話題の「断食道場」で心と身体をリフレッシュ！体験内容や費用を解説

「断食」「ファスティング」といった言葉を、どこかで聞いたことはありませんか？　これらは、飲食行為を絶つ行為で、内臓を休ませて、健康や美容・ダイエットに効果的だといわれています。
 
全国各地に、日常を離れて、専門家の指導やサポートのもとに断食を行う「断食道場」が存在します。なかには、スープやジュースなどは飲める「プチ断食」スタイルを取り入れている道場もあり、初心者でも安心して参加できることが特徴です。
 
当記事では、代表的な断食道場を2カ所紹介して、内容や魅力、費用の違いを解説します。

やすらぎの里 静岡県伊東市

静岡県伊豆市にある断食道場「やすらぎの里」は、南欧風ホテルのような外観の施設です。
 
和室と洋室がともにあり、天然温泉や岩盤浴付きで、リラックス効果も期待できます。すべてのコースで、断食講座以外の、各施術・個別面談・ヨガ・温泉入浴の料金が含まれています。
 
断食日数によって、大きく二つの滞在プランがあることが特徴です。それぞれのプランをご紹介します。
 

一週間プラン

毎週日曜スタートの6泊7日プランで、費用は1人あたり9万90円～（税込み）です。「断食」「デトックス」「食養生」の三つのコースがあります。
 
一日の流れとしては、6時の起床後に、ヨガ・散歩・気功体操をし、そのあとマッサージやアロマトリートメントなどのリラクセーション効果のある施術を受けます。午後には、ピラティスや呼吸法などを学び、生活習慣改善講座を受けて、ヨガをして就寝。
 
断食プランの方には、食事時間にみそ汁や野菜のスムージーが出されますので、完全絶食ではない点でも、安心して取り組めます。
 

土曜一泊プラン

1泊のプランには「プチ断食」「デトックス」「食養生」の三つのコースがあり、費用は、1人あたり1万7325円～（税込み）です。
 
12～14時の間にチェックインをして、カルテを記入後、マッサージなどを受けます。夕方からは、ヨガや呼吸法を学び、夕食には回復食をいただきます。
 
翌日は起床後、ヨガと散歩をしてから朝食をとり、午前中にチェックアウトという流れになります。
 

ファスティング旅館 若杉屋 福岡県糟屋郡

福岡県にある断食道場「若杉屋」は、古くからあったお遍路の宿を改装して再生した施設で、複数人と大部屋で過ごすスタイルの道場です。
 
ハンモックによって、極限まで脱力させて緊張を取り払うことで、さまざまな症状の改善を図るハンモックセラピーを体験できることが特徴です。ハンモックによって、身体の重力を分散させて、猫背・脊柱側弯（そくわん）などの姿勢改善が期待できるといわれています。
 
ファスティング・森林セラピー・お遍路メニューを組み合わせて、「内臓・こころ・脳」のお手入れをする二つのプランを、それぞれご紹介します。
 

2泊3日リラックスプラン

基本的な一日の流れは、7時に起床後、ボディーワークを行い、そのあと森林セラピー・ハンモックセラピーを受けます。このワークとセラピーの合間に、ファスティング専用のドリンクを摂取するため、指定された食事時間はありません。
 
また、さまざまなワークを行ったあとには、脳のお手入れとして「写経」の時間があります。生活習慣改善講座と、プラン終了後の生活のアドバイスを受けて、一日の終わりにも、ボディーワークを行ってから就寝します。最終日には、自身の身体を計測して、食のワーク（座学）とお遍路作法を学び、修了です。
 
費用は3万9600円（税込み）で、リピーター価格は3万6300円（税込み）です。
 

3泊4日デトックスプラン

上記より1泊多いプランで、費用は5万600円（税込み）と、1日あたりの料金は安くなります。リピーター価格は4万7300円（税込み）です。
 
両プランともにリピーター価格がありますので、2回目以降はおトクに参加できることも大きな特徴です。
 

断食ライフを経て、心身ともに健康になろう

断食道場と聞くと、寺で座禅を組んだり、水だけで数日過ごしたりする「厳しい道場」というイメージを、お持ちの方が多かったのではないでしょうか。しかし、当記事でも紹介したとおり、ホテルのような施設で、気軽に試せる断食プランが用意された断食道場もあります。
 
また、完全に食事を絶つのではなく、スムージーで栄養を摂取しつつ、内臓を休めるプランを選択すれば、挑戦のハードルはそこまで高くないかもしれません。
 
気軽に試せるプランから、しっかり仕事から離れて、連日挑戦するプランもありますので、ご自身の生活や心身と相談しながら、参加できるものを探してみましょう。
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー