更新日: 2023.10.16 子育て

「児童手当」がもらえなくても諦めないで！都民なら「018（ゼロイチハチ）サポート」で月5000円が給付される!?

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2022年10月に「児童手当法」が改正されたため、高所得の世帯のなかには、給付金の受給対象から外れてしまう世帯もあるでしょう。

一方で、東京都では2023年9月1日から、子ども・子育て支援の一つとして「018（ゼロイチハチ）サポート」の受け付けが始まりました。この制度により、給付金を受け取れる対象が広がります。

そこで今回は、児童手当制度と、東京都の「018（ゼロイチハチ）サポート」について、詳しく解説します。

執筆者：FINANCIAL FIELD編集部（ふぁいなんしゃるふぃーるどへんしゅうぶ）

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1 児童手当は所得によっては支給されない？
2 都民限定「018（ゼロイチハチ）サポート」とは
3 児童手当がもらえなくても諦めないで！

児童手当は所得によっては支給されない？

「児童手当制度」とは、子どもが中学校を卒業するまで（15歳の誕生日後の最初の3月31日まで）の期間、給付金が受け取れる制度です。支給額は、所得や子どもの年齢により異なります。

表1

児童の年齢	児童手当の支給額（児童1人当たりの月額）
3歳未満	一律1万5000円
3歳以上小学校修了前	1万円（第3子以降は1万5000円）
中学生	一律1万円

※内閣府「児童手当制度のご案内」をもとに筆者作成

さらに児童手当制度には、「所得制限限度額」と「所得上限限度額」の2種類の基準が定められており、所得によって、受け取れる額は以下のように異なります。

●「所得制限限度額」以内：児童手当支給額
●「所得制限限度額」を超えているが「所得上限限度額」以内：一律5000円（特例給付）
●「所得上限限度額」以上：支給なし

「所得制限限度額」と「所得上限限度額」の金額は、子どもの人数によって異なるため、詳しくは、内閣府の公式サイトをご確認ください。

都民限定「018（ゼロイチハチ）サポート」とは

東京都が支援している「018（ゼロイチハチ）サポート」とは、都内在住の18歳以下の子どもに対して、1人当たり月額5000円（年額6万円）を支給する制度です。支給対象は以下の通りです。

●0～18歳に達する日以後の最初の3月31日までの間にある方
※平成17年（2005年）4月2日～令和6年（2024年）3月1日までに生まれた方
●原則、令和5年度中に都内に住所を有するか、もしくは有していた方

所得制限がないため、全ての子育て世帯に、月額5000円（年額6万円）が支給されます。児童手当の所得制限を超えてしまった家庭でも、給付金が受け取れるため、都内在住の方は、申請することをおすすめします。

制度の利用は、東京都の018サポートのポータルサイトから申請できます。

児童手当がもらえなくても諦めないで！

東京都が実施している、子育て支援制度について紹介しました。ほかの都道府県でも、独自の子育て支援制度を実施しているところがあります。

児童手当法が改正されて、所得によって支給額に差が出たり、受給できなかったりする家庭もあるでしょう。その場合は、自分たちが住む地域に、利用できる制度がないかを確認してみましょう。