更新日: 2021.03.05 その他暮らし

借金がある人のうち4人に1人は債務整理の検討経験アリ。大切な人が借金で悩んでいたらどうする?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

借金がある人のうち4人に1人は債務整理の検討経験アリ。大切な人が借金で悩んでいたらどうする?
「債務整理」という言葉を聞いて、どのようなことを思い浮かべますか?
 
近年はテレビCMなどで見かけることもあり、身近に感じるという方もいらっしゃるかもしれません。
 
今回は、この債務整理に関する世間のイメージや、借金に関する考えなどについて、株式会社プラスワンが発表した調査結果(※)を見てみましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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債務整理っていい印象? 悪い印象?

そもそも債務整理とは、借金を減額するだけでなく、支払いに猶予をもたせることもできる手段のひとつ。弁護士に依頼することで手続きが可能です。近年CMでよく見かける「過払い金請求」も、債務整理によるものです。
 
では、この債務整理の世間のイメージはどうなっているのでしょうか。
 
【債務整理のイメージについて当てはまるものを全て選択してください(複数回答)】
1位:債務整理は借金が返せなくなった人の最終手段 50.56%
2位:債務整理は借金に苦しむ人の救済措置 34.17%
3位:債務整理は法律に則った正当な借金返済方法 22.22%
4位:債務整理は怪しい・うさんくさい 21.39%
5位:債務整理すると人生が終わりそう 19.72%
6位:債務整理は反社会的な重たいイメージ 11.11%
7位:債務整理は卑怯な借金返済方法 7.22%
 
多くの人は、借金をより返済しやすくする正当な措置と捉えていることがわかります。
 
ただ、なかには「うさんくさい」「人生が終わる」「反社会的なイメージ」「卑怯」といった、事実とは異なるネガティブなイメージを抱いている人もいるようです。
 
債務整理は、借金で悩む人のためにある正当な手段です。もし借金で悩むことがあれば、まずは弁護士に相談するのが良いといえます。
 

借金がある人のうち4人に1人は債務整理を検討した経験アリ

この調査によると、「過去3年以内にカードローンなど無担保の借入がある」と答えた人は46人(12.78%)でした。借金がある人のうち、債務整理を検討したことがある人はどれくらいいるのでしょうか。
 
【債務整理を検討したことがある】
・ある 15.22%
・ない 84.78%
 
借金をした人のうちおよそ7人に1人は、債務整理を検討した経験があるという事実が。債務整理は、意外に身近な手段といえるのかもしれません。
 
また、「借金のことを誰かに相談したことがある」という人は、46.65%。借金で悩むことがあっても、ひとりで抱え込んでしまう人が半数を超えるということになります。
 
いっぽうで、誰かに借金の相談をしたことがある人の85.71%は「借金の相談をしてよかった」と回答。この結果から、借金に悩むことがあれば身近な人にでも弁護士にでも、とにかく相談してみることが大切という事実が見えてきます。
 

もし大切な人が借金で悩んでいたらどうする?

みなさんは、家族や恋人、友人が借金で悩んでいたとしたら、どのような対応をしますか?
 
【自分の大切な家族・友人・恋人が借金で苦しんでいたら打ち明けてほしいですか】
・打ち明けてほしい 67.50%
・打ち明けてほしくない 32.50%
 
7割近くの人が、苦しんでいるなら打ち明けてほしいと考えていることがわかります。特に生計を共にしている家族であれば、なおさらですよね。
 
【自分の大切な家族・友人・恋人から借金で苦しんでいると打ち明けられたらどう接しますか】
・親身になって接する 10.83%
・やや親身になって接する 15.00%
・変わらず接する 47.22%
・やや距離をおく 13.61%
・距離をおく 13.33%
 
距離をおくと回答した人は、およそ27%。それ以外の多くの人は、変わらず接したり親身になって接したりすると回答しています。たしかに、微妙な関係の友人や親戚であれば距離をおくこともあるかもしれませんが、大切な家族であれば親身になって一緒に解決法を考えるのが自然といえるのかもしれません。
 
自分だけでなく、大切な人がもし借金で悩むことがあれば、債務整理という正当な方法で少しでも楽になる選択肢があるということをアドバイスできそうです。
 
[出典]
※株式会社プラスワン「<債務整理に関するイメージ調査> 債務整理は借金の返済に困った人の 最終手段というイメージが50.56%!」(@Press ソーシャルワイヤー株式会社)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 

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