来年息子が「野球強豪校」に入学を予定しています。坊主が決まっているのですが美容院と自宅でバリカンどちらが良いですか？

今年度の甲子園大会では、球児が坊主ではない高校がいくつか出場し、話題になりました。しかし、野球部に入部したら坊主にするという高校もいまだに多数存在します。
 
本記事では坊主にする場合にかかる費用を、美容院とホームカットで比較します。それぞれのメリット・デメリットもあわせて見ていきましょう。

美容院とホームカットの比較をしてみた

美容院とホームカットではかかる費用が異なります。美容院ではカット代がかかり、ホームカットであればカットするためのバリカンの購入費が必要です。月に1回坊主にする場合、それぞれどの程度の費用がかかるのか比較して紹介します。
 

月に1回美容院で坊主にする場合

美容院で坊主にする場合は、カット代がかかります。1回のカット代の全国平均は総務省統計局の調査によると約3600円ですので、月に1回坊主にする場合は年間で4万3200円ほどになります。
 
高校野球は3年生の夏までのため、2年5ヶ月ほどの間、月に1回美容院でカットすると、入部から引退までに10万4400円ほどかかる計算です。そのため、美容院でのカットはホームカットと比べると高い費用がかかります。
 

月に1回自宅でバリカンを購入してホームカットする場合

ホームカットする場合は、バリカンの購入が必要です。バリカンは、3000円ほどから購入できます。
 
刃がさびてきた場合は交換が必要ですが、2000円ほどの替え刃を購入すれば本体の買い替えは不要です。刃の寿命は約2年のため、1回の交換で済むでしょう。また、700円ほどで購入できるオイルを使用後に塗ることで刃が長持ちします。
 
部活を引退するまでにかかる費用は1万円ほどのため、美容院でカットするのと比べてかなり安く抑えられます。
 

美容院のメリット・デメリット

ここからは美容院のメリット・デメリットについて紹介します。美容院ではカット代がかさむデメリットがある反面、メリットも存在しますので確認しましょう。
 

美容院のメリット

美容院のメリットは、プロにカットしてもらうためきれいに仕上がることです。髪の長さを何ミリにするかで、同じ坊主でも印象は変わるため、希望がある場合は美容師に伝えるとその長さでカットしてもらえます。
 
また、高校生になると坊主でもきちんときれいにそろえたいと思うお子さんもいますので、その場合は美容院でカットしてもらったほうがいいでしょう。
 

美容院のデメリット

美容院のデメリットは自分のタイミングでカットしにくいことです。平日は学校と部活で忙しく、休日に美容院に行こうとしても混雑していたり自分の空いている時間に予約が取れなかったりします。強豪校であれば休日でも練習や遠征が多いため、結果的に美容院に行く時間は限られるでしょう。
 

ホームカットのメリット・デメリット

次に、ホームカットの場合どのようなメリット・デメリットがあるか確認しましょう。
 

ホームカットのメリット

ホームカットのメリットは、美容院に比べて費用が抑えられることです。ホームカットで最低限必要なものはバリカンだけですので、バリカンさえ用意できれば他の費用はかかりません。坊主を維持する場合、1ヶ月に1度はカットする必要があるため、毎回美容院でカットすると費用がかさみます。そのため安く抑えたい方はホームカットのほうがいいでしょう。
 
学校や部活で忙しく美容院に行く時間がない方も、自分の都合のいいときに髪を切れるのがホームカットのメリットです。
 

ホームカットのデメリット

ホームカットのデメリットは、慣れるまで時間がかかることです。坊主の場合はバリカンで髪をカットしますが、慣れていないとムラができバランスが悪くなるおそれがあります。初めてのカットできれいに仕上げるには、事前にカットの仕方や注意点を調べておくことが大切です。
 
またホームカットでは、床に落ちた髪を掃除機などできれいにする必要があり、手間がかかります。風呂場や洗面器で髪を切る方も多いですが、切った髪は排水管の詰まりの原因となるため、排水溝にネットをかぶせて髪が流れないようにしましょう。
 

まとめ

今回は、坊主にする場合にかかる費用を、美容院とホームカットで比較しました。野球の強豪校に入学するとなると、坊主にするために使える時間も限られてくるでしょう。
 
美容院とホームカットは、どちらにもそれぞれ良い点はあるため、料金などを比較しながらお子さんと相談して決めることが大切です。
 

出典

総務省統計局 小物物価統計調査（動向編）調査結果 2023年8月
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー