子どもが小さいので、在宅できる仕事を探しています。外に働きに出るより収入が減りそうで心配なのですが、在宅の仕事だけで月20万円くらい稼ぐことは可能なのでしょうか?
では、在宅の仕事だけで月20万円程度を稼ぐことは可能なのでしょうか。
結論からいえば、可能です。ただし、仕事を始めてすぐに毎月安定して20万円を得られるとはかぎりません。働ける時間や仕事内容、これまでの経験やスキルによって大きな差があります。
ファイナンシャルプランナー、CFP(R)認定者、1級ファイナンシャルプランニング技能士、DC(確定拠出年金)プランナー
月20万円なら「時給」から逆算して考える
まず、月20万円を稼ぐために、どのくらい働く必要があるかを考えてみましょう。
例えば、月100時間働けるなら、1時間あたり2000円で月20万円です。月80時間なら、1時間あたり2500円が必要になります。
子どもが小さい場合、毎日まとまった時間を確保するのは難しいこともあります。そのため、「何時間働けるか」と「その時間でいくら稼げる仕事か」をセットで考えることが大切です。
単価の低い仕事だけでは20万円は難しい
在宅でできる仕事には、データ入力や事務代行、ライティング、経理、オンラインでのカスタマーサポート、デザイン、Web関連の仕事などがあります。
比較的始めやすい仕事は、単価が低い傾向があります。例えば、東京都の最低賃金(2026年10月1日から時給1280円)で働く場合、月20万円を得るには約157時間必要です。育児をしながらでは、これだけの労働時間を確保するのが難しいケースもあるでしょう。
一方、これまでの職歴や資格、得意分野を生かして、経理や専門的な事務、Web制作など単価の高い仕事を受けられるようになると、短い労働時間でも収入を増やしやすくなります。
「月20万円=手取り20万円」ではない
もう一つ注意したいのが、「月20万円稼ぐ」と「20万円を自由に使える」ことは同じではないという点です。
例えば、会社などに雇用され、額面で月20万円の給与を受け取る場合は、社会保険料や税金などが差し引かれるため、手取り額は20万円より少なくなります。実際の金額は、年齢や扶養家族の有無、加入する社会保険などによって異なります。
一方、フリーランスの場合は「売り上げ20万円」がそのまま手取りになるわけではありません。例えば、仕事に必要な経費が月3万円かかれば、まず残るのは17万円です。さらに、所得に応じて税金や社会保険料などを負担することになります。
働き方によって計算方法は異なりますが、収入目標を立てる際には、最終的に家計にいくら残るのかまで考えておくことが大切です。
最初は「月5万円→10万円→20万円」と段階的に
在宅ワークでは、仕事を探す時間や取引先とのやり取りなど、報酬が発生しない時間もあります。
そのため、最初から月20万円を目指すより、まず月5万円、次に10万円と段階的に収入を増やしていく方法も現実的です。実績や経験が増えれば、より単価の高い仕事を受けられる可能性も高まります。
まとめ
在宅の仕事だけで月20万円を稼ぐことは可能です。ただし、大切なのは「在宅でできる仕事を探す」だけではなく、自分の経験や得意分野を生かして、時間あたりの収入を高めていくことです。
特に子どもが小さい時期は、無理に長時間働くのではなく、まず確保できる時間を確認しましょう。そのうえで、手取り額や家計全体で必要な収入も考えながら、育児と両立できる働き方を少しずつ作っていくことが大切です。
出典
東京労働局 東京都最低賃金は10月1日から時間額1,280円になります
執筆者 : 水上克朗
ファイナンシャルプランナー、CFP(R)認定者、1級ファイナンシャルプランニング技能士、DC(確定拠出年金)プランナー
