予算を決める際は、ライブチケット代だけでなく、遠征時の交通費や宿泊費、グッズ代なども含めて考える必要があります。そのうえで、「参加するライブの回数を減らす」「近場の公演を優先する」「グッズの購入額に上限を設ける」といった工夫を取り入れると、支出を抑えやすくなります。
ただし、一方的に推し活を制限すると、夫婦間の不満につながるおそれがあるため、注意が必要です。お互いの意見や楽しみを尊重しながら、家計に無理のない範囲で予算を決めるとよいでしょう。
推し活は家計に無理のない範囲で楽しもう
50代女性の推し活費は年間平均約11万円という調査結果があり、年間30万円は比較的高額な支出です。ただし、推し活は日々の楽しみや生活の充実につながる趣味でもあるため、平均額を超えているという理由だけで、使いすぎと判断する必要はありません。
推し活を家計に負担をかけずに続けるためには、生活費や老後資金を確保したうえで、無理のない範囲で楽しむことが大切です。夫婦で家計の状況を共有し、お互いに納得できる予算を決めることで、将来への備えと趣味の楽しみを両立できるでしょう。
出典
株式会社OKB総研 既婚女性の推し活に関するアンケート調査結果
株式会社ハルメク・エイジマーケティング ハルメク 生きかた上手研究所 50 代以上女性の「推し」に関する意識・実態調査 2026
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
