夫婦ともに「年収700万円」、子ども2人の4人家族です。「世帯年収1400万円ならかなり裕福」と言われますが、国内で上位何%くらいなのでしょうか?
本記事では、国内の世帯所得の分布を基に、所得1400万円以上の世帯が占める割合や、高年収でも生活に余裕を感じにくい理由について解説します。
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
子どものいる世帯の平均所得はいくら?
厚生労働省が公表している「2025年 国民生活基礎調査の概況」によると、2024年の児童のいる世帯の平均所得金額は857万3000円でした。全世帯の平均所得金額は575万2000円で、児童のいる世帯は約1.5倍の水準です。
今回のケースでは、夫婦それぞれの年収が700万円で、世帯年収は1400万円です。児童のいる世帯の平均所得と比べると、542万7000円上回っています。
世帯年収1000万円以上はどれくらいいる?
同調査によると、国内の全世帯のうち、所得1000万円以上の世帯は約13.8%です。この数字は、国内の世帯のおよそ7世帯に1世帯が所得1000万円以上に該当することになります。
1400万円なら上位何%?
国内の全世帯のうち、所得1400万円以上の世帯は約5.1%です。全体のおよそ20世帯に1世帯に当たります。そのため、今回のケースのように夫婦それぞれが年収700万円を得ている家庭は、一般的な世帯と比べて高い収入水準にあるといえます。
ただし、住宅ローンや子どもの教育費など、家族構成や支出の状況によって、家計の余裕は異なります。世帯年収の高さだけで、生活にゆとりがあるとは言い切れません。
高年収でも余裕を感じにくい理由は?
高年収でも生活に余裕を感じにくい理由はおもに次の3つです。
・税金が高い
・住宅ローンや家賃が家計を圧迫している
・教育費が高い
まず、税金や社会保険料の負担です。所得が増えると所得税の税率が上がる場合があり、額面年収と手取り額には差が生じます。収入の増加分が、そのまま自由に使えるお金になるとは限りません。
次に、住宅ローンや家賃も家計を圧迫する要因になり得ます。高額な住宅を購入したり、利便性の高い地域に住んだりすると、住居費の負担が重くなることがあります。住宅費が毎月の支出の多くを占めると、貯蓄や他の支出に回せる金額が少なくなることも考えられます。
さらに、子どもの教育費も家計に影響します。私立学校への進学に加え、塾や習い事などにも費用をかける場合、教育費の負担が大きくなることがあります。子どもの人数や進学先によっては、長期的な支出に備えて計画的に貯蓄する必要があります。
家計に余裕がなくなる原因としては、毎月の収支を把握しきれていないことや、収入に対して支出が多くなっていることなどが考えられます。毎月のお金の流れを整理し、負担になっている支出を見直すことで、家計の改善につながるでしょう。
世帯所得1400万円以上は国内では上位約5.1%に入る
国内の全世帯のうち、所得1400万円以上の世帯は約5.1%であり、全体の1割にも満たない少数の世帯に当たります。夫婦それぞれが年収700万円を得ている家庭は、世帯年収が1400万円となり、収入面では高い水準にあるといえるでしょう。
ただし、世帯年収が高くても、手元に残るお金が多いとは限りません。税金や社会保険料に加え、住宅ローンや家賃、子どもの教育費など、毎月の支出が増えれば家計の負担も重くなります。
将来の家計に備えるためにも、子どもの進学や住宅の購入など、将来に向けてまとまった資金を準備することが大切です。
出典
厚生労働省 2025(令和7)年 国民生活基礎調査の概況 II 各種世帯の所得等の状況 (9、10ページ)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
