JAFに「バッテリー上がりに備えて」と“年4000円×20年”払い続ける父。「計8万円」払ったのに、呼んだのは過去数回だけ…自動車保険で「無料のロードサービス」があるので、解約すべきですよね?

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JAFに「バッテリー上がりに備えて」と“年4000円×20年”払い続ける父。「計8万円」払ったのに、呼んだのは過去数回だけ…自動車保険で「無料のロードサービス」があるので、解約すべきですよね?
夏休みや年末年始の帰省で実家に戻るたび、父親の家計簿にJAFの年会費の項目を見て、気になっている人もいるのではないでしょうか。年4000円を20年続ければ累計8万円です。自動車保険にもロードサービスが付いていれば、二重払いに感じるかもしれません。
 
ただし、JAF(日本自動車連盟)と自動車保険では、対象となる車やトラブルの範囲が異なります。雪道を走る機会があるからといって必ずJAFが必要とは限りませんが、保険では対象外となるトラブルへの備えや、レンタカーなどを利用する人には継続するメリットがあります。
 
今回は、JAFの料金と救援実績、自動車保険との違い、会員優待まで含めて損得を確認します。
 
※本記事の内容は2026年9月時点の内容をもとに執筆しています
高柳政道

FP1級、CFP、DCプランナー2級

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JAFのロードサービスとは

JAFの個人会員は入会金2000円、年会費4000円です。家族会員は入会金無料、1人あたり年会費2000円で、個人会員と同居または生計を一にする家族などが対象になります。
 
JAFの2025年度のロードサービス救援件数は230万9716件で、約13.7秒に1件の割合です。もっとも多い「バッテリー上がり」は99万7116件で全体の43.17%、パンクなどは48万2696件、落輪・落込は12万4979件でした。この3つで全体の約69%を占めます。
 
例えば、非会員が昼間の一般道でバッテリー上がりの応急始動を依頼すると2万1700円かかります。一方、会員は作業料が無料です。ただし、部品代や燃料代などは実費となり、けん引も20キロメートルを超える分は料金が発生します。
 
年会費4000円と比較すると、2万1700円は5年分を超える金額です。実際にトラブルが発生したときの負担は小さくありません。
 

自動車保険のロードサービスとの違い

大きな違いは、自動車保険のロードサービスが基本的に契約車両を対象とするのに対し、JAFは「人」にかかるサービスである点です。
 
JAFでは、対象車種であれば自分の車だけでなく、レンタカーや会社の車、友人の車でも、会員本人が運転または同乗していればロードサービスを利用できます。
 
利用回数にも違いがあります。JAFは原則として回数制限がありませんが、自動車保険ではサービス内容によって回数制限が設けられる場合があります。ただし、全てのロードサービスが「年1回」などに制限されるわけではありません。
 
雪道でのスタックも、保険会社によって扱いが異なります。JAFは雪道やぬかるみからの引き上げに対応しています。一方、ソニー損保では、スタック自体はサービス対象ですが、ノーマルタイヤでの走行中や自宅駐車場での雪スタックは対象外です。
 
「雪道を走るなら自動車保険では対応できない」と一律に判断するのではなく、加入している保険の条件を確認することが大切です。
 

優待割も踏まえてJAFから自動車保険に切り替えるべき?

JAFを解約するかは、自動車保険のロードサービスだけで不足がないかを確認してから判断しましょう。自動車保険とJAFを併用することで、サービスが拡充されるケースもあります。
 
例えば、「おとなの自動車保険」では、JAF会員がロードアシスタンス特約をセットすると、JAFの無料けん引20キロメートルに加えて、応急処置・レッカー搬送費用として15万円分までが上乗せされます。15万円分は、普通乗用車なら約180キロメートル相当が目安とされています。
 
さらに、JAF会員の場合は、応急処置時の部品・消耗品代が4000円まで補償され、燃料切れ時の無料給油も保険期間中2回まで利用できます。
 
JAFの会員優待も判断材料です。JAFでは、2026年7月時点の例として、全国の対象となるイオンシネマで一般2000円のシネマチケットを1300円で購入できる優待を紹介しています。ただし、優待内容や料金は変更される場合があります。
 
年会費4000円は月額換算で約333円です。ロードサービスだけでなく、利用する優待や運転環境まで含めて考えるとよいでしょう。
 

まとめ

JAFと自動車保険のロードサービスは、完全に同じものではありません。
 
JAFは会員本人を対象とするため、レンタカーなどでも利用でき、原則として利用回数に制限はありません。雪道のスタックやタイヤチェーンの着脱など、自動車保険では条件が付く場合のあるトラブルにも対応しています。
 
一方、自動車保険には長距離のレッカー搬送や帰宅・宿泊費用などを補償する商品もあります。
 
そのため、「自動車保険があるからJAFは不要」「雪道を走るからJAFは必須」と一律に判断するのではなく、まず加入中の保険のロードサービスを確認しましょう。
 
そのうえで、レンタカーなどを利用する機会や積雪地域での走行頻度、JAFの会員優待をどの程度使うかまで含めて判断することが大切です。
 

出典

一般社団法人日本自動車連盟 JAF 会員規則
一般社団法人日本自動車連盟 JAF よくあるロードサービス出動理由
 
執筆者 : 高柳政道
FP1級、CFP、DCプランナー2級

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