「月3000円」程度でワンランク上の水生活に？ウォーターサーバーの「種類」や「費用」を解説

ウォーターサーバーが家にあると、手軽においしい水を飲むことができて便利ですよね。でも「ウォーターサーバーは高いから……」と諦めてはいませんか？

実はウォーターサーバーには大きく2種類あり、宅配される水ボトルを交換するタイプと、水道水を補給して浄水するタイプに分かれます。後者は水ボトル代が発生しないことから、比較的低料金で利用できることを知っていますか？本記事では、この水道補給型ウォーターサーバーの利用方法や費用について解説します。

執筆者：佐々木咲（ささきさき）

2級FP技能士

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1 2種類のウォーターサーバー
2 水道補給型ウォーターサーバーは定額で利用できる
3 水道補給型ウォーターサーバーの紹介
4 500mlのペットボトル水を毎日買った場合との比較
5 まとめ

2種類のウォーターサーバー

ウォーターサーバーとは、レバーやボタンを押すと冷水や温水、機種によっては常温水が出てくる電化製品のことです。サーバー本体に水ボトルを設置して、そこから給水するタイプと、水道水を利用して給水するタイプの2種類があります。

さらに後者は、利用者が直接サーバーに入れて浄水するタイプ（水道補給型）と、水道の栓とサーバーをつなぎ水道の水をサーバーに送る工事を行って給水するタイプ（水道直結型）があります。水道直結型は補充の手間がない部分は便利ですが、水栓から近い場所にしか設置できないというデメリットがあります。

ウォーターサーバーはリース

ウォーターサーバーの本体は、ほとんどの業者の場合でリース形式となっており、月額料金を支払って利用します。そのため、ウォーターサーバーを維持していくための費用は月額料金に含まれており、フィルター交換代やサーバー本体の修理代など臨時的な費用が発生することは基本的にありません。

水道補給型ウォーターサーバーは定額で利用できる

水道補給型ウォーターサーバーをおすすめする理由は、月額料金が比較的安く、そして定額だからです。

水ボトルを設置して給水するウォーターサーバーの料金体系は、基本的に月額料金＋水ボトル代となっており、水ボトルの消費本数によって毎月料金が異なります。家族人数が多い場合には、月額1万円を超える家庭もあるでしょう。

これに対して水道補給型ウォーターサーバーは、水道水をろ過して使用するため水ボトルを購入する必要がありません。そのため毎月定額で利用することが可能となっています。

水道補給型ウォーターサーバーの紹介

水道補給型ウォーターサーバーの中でも、低コストの機種を4つ紹介します。

Locca（ロッカ）：月額2680円

ロッカのウォーターサーバーの月額料金は2680円（税込）と低価格設定で、手軽にウォーターサーバーを使いたいという人にぴったりです。水ボトルタイプの業者としておなじみのプレミアムウォーターが手がけていることから安心感もあるでしょう。こちらは水道水をタンクに入れて使う、水道水補充型となっています。

エブリィフレシャス：月額3300円

エブリィフレシャスの月額料金は3300円（税込）です。卓上型の「ミニ」、床置き型の「トール」ともにインテリアとしても映える上質なデザインが魅力です。ロッカと同じく水道水補充型であり、設置場所を選ばず置くことができます。

ハミングウォーター：月額3300円

水道水補充型のハミングウォーターの月額料金は3300円（税込）です。チャイルドロック機能や、ボタンがサーバー上部に付いているなど子どものいたずら防止にも配慮されており、特に小さな子どもがいる家庭におすすめです。

ウォータースタンド：月額3300円

ウォータースタンドは豊富な機種選択ができる点が魅力です。最安の月額料金は水道水補充型で3300円（税込）、水栓とサーバーをつなげる水道直結型では2200円（税込）からとなっています。

500mlのペットボトル水を毎日買った場合との比較

500mlの水を毎日100円で購入している場合、1ヶ月で約3000円かかります（100円×30日）。これに対して、ウォーターサーバーを使った場合の金額を算出してみます。サーバーのリースにかかる月額料金が3300円と仮定、500mlの水道代が0.12円（東京都水道局の水道代が1リットルあたり0.24円から計算））で毎日使うと0.12円×30日で約3.6円です。

つまりウォーターサーバーを使った場合の月額費用は3304円程度です。ペットボトルを購入する場合と、金額はほとんど変わらないことがわかります。しかし、ウォーターサーバーであればそのほか料理などにも上質な飲料水が使い放題である点を考えると、ウォーターサーバーがお得と感じる人も多いのではないでしょうか。