更新日: 2023.09.21 年収

公務員の給与にはやっぱり敵わない!?政府モデル「月給40万円」を超える職業とは?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

公務員の給与にはやっぱり敵わない!?政府モデル「月給40万円」を超える職業とは?
令和4年に発表された「国家公務員給与等実態調査報告書」によると、国家公務員の平均給与は約41万円でした。高給取りとも呼ばれる公務員ですが、民間企業の中にも政府モデル「月給40万円」を超える職業はあるのでしょうか。
 
今回は国家公務員と民間企業の平均給与や、公務員の平均月収より高給取りに該当する職業を調べてみました。
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国家公務員の平均給与は41万円!?

先の資料によると、2022年の国家公務員の平均給与月額は41万3064円でした。内訳は以下のとおりです。

●俸給:33万4711円
●地域手当等:4万3123円
●俸給の特別調整額:1万1956円
●扶養手当:9264円
●住居手当:6510円
●その他:7500円

ボーナスに関しては、2022年の夏のボーナスは平均で約58万4800円、冬のボーナスは平均で約65万2100円でした。
 
これらのデータをもとに、国家公務員の平均年収の目安を計算すると以下のとおりです。
 
(41万3064円×12ヶ月)+58万4800円+65万2100円=619万3668円
 

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民間企業の平均給与はどれくらい?

国税庁の「令和3年分民間給与実態統計調査」によると、1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は443万3000円でした。内訳は以下のとおりです。

●平均給料・手当:376万7000円(年間)
●平均賞与:66万6000円

ボーナスを除いて、月給に換算すると、約31万3917円になります。
 
ただし、これには正社員と正社員以外も含まれています。正社員だけで見ると、平均年収は508万4000円です。ここから平均賞与を引くと平均給与は441万8000円で、月収に換算すると約36万8167円になります。
 
これらのデータを比較すると、国家公務員は民間企業と比較して高給取りであることが分かります。
 

月給40万円を超えるのはどんな職業?

業種別に見ると、民間企業でも公務員より月給の高い職業があることが分かります。
 
例えば、国税庁の「令和3年分民間給与実態統計調査」では「電気・ガス・熱供給・水道業」が年収766万円で収入が最も高い業種でした。月給にすると50万7500円になります(ボーナス除く)。
 
次に高かったのは「金融業、保険業」の677万円で、これを月給に換算すると、約43万5833円です(ボーナス除く)。
 
「情報通信業」の年収は624万円で、月給に換算すると42万2500円(ボーナス除く)で、国家公務員の平均月給を超えています。
 
転職サイトの「マイナビ転職」が公表している「2023年版業種別モデル年収平均ランキング」も、月給40万円を超える職業を探す際に参考になります。ランキングのトップ10は以下のとおりです。

1位 外資系金融 1683万円
2位 生命保険・損害保険 846万円
3位 環境関連設備 791万円
4位 専門コンサルタント 780万円
5位 住宅・建材・エクステリア 754万円
6位 不動産 754万円
7位 リフォーム・内装工事 743万円
8位 専門店(自動車関連) 685万円
9位 商品取引 677万円
10位 総合商社 668万円

上記年収の内訳は分からないものの、ボーナスを引いて平均給与を計算すると、政府モデル「月給40万円」は超えると考えられます。
 

やっぱり公務員は高給取り!? モデル年収をチェックして理想の職業を考えよう!

さまざまな職業の平均給与を調べてみると、公務員は民間企業と比較して、高給取りであることが分かります。
 
しかし、民間企業の中にも、職種によっては公務員の平均月給を超える仕事があります。理想の職業を考える際は、公務員と民間企業を比較するだけでなく、職業別のモデル年収もチェックしてみるとよいでしょう。
 

出典

人事院給与局 令和4年国家公務員給与等実態調査報告書 Ⅰ 調査結果の概要
国税庁 令和3年分民間給与実態統計調査
マイナビ転職 【全111業種】2023年版業種別モデル年収平均ランキング
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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