24歳公務員の彼氏とのデート費用は「割り勘」という大学生の娘。年収があまり高くないのでしょうか？

大学生の娘がすでに社会人で公務員として働いている彼氏と割り勘をしていると、彼氏の収入が低いのではないかと不安になる方もいるでしょう。しかし、割り勘をしているからといって収入が関係しているとは限りません。
 
今回は、デートで割り勘をしたいと考えている方の割合や、費用をおさえてデートする方法などについてご紹介します。

デートで割り勘にしたい人はどれくらい？

株式会社ONE FOR ONEが20代から30代の男女を対象に行った「デート代論争についてのアンケート」によると、デートでお金を支払う割合として最も多い回答は女性が「割り勘」で52％、男性は「男性が多く払う」で38.2％でした。
 
一方、デート費用は相手におごってほしいもしくは多く支払ってほしいと思うか、という質問に対しては、女性は「はい」が52％、男性は「割り勘がいい」が57.4％という結果です。
 
つまり、実際に払うときは女性側も割り勘を許容しているものの、実際には払ってほしいと考えているケースが多いといえます。対して、男性は多く支払うことが多いものの、実際は割り勘をしたいと考えている方が多いようです。
 
アンケート結果から、デートで彼氏が割り勘をしたいと考えることはあまり珍しくないといえるでしょう。
 

公務員の平均年収はいくら？

総務省の「令和5年地方公務員給与の実態」によると、地方公務員で一般行政職の方の平均年収は638万7000円でした。しかし、この平均年収はあくまで全ての世代を合わせて計算したものです。
 
経験年数別で見ると、1年目から5年目までの地方公務員の方の平均年収は以下のようになります。

●1年未満：396万6000円
●1～2年未満：343万8000円
●2～3年未満：374万円
●3～5年未満：398万円

例えば、彼氏が22歳で大学を卒業したあとに2年ほど働いているとすると、年収は地方公務員全体の平均よりも260万円ほど低い可能性があります。もし2人ともあまりデートにお金をかけられなかったり将来に向けて貯金をしたかったりする場合は、お金のかからないデート方法も検討してみましょう。
 

お金のかからないデート方法

収入によってはなるべく割り勘にしないと生活に影響が出るケースもあります。前述した株式会社ONE FOR ONEのアンケートによると、デート費用が生活費を圧迫していると感じている男性は半数ほどいました。
 
仮に毎回デートで割高なレストランや飲食店で外食をしたり、ショッピングモールで買い物をしていたりすると、デート費用が大きな負担になる可能性があります。そのため、お金があまりかからないデートプランも検討してみるとよいでしょう。
 
例えば、費用負担が少なく楽しめるデートプランには、以下のようなものが挙げられます。

●海デート
●ピクニックデート
●ドライブデート
●美術館デート
●おうちデート

毎回ではなく、たまにこうしたお金があまりかからないデートにしてみると、負担軽減ができるとともに普段とは異なるデートを楽しめるでしょう。
 

割り勘をしているからといって年収が低いとは限らない

アンケート結果より、デートで割り勘を選択している方は女性で約5割いました。また、男性でデートは割り勘にしたいと考えている方も約5割と、多くの方がデートで割り勘を選択肢として考えていることが分かります。
 
そのため、娘が彼氏と割り勘にしていても、彼氏の年収が低いとは限りません。お互い納得したうえで、収入に関係なく割り勘を選択している可能性もあるでしょう。
 
しかし生活費を圧迫するなどの理由で割り勘にしているのであれば、海デートやピクニックデートなどの比較的費用がかかりにくいデートもおすすめです。
 

出典

株式会社ONE FOR ONE あけるさいむ デート代割り勘論争、20-30代調査！男性の5割「割り勘がいい」、女性の5割「奢ってほしい」と回答。
総務省 令和5年地方公務員給与の実態 第8表 団体区分別，会計別，職種別，学歴別，経験年数別職員数及び平均年間給与 （1）全地方公共団体 全会計 一般行政職（311ページ）
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー