更新日: 2020.09.02 生命保険

2019年度の生命保険42社の個人保険契約件数はどれくらい?一覧表にしてみた

執筆者 : 松浦建二

2019年度の生命保険42社の個人保険契約件数はどれくらい?一覧表にしてみた
各生命保険会社の2019年度の決算資料が出そろいました。2019年度は新型コロナウイルス感染症が出始めた影響だけでなく、超低金利や税制変更等、多くの生命保険会社にとって非常に厳しい1年となりました。
 
決算資料から2019年度の個人保険の契約件数について確認します。

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松浦建二

執筆者:松浦建二(まつうら けんじ)

CFP(R)認定者

1級ファイナンシャル・プランニング技能士
1990年青山学院大学卒。大手住宅メーカーから外資系生命保険会社に転職し、個人の生命保険を活用したリスク対策や資産形成、相続対策、法人の税対策、事業保障対策等のコンサルティング営業を経験。2002年からファイナンシャルプランナーとして主に個人のライフプラン、生命保険設計、住宅購入総合サポート等の相談業務を行っている他、FPに関する講演や執筆等も行っている。青山学院大学非常勤講師。
http://www.ifp.cc/

個人保険の新契約件数は42社で2079万件

2019年度に新たに加入した個人保険(個人年金保険や団体保険等を除く)の件数を、各生命保険会社の決算(案)資料で確認し、表にまとめてみました。過去と比較できるよう、前年度(2018年度)と前々年度(2017年度)も載せ、2019年度の件数を2017年度と比べて、どのくらい増減しているかの比率も載せておきました。全社合計値は生命保険協会資料で確認しています。
 
なお、はなさく生命は2019年度に開業したので、2018年度以前の数字はありません。社名変更があり、アリアンツ生命がイオン・アリアンツ生命へ、ソニーライフエイゴン生命がソニーライフ・ウィズ生命へ、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命がSOMPOひまわり生命へ変わっています。

2019年度の個人保険の新契約件数は、全42社で2080.9万件になります。2018年度(2253万件)と比べると約172件減っていますが、2017年度(1727万件)よりは約354万件増えています。
 
2019年度の新契約件数が最も多いのは前年と変わらず日本生命で、前年比0.8%増の471.6万件となっています。2番目も前年と変わらず第一生命ですが、3番目はかんぽ生命に変わってアフラックが入っています。かんぽ生命は保険の不適切な販売によって金融庁から業務停止の処分を受けたことが影響し、前年度や前々年度と比べて100万件以上も減っています。第一生命が2017年度比で急増しているのは、件数の数え方を変えた(医療特約等を分けた)ことが影響しています。
 
2017年度からの2年間の動向を見てみると、2年連続で件数を増やしている保険会社は意外と少なく、10社しかありません。ちなみに2年連続で減ってしまっている保険会社は8社あり、2019年度が2017年度と比べて増加している保険会社は20社となっています。42社もあると競争が激しく、新契約件数を増やし続けることはわずか2年でも難しいのでしょう。
 

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個人保険の保有契約件数は42社で1億8746万件

次に2019年度の個人保険(個人年金保険や団体保険等を除く)保有契約件数を、各生命保険会社の決算(案)資料で確認し、表にまとめてみました。

2019年度の個人保険の保有契約件数は、全42社で1億8748万件にもなります。2018年度からは約619万件増え、2017年度からは約1446万件増えています。
 
2019年度の保有契約件数が最も多いのは新契約件数と同様に日本生命で、前年比4.3%増の2911.1万件となっています。2番目はアフラック(2414万8000件)で新契約とは異なります。他に第一生命とかんぽ生命が1000万件を超えています。
 
2017年度からの2年間の動向を見てみると、2年連続で保有契約件数を増やしている保険会社は28社あり、特にネオファースト生命は2年で3倍になっています。一方で、2年連続で減ってしまっている保険会社も3社あり、生命保険会社の中でも好不調の差があります。
 
生命保険会社は42社ありますが、新契約件数で見ると500万件近い保険会社もあれば1万件未満や新規募集をしていない保険会社もあります。保有契約件数でも3000万件近い保険会社から1万件未満の保険会社まで非常に大きな差があります。規模によって経営の方向性や商品の特徴が違うので、加入する場合は自分に合った保険会社を探してみると良いでしょう。
 
生命保険会社の契約件数を個人のお金に例えてみると、新契約は年収とイメージできます。前年より増えるだけでなく、増え続けるのが理想です。保有契約は資産とイメージできます。年収から必要な支出を引いて残った分を積み上げていくので、やはり前年よりは増やしたいところです。前年より減ってしまうと、「このまま減り続けたら破産してしまう」危機感が出てきます。1年だけなら良いですが、何年も続くと不安でいっぱいです。
 
加入している(または加入しようとしている)生命保険会社の新契約件数や保有契約件数はどのような状況なのか、この機会に確認してみてください。
 
執筆者:松浦建二
CFP(R)認定者


 

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