父が亡くなり、親族から「戒名はきちんと付けたほうがいい」と言われました。葬儀費用だけでも負担が大きいのですが、お金をかけてでも戒名を付けるのが一般的なのでしょうか?

配信日:
この記事は約 3 分で読めます。
父が亡くなり、親族から「戒名はきちんと付けたほうがいい」と言われました。葬儀費用だけでも負担が大きいのですが、お金をかけてでも戒名を付けるのが一般的なのでしょうか?
父親が亡くなり、葬儀の準備を進めるなかで「戒名を付けたほうがよい」と親族から勧められることがあります。一方、葬儀にはまとまった費用がかかるため、戒名にもお金をかけるべきなのか迷う方は少なくありません。
 
そもそも戒名は、どのような場合に付けるものなのでしょうか。また、費用をかけてでも付けるのが一般的なのか、気になる方もいるでしょう。本記事では、戒名を付ける意味や費用の考え方、付けない場合の注意点について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

【PR】ソニー生命保険株式会社

戒名についての基礎知識

戒名とは、仏門に入ったことを示す名前のことで、仏式の葬儀では亡くなった方に僧侶から戒名を授けてもらうのが一般的です。ただし、宗派によって呼び方は異なり、例えば浄土真宗では一般に「法名」と呼ばれます。
 
仏式で葬儀や供養を行う家庭では戒名を付けるケースが多いものの、法律上、亡くなった人に戒名を付けなければならないという決まりはありません。そのため、葬儀の形式や故人の信仰、家族の考え方によっては、戒名を付けない選択も可能です。
 
ただし、「必ず必要なものではないから、付けなくても問題ない」と一概に判断するのは避けたほうがよいでしょう。先祖代々のお墓が寺院にあり、付き合いのある菩提寺がある場合は、戒名の有無が納骨に関係することもあります。戒名を付けないことを検討している場合は、あらかじめ菩提寺に確認しておくと安心です。
 

戒名の費用を考える際のポイント

戒名を授けてもらう際に納めるお金は、一般に「戒名料」と呼ばれることがありますが、実際には僧侶へのお布施として渡すのが基本です。そのため、商品やサービスのように全国一律の料金が決まっているわけではありません。
 
金額は宗派や寺院、戒名の位などによって変わり、目安として数十万円程度になることも珍しくありません。また、より位の高い戒名を希望する場合は、さらに負担が大きくなるケースもあります。
 
ただし、親族から「きちんとした戒名を付けたほうがよい」と勧められても、無理をして高額な戒名を選ぶ必要はありません。戒名を付けるかどうかや、どの程度の費用をかけるかは、家計への負担も踏まえて家族で話し合い、納得できる形で決めることが大切です。
 
費用が心配な場合は、まず菩提寺に事情を伝えて相談するとよいでしょう。「お布施はいくら用意すればよいでしょうか」と率直に尋ねれば、金額の目安を確認しやすくなります。葬儀では短期間にさまざまな支払いが発生するため、戒名だけを切り離して考えず、葬儀全体で無理のない組むことも意識したいところです。
 

戒名を付けない場合に確認しておきたいこと

戒名を付けないことを考えている場合は、まず納骨先について確認しておく必要があります。
 
戒名を付けなかったり、別の寺院に葬儀や戒名を依頼したりすると、そのまま納骨できるとはかぎりません。
 
そのため、先祖代々のお墓が寺院墓地にあり、その寺院が菩提寺となっている場合は、納骨にあたって寺院の方針を確認しておくと安心です。「戒名を付けなくても納骨できるのか」「供養にあたって必要な手続きはあるのか」などを事前に確認しておけば、後から困るリスクを減らせます。
 
親族が戒名を強く希望している場合は、故人が生前にどのような供養を望んでいたのかも含めて話し合うことが大切です。それぞれの考えや費用面の事情を共有すれば、「高い戒名を付けるか、付けないか」という二者択一ではなく、家族が納得できる方法を検討しやすくなるでしょう。
 

戒名は費用だけで決めず、故人の意向と今後の供養を考えて選ぼう

戒名は仏式の葬儀では広く用いられていますが、費用をかけて高い位の戒名を付けることだけが故人を大切にする方法ではありません。戒名を付けるかどうかを決める際は、故人の宗教観や生前の希望、家族の考え方に加え、菩提寺との関係や今後の納骨方法を確認したうえで判断することが大切です。
 
葬儀費用の負担が大きい場合には、無理をして決める前に菩提寺や葬儀社へ相談する方法もあります。戒名の必要性やお布施について事前に確認し、家族が納得できる形を考えながら故人を見送る方法を選びましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

  • line
  • hatebu

LINE