ポイントサイトって安全？実際、どれくらい稼げるの？

ポイントサイトでお小遣いを稼ぐ、通称「ポイ活」についてテレビやインターネットで知り、自分も始めてみたいと思っている方もいるのではないでしょうか。

とはいうものの、「なんだかうさんくさい」「仕組みがよく分からないので不安」といったイメージがあり、なかなか利用に踏み出せない方もいるかもしれません。

実際、ポイントサイトは安全に利用できるものなのか、どれくらい稼ぐことができるか、アンケート結果や筆者の経験も交えて解説します。

執筆者：柘植輝（つげひかる）

行政書士

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２級ファイナンシャルプランナー
大学在学中から行政書士、２級FP技能士、宅建士の資格を活かして活動を始める。
現在では行政書士・ファイナンシャルプランナーとして活躍する傍ら、フリーライターとして精力的に活動中。広範な知識をもとに市民法務から企業法務まで幅広く手掛ける。

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1 ポイントサイトとは
2 ポイントサイトで大きく稼ぐのは難しい
3 ポイントサイトで毎月どれくらい稼げるのか
4 ポイントサイトに興味があれば一度試してみるのもアリ

ポイントサイトとは

ポイントサイトとは、サイトが提示する商品を購入したり、サービスへ登録するといった課題（案件）をこなしたりすることで、その報酬として独自のポイントを受け取り、貯まったポイントを現金やギフト券、他のサービスのポイントなどと交換できるサイトです。

「なぜ案件のクリアでポイントが？」と思うかもしれませんが、これは広告によってサイトが得た報酬の一部を、ポイントとして受け取れるという仕組みになっています。

具体的には、次のような流れでポイントが発生します。

（1）企業がサイトに対して、購入してもらいたい商品やサービスの広告の掲載を依頼

（2）サイトが案件（例：商品を購入したら購入額の2％分のポイントをゲット）として広告を掲載

（3）ユーザーが広告を見て商品の購入などをした場合、サイトには広告報酬が入り、ユーザーはサイトから案件達成の報酬としてポイントを受け取る

（4）ユーザーは貯めたポイントについて、サイトを通じて現金やギフト券などと交換

このようにポイントサイトは基本的に違法ではなく、安全に利用できるものになっており、スキマ時間を使ってポイントを貯められることから、主婦や学生の方などの間で人気となっています。

ただし、サイト上で運営会社の情報（会社概要など）が確認できないような場合や、サイト名で検索して悪い評判が多いポイントサイトは、詐欺の被害に遭ったり、個人情報が流出してしまったりする可能性もあるため利用しない方が無難です。

ポイントサイトで大きく稼ぐのは難しい

夢のない話になってしまいますが、ポイントサイトで大きく稼ぐことは基本的に難しいと考えてください。コツコツと継続してポイントを貯めても、例えば現金に交換できるのは、せいぜい毎月数百円から数千円程度がいいところでしょう。

その理由は大きく分けて2つあります。1つ目は、案件の数には限りがあること。2つ目は、単価（受け取れるポイント）が大きい案件はクレジットカードの新規作成など、クリアするためのハードルが高めになっているからです。

案件の数には限りがある

ポイントサイトにある案件の数には限りがあります。大手サイトには数百種類を超える案件が掲載されていますが、その中から自分が利用できる案件や達成できる案件となると、数が限定されるでしょう。

案件は定期的に更新されますが、毎日すべてが更新されるわけではなく、また基本的に1つの案件は１回のみの利用となるので、必然的に１人が稼ぐポイントは限られてきます。

単価の大きい案件はハードルが高い

ポイントサイトの案件の単価は、基本的に難易度と比例しています。

例えば、誰でも簡単に参加できる無料サイトへの登録といった案件で受け取れるポイントは、現金と交換した場合、1案件当たり数十円程度で、登録＋記事投稿など何らかのアクションを要するものでも数百円程度が関の山です。

以下は大手ポイントサイト「Hapitas」に掲載されている案件ですが、ここでレシピサイトへ会員登録することで得られるポイントは30ポイントとなっています。
これを現金に交換した場合は1ポイント＝1円で30円分になりますが、交換するための最低ポイント数なども設定されています。