公開日: 2020.04.08 暮らし

どうしてもお金が足りないときの、「正しい借金方法」とは?

執筆者 : 中村将士

お金を借りることについて、あなたはどのようなイメージをお持ちでしょうか?
 
多くの方はお金を借りることに対して抵抗感があると思いますが、そうは言っても、生活資金が足りなくなってしまい、どうしてもお金を借りなければならない場合もあります。
 
そこで今回は、もしものときでも安心な借金の方法について考えていきたいと思います。

 
中村将士

執筆者:

執筆者:中村将士(なかむら まさし)

新東綜合開発株式会社代表取締役 1級ファイナンシャル・プランニング技能士 CFP(R)(日本FP協会認定) 宅地建物取引士 公認不動産コンサルティングマスター 上級心理カウンセラー

私がFP相談を行うとき、一番優先していることは「あなたが前向きになれるかどうか」です。セミナーを行うときに、大事にしていることは「楽しいかどうか」です。
 
ファイナンシャル・プランニングは、数字遊びであってはなりません。そこに「幸せ」や「前向きな気持ち」があって初めて価値があるものです。私は、そういった気持ちを何よりも大切に思っています。

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中村将士

執筆者:

執筆者:中村将士(なかむら まさし)

新東綜合開発株式会社代表取締役 1級ファイナンシャル・プランニング技能士 CFP(R)(日本FP協会認定) 宅地建物取引士 公認不動産コンサルティングマスター 上級心理カウンセラー

私がFP相談を行うとき、一番優先していることは「あなたが前向きになれるかどうか」です。セミナーを行うときに、大事にしていることは「楽しいかどうか」です。
 
ファイナンシャル・プランニングは、数字遊びであってはなりません。そこに「幸せ」や「前向きな気持ち」があって初めて価値があるものです。私は、そういった気持ちを何よりも大切に思っています。

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「正しい借金の方法」とは?

お金を借りようと思ったとき、どこに行きますか?お金を借りられるところは、どこでしょうか?テレビCMで「カードローン」や「消費者金融」を見かけますが、そういったところをイメージされますか?
 
テレビCMで見かけると、なんとなく安心してしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、何も知らないままお金を借りることはとても危険です。
 
お金を借りるときに大前提となるのが、きちんと返済できること。額が小さいからすぐに返せるだろうと単純に考えてはいけません。きちんと返済計画を立ててから、お金を借りるようにしましょう。
 
計画を立てる際に大切なのが、「いくら借りるのか」「いつまでに返すのか」「全部でいくら支払わなければいけないのか」です。
 
お金を借りるときには、必ず「審査」というものがあります。これは、金融機関などの貸す側が、「貸したお金はきちんと返してもらえるのか?」を判断するためのものです。
 
しかし、“審査に通る”ことと“きちんと返済できる”ことは、必ずしも一緒ではありません。“きちんと返済できる”ためには、家計管理をきちんと行う必要があります。
 
また、お金を借りる際、特に気を付けていただきたいのは「金利」です。金利とは、お金を借りるための対価であり、通常「年利〇%」と表されます。この金利は、低いに越したことはありません。
 
先に例として挙げた「カードローン」や「消費者金融」は、審査基準が低いものの、金利が高く設定(年利4.5%~18.0%程度)されているため、「借りやすいけど返しにくい」構造になっています。
 
では、どこでお金を借りるのが安心なのでしょう?ここからは、安心して借りられる、自治体が行っている融資について紹介していきます。
 
今回は東京都が行っている融資について説明をしていきますが、名称は自治体によって異なる場合がありますので、その点はご了承ください。

さわやかローン(東京都の場合)

さわやかローンとは、「中小企業従業員生活資金融資制度」のことを言います。融資対象者は、その地域に在勤または在住の中小企業従業員の方です。
 
融資内容は、生活資金を低利で融資するというものです。融資限度額は70万円までで、金利は年率1.6%となっています(令和2年3月時点。令和2年4月1日以降は年利1.8%)。
 
返済期間と方法は、3年以内の元利均等月賦返済です。保証については、一般社団法人日本労働者信用基金協会が保証します。連帯保証人は原則として不要で、この場合の保証料は全額東京都が負担してくれます。

すくすくローン(東京都の場合)

すくすくローンとは、出産・育児支援資金融資制度のことを言います。融資対象者は、中小企業従業員で、妊娠中(本人または配偶者)、子育て期間中(妊娠期から子が20歳に達した日以後の最初の3月31日まで)の方です。
 
融資内容は、妊娠から子育て期間中に要する
1.検診・分娩などの出産に要する医療費
2.子育てに必要な家具購入費
3.マタニティ用品・子どもの衣服・玩具等の購入費
4.子ども部屋の増改築費
5.子の医療費
6.保育所の保育料・ベビーシッター等のサービス利用料
7.子の教育費(ア 学習塾等の費用、イ 受験に係る費用、ウ 入学金・授業料、エ 学習用品費・修学旅行費用等)

などの費用を低利で融資するというものです。
 
融資限度額は100万円までで、金利は年率1.3%となっています(令和2年3月時点。令和2年4月1日以降は年利1.5%)。返済期間と方法は、据え置き期間経過後5年以内の元利金等月賦返済です。据え置き期間とは、子が1歳6ヶ月に達するまでの育児休業期間のことです。
 
保証については、保証制度を利用できます。連帯保証人は原則として不要で、この場合の保証料は全額東京都が負担してくれます。

ささえローン(東京都の場合)

ささえローン(他の自治体では「ぬくもりローン」と言ったりします)とは、介護支援資金融資制度のことを言います。
 
融資対象者は、中小企業従業員で、介護休業中または要介護・要支援認定を受けた3親等以内の親族のいる方です。
 
融資内容は、介護サービスの費用や介護のための交通費、介護に必要な物品の購入資金を低利で融資するというものです。また、介護休業中の方は、休業中の生活費にも利用できます。融資限度額は100万円までで、金利は年率1.3%となっています(令和2年3月時点。令和2年4月1日以降は年利1.5%)。
 
返済期間と方法は、据え置き期間経過後5年以内の元利金等月賦返済です。据え置き期間とは、介護休業期間(12ヶ月を限度)のことです。
 
保証については、保証制度を利用できます。連帯保証人は原則として不要で、この場合の保証料は全額東京都が負担してくれます。

まとめ

今回は「正しい借金の方法」と「安心して借りられるローン」について説明をいたしました。私は、お金を借りること自体が悪いことだとは思いません。
 
大切なのは、目の前にある課題をどうクリアしていくかです。問題から逃げるためにお金を借りるのではなく、課題をクリアするためにお金を借りる、
 
そして、きちんと返済をする。こう考えれば、人生の選択肢も、少しは変わってくるのではないでしょうか。
 
【出典】
東京都TOKYOはたらくネット『さわやか(個人融資)』
東京都TOKYOはたらくネット『すくすく・ささえ(子育て・介護支援融資)』
 
執筆者:中村将士
新東綜合開発株式会社代表取締役 1級ファイナンシャル・プランニング技能士 CFP(R)(日本FP協会認定) 宅地建物取引士 公認不動産コンサルティングマスター 上級心理カウンセラー

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