更新日: 2022.12.08 その他暮らし

【東京23区】「一人暮らし」の家賃は平均いくら？実際どのくらいの広さの部屋に住んでる？

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東京都心の勤務地に通いやすく、買い物も便利などの理由から、23区内での一人暮らしに憧れる人も多いのではないでしょうか。

ただし、実際に一人暮らしをするとなれば、固定費である月々の家賃負担がどれくらいなのかは気になるところです。

そこで、実際に東京23区で一人暮らしをしている人が月々に支払っている家賃、住んでいる部屋の広さや間取りはどれくらいなのかを調査しました。

執筆者：FINANCIAL FIELD編集部（ふぁいなんしゃるふぃーるどへんしゅうぶ）

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1 東京23区に一人暮らしする人の平均家賃
2 東京23区に一人暮らしする人の平均的な部屋の広さ
3 東京23区で一人暮らしの家賃相場は約9万円で1K・ワンルームに住む人が多い

東京23区に一人暮らしする人の平均家賃

不動産・住宅情報サイト「SUUMO」の東京都の家賃相場情報によると、東京23区のワンルームマンションの家賃で最高は港区の10.9万円で、次いで千代田区で10.3万円、3番目が渋谷区で9.5万円でした（本稿執筆時点）。

逆に東京都23区で最も安いのは葛飾区で5.6万円、2番目が江戸川区で5.9万円、3番目が練馬区で6.3万円です（同）。東京23区のワンルームマンションの平均家賃は約9万300円となっています。

東京23区に一人暮らしする人の平均的な部屋の広さ

国土交通省の「住生活基本計画における居住面積水準」によれば、健康で文化的な住生活の基礎として必要不可欠な住宅の面積（最低居住面積水準）は、一人暮らしの場合25平方メートルとされています。多様なライフスタイルを考慮し、豊かな生活を送るのに必要な広さ（誘導居住面積水準）は、「都市」に住む場合40平方メートルです。

不動産公正取引協議会連合会の「不動産の公正競争規約」によれば1畳は1.62平方メートルであることから、一人暮らしで最低必要な住宅の広さは約15.4畳となります。

女性向け賃貸物件検索サイト「Woman.CHINTAI」が23区内在住の独身女性533人に行ったアンケート（2019年3月）によれば、住んでいる部屋の広さで最も多かったのが約25平方メートルで18.6％、2番目が約20平方メートルで16.5％、3番目が約30平方メートルで9.6％、4番目が約15平方メートルで6.0％、5番目が約10平方メートルで4.9％という結果になりました。

健康で文化的な住生活の基礎として必要不可欠とされる25平方メートルよりも広い部屋に住む人が36.6％だったのに対し、25平方メートルに満たない物件に住む人が27.4％と、4人に1人を超える割合です。

全国的にみて東京23区は家賃が高いため、家賃との兼ね合いにより狭い部屋に住まざるを得ない状況が見てとれます。逆に、豊かな生活を送るのに必要な広さとして定められている40平方メートルよりも広い部屋に住む人は3.6％しかいません。

また、住んでいる部屋の間取りで最も多かったのが「1K」で55.2％、2番目がワンルームで21.9％、3番目が1DK・1LDKで11.6％という結果でした。ちなみに1DKは、最低4.5畳以上の広さがあるダイニングキッチンと居室が1部屋ある物件、1LDKは最低8畳の広さがあるリビングダイニングキッチンと居室が1部屋ある物件を意味し、ワンルームはキッチンが居室と一体化しています。

東京23区で一人暮らしの家賃相場は約9万円で1K・ワンルームに住む人が多い

東京23区の一人暮らしの家賃相場は約9万円ですが、同じ23区といっても地域により家賃相場は大きく異なります。

一人暮らしの人の多くが1K・ワンルームに住んでおり、健康で文化的な最低限度の生活に必要な広さとされる25平方メートルの物件に住む人が最も多かった一方で、それよりも狭い部屋に住む人が全体の4分の1以上を占めているという状況です。