ゴールド免許を持っていると保険料が安くなる？他にもお得なメリットがたくさん！

車の免許更新の際、5年間無事故無違反であればゴールド免許が取得できます。普段車をよく使う人でゴールド免許を保有しているなら、かなりの優良運転者であるといえます。

このゴールド免許を保有することで、さまざまな特典を受けられることをご存じでしょうか？

今回は、ゴールド免許を保有することで受けられるメリットについて紹介します。

執筆者：新井智美（あらい　ともみ）

CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員

聞くのは耳ではなく心です。
あなたの潜在意識を読み取り、問題解決へと導きます。
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1 ゴールド免許を保有するには？（※1）
2 ゴールド免許を持つことによって得られるメリットとは？
3 まとめ

ゴールド免許を保有するには？（※1）

ゴールド免許を保有するには、免許証を保有している期間が5年以上、かつ、免許更新前の基準日より前の5年間に無事故無違反である必要があります。ちなみに基準日とは、免許を更新する年の誕生日の40日前です。

■免許を取得してから何年でゴールド免許を保有できる？（※1）

免許を最初に取得した人の有効期限は、取得日から3回目の誕生日の1ヶ月後までです。そして、更新後の有効期間は、免許を所有している人の区分によって異なります。具体的には以下のとおりです。

ちなみに、優良運転者、一般運転者、違反運転者の内容は以下のとおりです。

初回の免許更新時は、まだ免許を所有している期間が3年ですので、3年間無事故・無違反だった場合、有効期間は3年になります。そのため、初めて免許を取得し、ゴールド免許を取得するには、免許を取得して6年間無事故・無違反でなければなりません。

■免許証の色はゴールド以外に何色がある？

免許証の色は、以下の3種類に分けられます。

・新規取得者：緑色
・初回更新者、一般運転者、違反運転者など：青色
・優良運転者：ゴールド

ゴールド免許を持つことによって得られるメリットとは？

ゴールド免許を持つことによって、得られるメリットはさまざまです。代表的なメリットについて、以下に紹介します。

■更新が最寄りの警察署で可能（※2）

条件は各県によって異なりますが、東京都では優良運転者および高齢者講習を修了した人であれば、免許更新センターまで行かずに、最寄りの「指定警察署」で更新できます。

更新は平日に行っており、免許更新センターで行うのと同じ優良運転者講習を受講します。更新の際には、運転免許証と更新連絡のハガキが必要です。ただし、ハガキを忘れた場合でも手続きはできます。

更新できる期間も、誕生日の1ヶ月前から1ヶ月後と、免許更新センターで行うケースと変わりません。

■免許更新の手間や費用がお得になる！（※3）

更新にかかる時間や手数料は、更新者の区分によって異なります。

優良運転者（ゴールド免許）の場合、更新時間は30分という短さで、さらに更新費用も更新者のなかで一番安い3000円です。違反運転者だと3850円と約1000円アップになるので、できればゴールド免許を継続したいですよね。

■SDカード（※4）による恩恵が受けられる

SDカードは、無事故・無違反証明書もしくは運転記録証明書を申し込み、証明日以前に1年以上無事故・無違反だった場合に証明書と併せて取得できるものです。

このSDカードをガソリンスタンドで提示することで、ガソリン代が割引になったり、買い物の割引や飲食店での割引、レジャーや観光などでの割引を受けられることがあります。

■自動車保険で割引が受けられる

多くの自動車保険では、ゴールド免許割引が用意されています。ゴールド免許であれば、それ以外の場合より大きな割引が適用されるため、自動車保険の加入の際にもメリットがあります。

まとめ

道路交通法違反による反則行為の種類（※5）はたくさんあり、すべてを知っている人は少ないでしょう。

しかし、令和元年12月1日より、運転中のスマートフォンの利用が厳罰化され、運転中にスマートフォンで通話したり、スマートフォンの画面を見たりすると、「6月以下の懲役」または「10万円以下の罰金」の罰則が適用されるほか、反則金として1万8000円（普通車）を払わなければなりません。

また、運転中にスマートフォンを使用していたことが原因で事故を起こすなどをした場合には、「1年以下の懲役または30万円以下の罰金」の罰則が適用されるほか、免許停止処分の対象になります。

日頃から安全運転を心掛け、ゴールド免許を継続して保有できるようにしておきましょう。