最近、チョコレートがずいぶん高くなったと感じます。以前は100円で買えた商品も値上がりしていますが、チョコレートの価格はここ数年でどのくらい上がっているのでしょうか?

配信日:
この記事は約 3 分で読めます。
最近、チョコレートがずいぶん高くなったと感じます。以前は100円で買えた商品も値上がりしていますが、チョコレートの価格はここ数年でどのくらい上がっているのでしょうか?
スーパーやコンビニでチョコレートを購入する際、以前より価格が高くなったと感じる人も多いのではないでしょうか。かつて100円程度で購入できた板チョコも値上がりし、日常的に楽しんでいたお菓子の購入をためらう場面が増えています。
 
チョコレートの値上げはいつから始まり、ここ数年でどの程度進んだのでしょうか。本記事では、公的な統計やメーカーの発表をもとに、チョコレートの価格推移や値上がりの背景、今後の見通しについて解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

チョコレートの価格はここ数年で約2倍に上昇

チョコレートの価格は、2022年頃から上昇傾向が続いています。
 
総務省統計局の「小売物価統計調査」によると、東京都区部におけるチョコレート100グラム当たりの小売価格は、2020年1月の203円から2024年12月には323円となりました。約5年間で120円、割合にすると約59%の上昇です。
 
その後も値上がりは続き、2025年7月には402円を記録しています。2020年1月と比較すると約98%の上昇となり、価格は約2倍に達したことになります。
 
このように、チョコレートの価格は一度に大きく上昇したわけではなく、数年間にわたる値上げが積み重なったことで、以前より大幅に高くなっています。
 

チョコレートが値上がりしている主な理由

チョコレートの価格が上昇している大きな理由は、原材料であるカカオ豆の価格高騰です。
 
カカオ豆は主に西アフリカなどで生産されていますが、主要産地では天候不順や病害などによって生産量が減少し、供給が不安定になっています。特に2023年から2024年にかけては、こうした不作の影響でカカオ豆の国際価格が大幅に上昇しました。
 
また、原材料以外の費用も値上がりに影響しています。チョコレートの製造には電気や燃料が必要なほか、商品を包む包装資材や、店舗まで運ぶための輸送費、人件費などもかかります。これらの費用が上昇することで、製造や販売にかかる負担も増えているのです。
 
さらに、日本はカカオ豆の多くを海外から輸入しているため、円安も価格上昇の要因の一つです。円安になると、同じ量の原材料を購入する場合でも、より多くの円が必要になります。
 
このように、チョコレートの値上がりには、カカオ豆の供給不足だけでなく、製造費用の増加や為替相場の変動など、複数の要因が関係しています。
 

チョコレートは内容量が減っている場合もあるため注意

チョコレートを購入する際は、販売価格だけでなく内容量にも注目することが大切です。近年は、商品の販売価格を引き上げるだけでなく、内容量を減らすことで製造費用の上昇に対応するケースもあります。
 
こうした内容量の減少による実質値上げは「シュリンクフレーション」と呼ばれ、販売価格が変わらなくても、同じ量を購入するための負担が増えることを意味します。
 
例えば、100円で50グラム入っていた商品が、同じ価格のまま40グラムに減った場合を考えてみましょう。変更前は100グラム当たり200円でしたが、変更後は250円となり、実質的に25%の値上がりです。
 
そのため、チョコレートを購入する際は、100グラム当たりの価格を比較するとよいでしょう。特に大容量の商品が必ずしも割安とはかぎらないため、価格だけでなく内容量も確認することが大切です。こうした比較を習慣にすれば、よりお得な商品を選びやすくなります。
 

チョコレートの値上がりに備えて購入方法を工夫しよう

チョコレートの価格は、2020年から2025年にかけて大幅に上昇しました。今後、カカオ豆の生産量が回復すれば、原材料価格が落ち着く可能性はありますが、輸送費や人件費なども販売価格に影響するため、すぐに以前の価格へ戻るとはかぎりません。
 
そのため、家計への負担を抑えるには、スーパーの特売や店舗ごとの価格差を活用することが大切です。また、購入時に100グラム当たりの価格を確認すると、容量の異なる商品も比較しやすくなります。
 
チョコレートは身近な食品だからこそ、値上がりによる家計への影響も無視できません。今後も価格の動向に目を向けながら、無理のない範囲で購入方法を工夫していきましょう。
 

出典

総務省統計局 小売物価統計調査(動向編) 月次
国立研究開発法人 国際農林水産業研究センター 1165. カカオ・コーヒー価格の高騰
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

  • line
  • hatebu

LINE