クレディ･アグリコル生命は実際どうなの？メリット・デメリットや向いている人の特徴を解説！[PR]

配信日: 2024.03.30 更新日: 2024.06.19

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クレディ･アグリコル生命は実際どうなの？メリット・デメリットや向いている人の特徴を解説！

クレディ・アグリコル生命は、「バンカシュアランス」といわれる銀行窓口販売を専門に事業をおこなっている生命保険会社です。銀行窓口でクレディ・アグリコル生命の保険商品を勧められても、来店型保険ショップのような保険代理店では取り扱っていないため、不安に感じる人もいるのではないでしょうか。

この記事では、クレディ・アグリコル生命のメリット・デメリット、向いている人の特徴について解説しています。

クレディ・アグリコル生命に興味がある人は、ぜひ参考にしてください。

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1 クレディ･アグリコル生命の概要
2 クレディ･アグリコル生命の取扱保険商品
3 クレディ･アグリコル生命のメリット
4 クレディ･アグリコル生命のデメリット
5 クレディ･アグリコル生命に向いている人の特徴
6 クレディ・アグリコル生命まとめ

クレディ･アグリコル生命の概要

クレディ・アグリコル生命は、以下の特徴があるバンカシュアランス専門の生命保険会社です。

●約50の金融機関と提携

●取り扱っている保険商品は個人年金保険および団体信用生命保険

●本社以外の営業店舗なし

●従業員数が2022年度末時点で68名

クレディ・アグリコル生命は一般的な生命保険と比べて規模は小さいものの、クレディ・アグリコル・グループの1社として2006年に設立されました。クレディ・アグリコル生命の概要は、図表1のとおりです。

図表1

社名	クレディ・アグリコル生命保険株式会社
本社所在地	東京都港区東新橋1丁目9番2号汐留住友ビル15階
設立年月	2006年4月3日
資本金	11,000百万円（資本準備金含む）
株主	クレディ・アグリコル・アシュアランス・エス・エー（出資比率100％）

クレディ・アグリコル生命保険株式会社「会社概要」を基に筆者作成

また、クレディ・アグリコル生命に100％出資している「クレディ・アグリコル・アシュアランス・エス・エー」は、クレディ・アグリコル・グループで保険事業を担っています。

「クレディ・アグリコル・アシュアランス・エス・エー」は、フランスで設立されて以来約40年にわたってバンカシュアランスのパイオニアとしてビジネスモデルを確立してきました。このようなクレディ・アグリコル・アシュアランス・エス・エーの主な指標は、図表2のとおりです。

図表2

バンカシュアランス（ヨーロッパ）	1位
保険会社（フランス）	1位
年間保険料収入	約5兆円（約353億ユーロ）
保険契約高	約46兆円（約3210億ユーロ）
従業員数	約5700人

クレディ・アグリコル生命保険株式会社「クレディ・アグリコル・アシュアランス」を基に筆者作成

一方で、クレディ・アグリコル・グループは19世紀後半にフランス農家の資金調達ニーズに応えるために創業され、現在はフランスを本拠とする総合金融グループとして世界各国で金融サービスを提供しています。このようなクレディ・アグリコル・グループの主な指標は、図表3のとおりです。

図表3

世界の銀行ランキング（総資産）	10位
リテール銀行（EU）	1位
保険会社（フランス）	1位
資産運用（ヨーロッパ）	1位
個人顧客数	約5300万人
事業展開	46カ国
総資産	約340兆円（約2兆3790億ユーロ）
従業員数	約14万5000人
S＆P格付け	短期：A1 長期：A＋
ムーディーズ格付け	短期：P1 長期：Aa3

クレディ・アグリコル生命保険株式会社「クレディ・アグリコル・グループ」を基に筆者作成

図表3のとおり、クレディ・アグリコル・グループは世界でも有数の総合金融グループであるため、その1社であるクレディ・アグリコル生命の経営基盤はしっかりしていることがうかがえます。

クレディ・アグリコル生命の事業概況

クレディ・アグリコル生命の直近5年間における事業概況は、図表4のとおりです。

図表4

項目	2018年度	2019年度	2020年度	2021年度	2022年度
保有契約高	5兆4460億6800万円	7兆2959億800万円	9兆7401億3600万円	12兆1371億4900万円	14兆3051億2400万円
保有契約件数	5万8131件	5万9314件	6万297件	5万9554件	5万304件
新契約高	2兆4億1900万円	2兆1514億2500万円	2兆7714億9300万円	3兆800億8800万円	2兆9512億1000万円
新契約件数	2394件	2696件	3768件	3654件	337件
顧客数	32万3911人	40万9624人	51万5268人	61万6014人	69万5924人
保険料収入	148億300万円	235億1700万円	389億9800万円	463億3500万円	326億2200万円
基礎利益	31億2800万円	34億8600万円	59億3100万円	86億6400万円	117億5100万円
純利益	△1億1900万円	1500万円	1億4600万円	8億9700万円	12億3600万円
ソルベンシー・マージン比率	812.7％	638.0％	544.9％	543.8％	538.1％

クレディ・アグリコル生命保険株式会社ディスクロージャー誌「クレディ・アグリコル生命の現状2023」を基に筆者作成

クレディ・アグリコル生命は設立から15年が経過していますが、毎期着実に業績を伸ばしています。一方で、保険会社の安全性の指標であるソルベンシー・マージン比率は低下傾向にありますが、是正措置対象となる200％は大幅に上回っているため、安全性に問題はないといえます。

クレディ･アグリコル生命の取扱保険商品

クレディ・アグリコル生命はバンカシュアランス専門の生命保険会社であるため、銀行窓口販売専用の個人年金保険と、住宅ローン利用時に加入する団体信用生命保険を取り扱っています。

そして、クレディ・アグリコル生命では現在、図表5の個人年金保険を取り扱っています。

図表5

カテゴリー	商品名	取扱銀行
（1）外貨建定額年金商品	じぶん年金介護プラス	静岡銀行名古屋銀行山梨中央銀行
（1）外貨建定額年金商品	年金力介護プラス（米ドル建）	りそな銀行埼玉りそな銀行山形銀行
（2）円建変額年金商品	攻守力	SBI新生銀行静岡銀行広島銀行
（3）外貨建変額年金商品	デュアルボックスX	SBI新生銀行
（3）外貨建変額年金商品	到達力X	静岡銀行百五銀行山形銀行

クレディ・アグリコル生命保険株式会社「商品情報：個人年金保険」を基に筆者作成

図表5のとおり、外貨建定額年金商品と外貨建変額年金商品は、それぞれ2つずつ保険商品を取り扱っています。

クレディ・アグリコル生命の取扱保険商品（1）外貨建定額年金商品

クレディ・アグリコル生命では、外貨建定額年金商品として「じぶん年金介護プラス」と「年金力介護プラス（米ドル建）」を取り扱っています。

この2つの保険商品のいずれも一時金を保険料として払い込み、2年間の据え置き後から年金を受け取る「介護加算付生存保障重視型年金保険（通貨指定型）」です。
「じぶん年金介護プラス」と「年金力介護プラス（米ドル建）」の主な特徴は、以下のとおりです。

●米ドル建であるため為替相場の影響を受ける

●50歳～75歳が契約可能

●年金の受取期間は20年もしくは30年

●公的介護保険制度における要介護2以上に該当した場合は、年金が加算される

「じぶん年金介護プラス」と「年金力介護プラス（米ドル建）」はいずれも米ドル建であるため、為替相場の影響を受けます。したがって、米ドルベースでは払込保険料よりも年金受取総額が多くなりますが、為替相場が円高ドル安の場合は、日本円に換算すると払込保険料よりも年金受取総額が少なくなる可能性があります。

また、「じぶん年金介護プラス」と「年金力介護プラス（米ドル建）」を契約できる年齢は50～75歳までとなっており、契約時の年齢が73歳までであれば、年金受取期間で30年を選択できます。

一方で、年金受取期間中に公的介護保険制度における要介護2以上に該当した場合は、介護加算で年金額が1.5倍となるため、介護の備えとしても利用できます。

クレディ・アグリコル生命の取扱保険商品（2）円建変額年金商品

クレディ・アグリコル生命の円建変額年金商品である「攻守力」は、申込時に払い込んだ一時払保険料を積立期間中に投資信託で運用し、年金もしくは一括で受け取る変額個人年金保険です。「攻守力」の主な特徴は、以下のとおりです。

●積立期間は10年間

●運用対象となる投資信託は13種類

●死亡時も払込保険料相当額が死亡保険金として支払われる

運用対象の投資信託は株式、債券、不動産などで13種類あり、年15回までは手数料無料でスイッチングといわれる積立金の移し替えができるため、状況に応じた柔軟な運用ができます。

また、払込保険料は生命保険料控除の対象であり、死亡時受け取る死亡保険金は相続税対象とすることができます。

クレディ・アグリコル生命の取扱保険商品（3）外貨建変額年金商品

クレディ・アグリコル生命では、外貨建変額年金商品として「デュアルボックスX」と「到達力X」を取り扱っています。

「デュアルボックスX」と「到達力X」はいずれも、払い込んだ保険料を変額部分と定額部分に分けて運用する「年金原資確定部分付変額個人年金保険（通貨指定型）」です。変額部分は国内外の債券や株式への投資で運用し、定額部分は申込時の積立利率で運用され、満期時には払い込んだ外貨建の保険料相当額が保証されます。

「デュアルボックスX」と「到達力X」の特徴は、以下のとおりです。

●米ドルもしくは豪ドルで運用するため為替相場の影響を受ける

●運用期間は10年のみ

●運用期間終了後、年金もしくは一括で受け取り

●運用期間中目標額に到達した場合も年金もしくは一括で受け取り

●変額部分はマルチアセット戦略と為替アクティブ戦略で運用

マルチアセット戦略とは、安定的かつ積極的に収益の獲得を目指すため、投資対象の配分を毎月見直し、機動的に切り替えることです。

一方、為替アクティブ戦略とは、円安、円高のどちらの局面であっても外貨ベースで収益を目指すため、「売り」と「買い」を毎日自動的に見直すことです。

また変額部分は、実際の投資額よりも大きい金額を運用するレバレッジ取引をおこなうため、運用実績の変動は大きくなる傾向にあります。

クレディ・アグリコル生命の取扱保険商品（4）団体信用生命保険

クレディ・アグリコル生命では、住宅ローン利用時に加入する団体信用生命保険も取り扱っています。

団体信用生命保険とは、住宅ローンを借りた人が亡くなった場合に死亡保険金が住宅ローンの残高に充てられるものであり、遺族は住宅ローンの支払いに追われることなく生活ができます。クレディ・アグリコル生命では、以下のタイプの団体信用生命保険を取り扱っています。

●がんや三大疾病、10種類の生活習慣病を対象とする保障をプラスした「疾病保障付団体信用生命保険」

●配偶者が所定のがんと診断確定した場合、一時金が支払われる「配偶者のがん保障付き団体信用生命保険」

●持病や既往歴がある人でも加入できる「引受基準緩和型の団体信用生命保険」

団体信用生命保険は、基本的に死亡もしくは高度障害状態になった場合に保険金が支払われますが、近年ではさまざまなタイプがリリースされています。

クレディ･アグリコル生命のメリット

クレディ・アグリコル生命のメリットは、以下のとおりです。

●クレディ・アグリコル・グループの1社であるため安心して加入できる

●保障を持ちながら資産形成できる

●幅広い保障の団体信用生命保険

●銀行窓口で手続きが完結できる

クレディ・アグリコル生命は、クレディ・アグリコル・グループの1社であるバンカシュアランス専門の生命保険会社であるため、安心して加入できる点は大きなメリットです。

またクレディ・アグリコル生命では、保障を持ちながら資産形成できる個人年金保険と幅広い保障の団体信用生命保険を取り扱っており、銀行窓口で手続きが完結できます。一般的な生命保険に加入する場合、手続きをするために担当者と面談する時間を割く必要がありますが、クレディ・アグリコル生命は銀行窓口で手続きができるため、手軽に加入できます。

さらに、銀行員と相談しながら加入できる点も、大きな利点といえます。

クレディ･アグリコル生命のデメリット

クレディ・アグリコル生命のデメリットは、以下のとおりです。

●個人年金保険と団体信用生命保険以外の保険商品がない

●担当者がいないため、さまざまな手続きは自身でしなければならない

クレディ・アグリコル生命が取り扱っている保険商品は、個人年金保険と団体信用生命保険のみであるため、医療保険やがん保険など一般的な生命保険会社が取り扱っている保険商品はありません。

また、クレディ・アグリコル生命には、他の生命保険会社のような担当者はつかないため、保険金や給付金請求、住所変更などの届出事項の変更など契約後の手続きは全てご自身でしなければなりません。

クレディ・アグリコル生命では、保険契約後の手続きはインターネット上でできるようになっているため、忘れないように手続きしましょう。

クレディ･アグリコル生命に向いている人の特徴

クレディ・アグリコル生命に向いている人の特徴は、以下のとおりです。

●資産形成に興味がある人

●生命保険会社の担当者は不要と考える人

クレディ・アグリコル生命では、保障よりも運用が主体である個人年金保険を取り扱っているため、資産形成に興味がある人に向いています。特に老後資金に不安があり、準備をしたい人や退職金の運用を検討している人には、最適な保険会社です。

また、クレディ・アグリコル生命では担当者がいないため、一般的な生命保険会社のような担当者との面談が煩わしいと感じる人やご自身で生命保険の管理ができる人にも向いています。

一方で、こまめに担当者と相談しながら生命保険を管理したい人などには、クレディ・アグリコル生命は向いていないといえます。

クレディ・アグリコル生命まとめ

クレディ・アグリコル生命は、フランスに本拠をおく総合金融グループのクレディ・アグリコル・グループの1社であり、バンカシュアランスといわれる銀行窓口販売を専門とする生命保険会社です。クレディ・アグリコル生命で取り扱っている保険商品は、個人年金保険と団体信用生命保険のみであり、医療保険やがん保険などの取り扱いはありません。

さらに担当者もいないため、契約後の手続きはご自身でしなければなりません。また、バンカシュアランス専門の保険会社であるため本社以外の営業拠点等はなく、設立から15年程度であるものの業績は順調に伸びてきています。

資産形成に興味がある人や老後資金に不安を感じる人、退職金の運用を考えている人は、ぜひクレディ・アグリコル生命を検討してみましょう。