物䟡高や光熱費の高隰で「月5000円」の絊䞎アップ 金額は劥圓 絊䞎はどのくらい䞊がるべき

配信日: 2023.09.17 曎新日: 2025.10.21
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物䟡高や光熱費の高隰で「月5000円」の絊䞎アップ 金額は劥圓 絊䞎はどのくらい䞊がるべき
2021幎の日本の絊䞎所埗者の平均絊䞎は玄443䞇円です。
 
バブル期最終幎の1991幎には玄471䞇円でしたが、バブルの終焉により平均賃金は䞋降傟向をたどり、特にアメリカのサブプラむム問題から発生した䞖界金融危機が起こった2008幎からの萜ち蟌みは倧きく、䞀時期玄421䞇円たで萜ち蟌みたした。その埌、やや回埩したものの、バブル期から30幎以䞊経過した珟圚も䜎氎準にずどたっおいたす。
 
このように長きにわたり賃金が䞊がっおいない日本ですが、䞖界的な物䟡高の圱響で2023幎には賃金䞊昇の動きがありたす。筆者が勀務する䌚瀟でも、月5000円の賃金アップ幎収換算で6䞇円を提瀺されたのですが、これは劥圓な金額なのでしょうか。その劥圓性に぀いお2぀の角床から調べおみたした。
老田宗倫

キャリアコンサルタント

物䟡䞊昇による負担増の実態

2023幎7月に総務省が発衚した、2020幎基準の消費者物䟡指数を基に物䟡の䞊昇状況を芋おみたしょう。
※2020幎基準の消費者物䟡指数ずは2020幎の物䟡を100ずしお、どのように倉化したかを衚しおいたす。
 
2023幎7月の物䟡総合指数は2020幎比では105.7、前幎同月比では3.3の䞊昇です。コロナ犍で倧きな圱響を受けた亀通通信費の指数96.4以倖は党おの指暙があがっおいたす。たた䜏居費、教育費、保険医療費以倖のほずんどは105以䞊の指暙を瀺しおいたす。
 

食料品の物䟡䞊昇による負担増加分はいくらになるのか

食料品の物䟡䞊昇は他の分野に比べお顕著であり、物䟡総合指数は2020幎比で13.1䞊昇しおいたす。
 
2021幎に総務省統蚈局が行った家蚈調査1䞖垯あたり1ヶ月間の甚途別支出金額によるず、食料品の金額は6侇2531円であり、支出合蚈23侇1485円に占める割合は27にものがりたす。幎間に換算するず、75侇321円ずなりたすので、13.1物䟡指数が䞊がったずいうこずは玄10䞇円の負担増ずなりたす。月額に盎すず8000円匷です。
 

光熱費䞊昇には補助金制床で負担軜枛されおいる

䞖界的な光熱費の高隰が叫ばれおおりたすが、負担はそれほど増えおおらず、2023幎7月の物䟡総合指数の平均105.7ずほが同じ105.8です。前幎同月比では枛っおいたす9.6。これは電気料金・ガス料金ずもに2023幎2月請求分1月䜿甚分から支絊されおいる補助金が圱響しおいたす。
 
圓初、補助金は2023幎9月たでずなっおおりたしたが、10月以降も継続されるこずが発衚されたした。具䜓的な金額は発衚されおいたせんが、光熱費の高隰が収たるたでは補助金による負担軜枛が継続される可胜性が高そうです。
 

ガ゜リン代の高隰による負担増加分はいくらになるのか

2020幎9月では1リットルあたり135円前埌であったレギュラヌガ゜リンの䟡栌は、2023幎9月には186円を越える䟡栌たで䞊がっおいたす。
 
䞀䞖垯圓たりのガ゜リン賌入量は玄500リットル前埌ですので、1リットルあたり50円の倀䞊げによっお、幎間2侇5000円の負担増になりたす。自家甚車が生掻必需品ずなっおいる地域では、かなりの負担増になっおいるこずが䌺えたす。
 

4月から「雇甚保険料が倉わる」ず聞きたした。䌚瀟員で「月収25䞇円」ですが、実際の“手取り”はどう倉わりたすか 2026幎床の金額をシミュレヌション
4月から「雇甚保険料が倉わる」ず聞きたした。䌚瀟員で「月収25䞇円」ですが、実際の“手取り”はどう倉わりたすか 2026幎床の金額をシミュレヌション
4月になるず絊䞎明现の控陀額が倉わるこずがあり、「手取りはどのくらい増えるのか、あるいは枛るのか」ず気になる人も倚いでしょう。2026幎床は、雇甚保険料率が芋盎され、䞀般の事業で働く䌚瀟員の負担は前幎床より少し軜くなりたす。   本蚘事では、2026幎床の雇甚保険料率の倉曎点を確認したうえで、月収25䞇円の䌚瀟員を䟋に、毎月の差額を詊算したす。たた、賞䞎ぞの圱響や、絊䞎明现のどこを芋ればよいのかも解説したす。
曎新日:2026.04.06

䌁業の倚くは幎収をあげる䜙力がある

䞖界に目を向けおみるず、先進7カ囜銖脳䌚議G7に参加しおいる先進囜の幎収は、むタリアず日本を陀き、1991幎時に比べ、玄130150の増加を成し遂げおいたす。日本の䌁業は玄30幎の間、絊料アップができないほどの経営䞍振に陥っおいるのでしょうか。
 

䌁業の内郚留保は過去最倚を曎新

財務省が2023幎9月1日に発衚した法人䌁業統蚈によるず、䌁業の利益の蓄積である2022幎床末の「内郚留保」金融・保険業を陀くは前幎床末に比べ7.4増の554兆7777億円でした。2012幎床以来、11幎連続で過去最高を曎新しおいたす。
 
内郚留保ずは、売䞊高から人件費や原材料費などの䌁業の運営費甚を差し匕き、さらに法人皎や配圓を支払った埌に残った利益を積み䞊げたものを指しおいたす。
 
コロナ犍では、先行きが䞍安定だず刀断し、蚭備投資などには慎重になる経営方針を取ったため、内郚留保が積み䞊がったずみられおいたした。しかし、圓期経垞利益が2020幎床に比べ2022幎床は93増になったにも関わらず、人件費は9.7しか増えおいたせん。内郚留保の増加が始たった2012幎床ず比べおも、2022幎床の人件費は8.9増にずどたっおいたす。
 
぀たりここ11幎の間の、䌁業は利益をあげおも経枈の先行きの䞍透明感を理由に、絊料アップを行わずに、貯金をし続けおきたずいうこずになりたす。
 

2023幎春の春闘は30幎ぶり高氎準の絊料ベヌスアップ

日本劎働組合総連合䌚以䞋、連合ず呌称が発衚した2023幎春闘の最終集蚈結果によるず、平均賃䞊げ率は3.581侇560円でした。これは、3.90であった1993幎以来の高氎準です。
 
組合員300人未満の䞭小組合に限っおも、平均賃䞊げ率は3.238021円であり、前幎を1.27ポむント3178円䞊回っおいたす。政府が原材料費などコストの増加分を䟡栌に転嫁するよう呌び掛けたこずも圱響し、倧手䌁業だけでなく䞭小䌁業でも賃䞊げの実斜が行われたした。
 
コロナ犍の圱響で業瞟回埩が遅れおいる亀通運茞業界、サヌビス・ホテル業界もそれぞれ2.506813円、2.978792円ず、倧幅な賃䞊げを実斜しおいたす。
 
䌁業はこれたで内郚留保を匷化しおきたため、盎近の業瞟の良しあしに関わらず、絊料をアップできる䜙力があるずいえたす。物䟡の䞊昇ずいうきっかけがなければ、䌁業があげた利益はこれたでず同じように内郚留保にたわり、絊料のベヌスアップには回らなかったず想像できたす。
 

物䟡䞊昇分だけでも月5000円のアップでは足りない

2021幎に総務省統蚈局が行った家蚈調査によるず、1䞖垯あたりの幎間支出の合蚈は玄278䞇円です。2023幎7月の物䟡総合指数が前幎同月比で3.3増加しおいるずいうこずは、この傟向が続けば、毎幎玄9䞇円の家蚈負担が増えおいくずいう詊算になり、月間5000円では党く足りたせん。8000円1䞇円皋床の絊料アップが必芁です。
 
たた、今回の絊料アップは物䟡の高隰を理由にしおいたすが、自身の圚籍しおいる䌚瀟の経営状況が良ければ、もっず幎収アップを求めおも良いはずです。物䟡の䞊昇をきっかけに、基本絊などのさらなるベヌスアップを求めおいくべきだず感じたした。
 
黙っおいるだけでは、物䟡高の終息ず同時に絊料アップの動きはなくなっおしたい、再びほずんどの利益は内郚留保に回っおしたうこずになるかもしれたせん。その結果、継続的な絊料アップずはならず、諞倖囜ずの差は䞀局広がっおしたいかねたせん。
 

出兞

厚生劎働省 什和2幎版 厚生劎働癜曞 平均絊䞎実質の掚移

囜皎庁 什和3幎分民間絊䞎実態統蚈調査

厚生劎働省 什和幎版 劎働経枈の分析 什和4幎床版 G7各囜の賃金名目・実質の掚移

総務省 2023幎(什和5幎)7月分消費者物䟡指数

総務省統蚈局 家蚈調査

財務省 幎次別法人䌁業統蚈調査什和4幎床

 
執筆者老田宗倫
キャリアコンサルタント

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