更新日: 2020.06.12 葬儀

いざというときのために知っておきたい。葬儀・お墓・仏壇・相続などの費用について

いざというときのために知っておきたい。葬儀・お墓・仏壇・相続などの費用について
葬儀にかかる費用は、葬儀代だけではありません。お墓や仏壇に費用がかかるのはもちろん、相続の手続きのために行政書士などに依頼する費用も必要です。いざというときのために、およそいくら必要になるのか、事前に知っておきたいもの。
 
今回は、終活関連サービスを提供する株式会社鎌倉新書が発表した「第4回お葬式に関する全国調査(2020年)」(※)を見てみましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

葬儀関連の費用

この調査は、直近2年半以内に葬儀を行った(携わった)経験のある40代以上の人を対象にしたものです。まずは葬儀関連の費用から見ていきます。
 
【お葬式にかかった費用(火葬場使用料、および、式場使用料を含む。ただし、飲食・返礼品費用、お布施は除く)】
1位:100万円以上120万円未満 14.0%
2位: 80万円以上100万円未満 13.6%
3位: 40万円以上 60万円未満 10.7%
→平均:119.2万円
 
ボリュームゾーンは、80万円以上120万円未満ということになりました。平均費用は119.2万円ということで、まとまったお金が必要になりそうです。
 
葬儀を行う場合、寺・教会・神社など宗教者へのお礼も必要になりますが、いくらくらいが相場になるのでしょうか。
 
【お布施の額】
1位: 1万円以上10万円未満 27.6%
2位:10万円以上20万円未満 22.7%
3位:20万円以上30万円未満 15.4%
→平均:24万円
 
ボリュームゾーンは、1万円以上20万円未満ということに。地域や宗派によってもお布施の相場が変わることもあるため、葬儀社を通じて依頼するのであれば、あらかじめ相場を聞いておくのもいいでしょう。
 
では、精進落としなど、葬儀の飲食にはいくらくらいかかるのでしょうか。
 
【葬儀の飲食にかかった費用】
1位:10万円未満      32.3%
2位:10万円以上20万円未満 25.1%
3位:20万円以上40万円未満 20.1%
→平均:31.4万円
 
およそ8割の人は、40万円未満に収まっていることがわかります。飲食費用については、葬儀の参列者の数に大きく依存しそうですね。

香典と香典返しについて

飲食費と同じく、参列者の人数で大きく変わるのが、香典返しなど葬儀の返礼品にかかる費用です。
 
【葬儀の返礼品にかかった費用】
1位:10万円未満      33.9%
2位:10万円以上20万円未満 22.1%
3位:20万円以上40万円未満 18.8%
→平均:34万円
 
葬儀の返礼品については、だいたい葬儀の飲食代と同程度の費用ということがわかります。では、参列者の香典の合計についてはどのくらいになっているのでしょうか。
 
【会葬者からの香典の合計】
1位:10万円未満      18.7%
2位:20万円以上40万円未満 13.5%
3位:10万円以上20万円未満 12.7%
→平均:71万円
 
香典返しは、いただいた香典の1/3〜1/2が相場と言われています。さきほどの平均費用から計算すると、香典の約半額で返礼を行っている人が多いということがわかります。ちなみに、香典については、以下の結果も参考になりそうです。
 
【お香典を出した割合とお香典に包んだ額】
<親族の葬儀>
・お香典を出していない:4割以上
・お香典の平均:「配偶者の親」3.6万円、「自分の親」2.6万円、「自分の兄弟・姉妹」2.4万円
 
<職場関係・友人・知人等の葬儀>
・親族の葬儀と比較し、お香典を出していない割合は少ない
・5000円から1万円に集中し、3万円以上を包むという割合は少ない
 
いざというときのために、相場として頭の片隅に入れておくといいかもしれません。

【PR】相続する土地・マンションがあなたの生活を助けるかも?

葬儀以外の出費も。お墓や仏壇、相続手続きについて

次に、葬儀以外でかかる費用を見ていきましょう。
 
まずは欠かせないお墓についてです。そもそもお墓については、9割近くの人が「購入していない」「費用はかかっていない」と回答しています。すでにある家族のお墓に入れるなどの人が多いのかもしれません。
 
【お墓の購入にかかった費用】
1位:100万円以上150万円未満 25.0%
2位: 50万円以上100万円未満 20.1%
3位: 25万円以上 50万円未満 12.7%
→平均:135万円
 
お墓を買うとなると、最初に見た葬儀費用よりお金がかかるということがわかります。
 
では、仏壇についてはどのようになっているのでしょうか。そもそも仏壇について「費用はかかっていない」という方は、全体の約7割でした。
 
【仏壇の購入にかかった費用】
1位:25万円以上 50万円未満 29.1%
2位:25万円未満       27.7%
3位:50万円以上100万円未満 23.2%
→平均:73.2万円
 
仏壇を買っていない人も多いなか、平均は約73万円ということになりました。葬儀代や葬儀にまつわる費用をすべて足していくと、かなりの額になることがわかりますね。最後に、相続に関する費用を見てみましょう。
 
【相続のため行政書士などに依頼した費用】
1位:25万円未満       54.4%
2位:25万円以上 50万円未満 19.7%
3位:50万円以上100万円未満 12.8%
→平均:49.3万円
 
ちなみに、全体の約7割の人は「費用はかかっていない」と回答しています。この手続きが必要になるのは、一般的に親族が亡くなった場合に限られると考えられます。なかには500万円以上かかったという方もいらっしゃるものの、多くの人は50万円未満に収まっているようです。
 
お葬式とひとくちに言っても、かかる費用はこんなにも多岐にわたるのですね。関わる機会が少ないほうがもちろんいいのですが、いざというときのためにどれくらいお金が必要になるのかを把握しておくことは大切と言えそうです。
 
出典 ※株式会社鎌倉新書「第4回お葬式に関する全国調査(2020年)」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部


 

ライターさん募集