【必見】お金の勉強になるマンガ2選！マンガで面白くお金を学ぼう

将来のお金の問題を解決するために、勉強を始めようと思っている方も多いと思います。しかし、お金に関する知識を習得するのは難しそうなイメージで、どうやって勉強すればよいか迷っている人もまた多いのではないでしょうか。
 
お金の勉強は本や動画、セミナーなどさまざまな媒体ですることができます。実は、お金の勉強はマンガでも十分できるのです。マンガであれば、セリフや図解、イラストもあるので比較的分かりやすいです。
 
そこで今回はお金の勉強を楽しく学べるマンガ『漫画　バビロン大富豪の教え』と『インベスターZ』を簡単に紹介します。マンガで楽しく勉強して、将来のお金の問題に対処できるようになりましょう。

初心者におすすめの『漫画　バビロンの大富豪の教え』

まず紹介するマンガは、90年以上読み継がれる不朽の名作『漫画 バビロン大富豪の教え』です。ジョージ・S・クレイソン氏が書き続けた短編寓話シリーズをまとめて、アメリカで出版されたのが本書です。
 
1926年に出版されて今に至るまで多くの人に読まれており、それだけお金に困らない人生を送るための重要な知恵が書かれている本なのです。
 

舞台は金融の起源としてかつて栄えた古代都市バビロン

物語は金融の起源といわれている古代都市バビロンで繰り広げられます。そこに住む貧乏だけれども、武器職人の息子として懸命に働く少年バンシルが主人公です。
 
あるとき、バンシルは「なぜここまで一生懸命に働いているのにお金持ちになれないのか」という疑問を持ち始めます。そして、お金持ちになる方法を学ぶために、バビロン有数の大富豪であるアルカドに教えを乞いにいくのです。アルカドから教えを乞えることになったバンシルは、黄金（＝お金）を増やす7つの道具を教えてもらい、お金持ちへの道を歩み始めます。
 

お金の増やすために必要なことを全般的に学べる

『漫画 バビロン大富豪の教え』には、経済や投資などに使われる難しい専門用語はほとんど出てきません。分かりやすい言葉だけで説明してくれるので、初心者にも読みやすい本です。
 
投資や資産運用だけではなく、節約やお金の稼ぎ方などお金を増やすことに関わる大切な知恵が網羅的に学べます。どのマンガから読もうか迷っている人は、とりあえず『漫画 バビロン大富豪の教え』を読んでみてはいかがでしょうか。
 

本格的な投資や経済の勉強をしたいなら『インベスターZ』

次に紹介するマンガは、講談社から出版されている『インベスターZ』です。インベスターZは受験マンガで有名となった『ドラゴン桜』の著者である三田紀房氏の作品です。2013年から同社の漫画雑誌モーニングで連載が開始され、単行本は全21巻で完結しています。
 
『インベスターZ』では投資や経済などの細かい解説も描かれているため、お金のことを本格的に学びたい人向けの本といえるでしょう。
 

成績優秀な主人公が学校の投資部に入部して物語が始まる

『インベスターZ』は全国屈指の名門校である道塾学園に、財前孝史（ざいぜんたかし）がトップの成績で入学するところから始まります。最初、財前は野球部に入ろうとしていましたが、そこを学園の成績トップ5人で構成される投資部へ勧誘されて入部するのです。そして、実は道塾学園は投資部が投資でもうけたお金で運営されていると知ります。
 
その後、投資の素人である財前が100億円ものお金を渡されて、8％の利益を出すよう指示されるのです。それをきっかけに紆余曲折ありながら、財前が投資家として成長していく物語となっています。
 

根本的な経済やお金の成り立ちから学べる

『インベスターZ』では、小手先の節約や投資手法ではなく、もっと根本的なお金の知識が学べます。例えば、経済はどのようにして回っているのかだったり、お金がなぜ生まれたのかという起源を学べたりします。一見難しいように思いますが、マンガであることに加えて、本来のストーリーへ自然に組み込まれて説明されているので、とても分かりやすいです。
 
本格的にお金とは何か学びたい人は、『インベスターZ』を読んでみることをおすすめします。
 

マンガで楽しくお金について学ぼう！

本記事では楽しくお金を勉強できる『漫画 バビロン大富豪の教え』と『インベスターZ』というマンガを紹介しました。まずはマンガでお金の勉強を始め、慣れてきたら徐々に専門書や動画などで学ぶと、より理解が深まるでしょう。マンガで楽しくお金を学んで、お金の不安を少しでも取り除いてください。
 

出典

『漫画バビロン大富豪の教え』（文響社　ジョージ・Ｓ・クレイソン：原著、坂野旭：漫画、大橋弘祐：企画・脚本）
『インベスターZ』（講談社　三田紀房）
 
執筆者：増田賢人
2級FP技能士