意外と知らない！？この春卒業した小学生の子どもは子ども料金？大人料金？

春休み。子ども連れの旅行を計画されている方も多いことと思います。

しかし、幼稚園卒業、小学校卒業、大学卒業といった節目の方にとっては、同じ支払いでも、3月の利用と4月の利用では大きく金額が変わってくる年です。

特に、小学校から中学校への進学は、子ども料金から大人料金への境目。1日違うだけで交通費が倍になってしまいます。

卒業式が過ぎたうちの子、もう大人料金になってしまうのでしょうか？

卒業しても3月31日までは学籍がある

JRやバスなどの公共交通機関は、12歳未満が子ども料金、12歳以上が大人料金です。小学校の卒業の後でも3月31日までは子ども料金ですが、中学校入学前でも4月1日以降は大人料金です。
 
ただ、JRの場合、3月31日までの日を有効期間の開始日とする「子ども」の乗車券は有効期間中は4月1日を過ぎても使えます。（定期券や回数券はこの限りではありません。）
 
そして、子ども料金の切符に付帯する特急券も子ども料金になります。
 
大学生は卒業式の日に学生証を返却してしまいますが、3月31日までは大学に在籍していますので、学割証を発行してもらうことが出来ます。（但し、3月31日の使用期限付き。発行期限は各大学によります。）
 

宿泊の際、添い寝の子どもは無料になることも

また、宿泊の際、12歳の小学生でもベッドに一人で寝る場合は子ども大人料金になりますが、宿泊施設によっては、子ども料金が設定してある場合や、添い寝なら子どもの料金がかからないこともあります。
 
子供用のアメニティグッズの用意も、有るところ無いところがあります。朝食についても、子ども料金の設定がある場合無い場合、無料になる場合と様々です。宿泊施設によって異なります。
 

テーマパークの年間パスポートは、小学校卒業年の3月31日までは子ども料金で購入できるところも

その他テーマパーク等、例えば東京ディズニーランド、ティズニーシーのディズニーリゾートや、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの年間パスは、有効期間開始日の年齢及び学年作られます。
 
小学校卒業年の3月31日までに作ると小人料金で作れます。4月1日以降で作ると、中人扱いになり、年間パスポートは大人と同額になります。
 
しかし、1Dayパスは入場の日の年齢になります。ご購入の際、ご注意下さい。
 
大人と子どもの区分の仕方は、例えばディズニーリゾートの場合、年間パスポートは大人と小人の区分けしかありませんが、1Dayパスは高校生・中学生の中人という料金設定があります。
 
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、１Dayパスでも大人と小人の区分しかありません。各テーマパークで異なります。
 

旅券（パスポート）申請は12歳の誕生日の前日より前なら5000円安い

20歳未満は5年パスポートの申請になるのですが、5年パスポートの申請手数料は、手数料が12歳以上と比べて12歳未満は5000円安くなっています。
 
こちらは3月31日が境目ではなく、12歳の誕生日の前日の申請から12歳以上の料金になります。申請することが決まっていて、12歳の誕生日が近いお子様の場合は、申請の日付に注意されると良いですね。
 
Text：林 智慮（はやし ちりよ）CFP®認定者相続診断士　終活カウンセラー　確定拠出年金相談ねっと認定FP