小中高で働く「ALT （外国語指導助手）」の「収入」は？ 「仕事内容」はどのようなもの？
そこで今回は、ALTの役割や報酬目安について解説します。
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ALTについて
ALTとは「Assistant Language Teacher（外国語指導助手）」の略で、日本の学校において、英語の授業をサポートする外国人講師を指します。
応募にあたってはさまざまな条件がありますが、大学の学士以上の学位取得者または来日までに学士以上の学位取得見込みであることなどがあげられます。3年以上の初等学校若しくは中等学校の教員養成課程を修了した者、または来日日までに同課程を修了見込みの者でもよいとされているようです。
採用は、毎年10月〜11月に日本大使館・領事館を通じて募集を行います。書類選考、面接を経て翌年4月に合格発表が行われる流れです。期間は原則、来日翌日日より1年とされていますが、必要な能力を有すると認められた場合は最長3年、さらに特に優れていると認められた場合には5年を限度に勤務にあたります。
ALTの役割
ALTの主な役割は、クラス担任や英語担当教員の補助として授業に参加することです。主な仕事内容は次のように多岐にわたります。
●授業中にネイティブスピーカーとして発音や会話例を示す
●教材の準備や授業計画の打ち合わせへの参加
●スピーチコンテストの指導、学校イベントへの参加
●地域での国際交流活動への協力など
担当教員の考えた指導案を基に打合せを行い、教材作成の補助や授業の進行や発音は、ALTが行っていることが一般的なようです。
ALTの報酬について
一般財団法人自治体国際化協会（CLAIR）によると、JETプログラムにおいて、ALTとして参加した際の報酬目安は次の通りです。
●1年目：402万円程度
●2年目：414万円程度
●3年目：426万円程度
●4年～5年目：432万円程度
1年目の報酬は402万円程度となっており、年数が増えるごとに報酬も増加しますが、住民税や所得税はこの報酬から支払う必要があります。
ALTは公立学校の教育現場で英語授業を支える大切な存在｜報酬は年400万円台が目安
ALT（外国語指導助手）は、日本の公立学校における英語教育を補助する役割を担っていて、おもにJETプログラムを通じて全国の自治体に派遣されています。
仕事内容は、授業中の発音のモデルや会話練習、教材作成のサポート、学校イベントへの参加など多岐にわたります。報酬は1年目で402万円程度からスタートして、年数を重ねるごとに増額はあるものの、受け取った報酬の中から住民税や所得税の支払いも必要です。
日本の学校におけるALTは、子どもたちが英語をより身近に感じるための重要な役割を担っているといえるでしょう。
出典
一般財団法人自治体国際化協会（CLAIR） JETプログラムリーフレット
一般財団法人自治体国際化協会（CLAIR） よくある質問
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
