「車検代」は業者によって4万円の差になることも!? 安く車検を受ける方法を解説！

あなたはどこで車検を受けていますか？車を所有していれば、通常2年に1回は車検を受けなければなりません。車検費用は総額10万円を超えることも多く、所有者にとっては大きな負担となります。

しかし、車検は受ける業者によって、費用が大きく変わることもあるのです。本記事では、車検を受けられる業者の種類と、安く車検を受けられる方法を解説します。

執筆者：山本峻（やまもとしゅん）

2級ファイナンシャル・プランニング技能士　

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1 車検を受けられる業者の種類と特徴
2 車検相場の費用
3 安く車検を受けるなら、車検比較サイトから申し込もう
4 まとめ

車検を受けられる業者の種類と特徴

車検を受けられる業者はいろいろありますが、本記事では「ディーラー」「カー用品店」「ガソリンスタンド」について解説します。それぞれ費用が異なる分、検査項目の数や交換する部品の種類、整備士の専門性などに違いがあるため、あらかじめ確認しておきましょう。

ディーラー

ディーラーでの車検は、整備の質が高いのが特徴です。ディーラーの場合、特定のメーカーの車を専門的に取り扱うため、メーカーの車に詳しい整備スタッフが車検を行います。

車の部品が劣化している場合、車検の際に交換が必要となる場合もあります。ディーラーの場合、部品は純正のものに交換できるため、運転中に不具合が起こる可能性を下げられるでしょう。

とは言え、質の高い車検が受けられる分、費用が割高になってしまいます。そのため、車検費用が高くなっても、安心感や信頼性を重視する方におすすめです。

カー用品店

カー用品店は車に関するさまざまな部品を販売している場所であるため、交換部品を豊富な選択肢から選べるのが特徴です。

ただし、全てのカー用品店が車検に対応しているわけではなく、店舗によって整備の質にムラがあることも考慮する必要があります。カー用品店は、予算や性能に合わせて、自分好みの部品を選びたい人に向いています。

ガソリンスタンド

ガソリンスタンドは、ディーラーやカー用品店と比べて安く車検を受けられるのが魅力です。さらに車検を受ければガソリンの割引サービスなどが付いてくる場合も多く、車の維持費を下げられるでしょう。

ただし費用が安い分、ディーラーなどに比べて必要最低限の整備になるケースもあります。さらに指定の整備工場に移してから車検する場合も多く、車が戻るまでに数日間待たなければならないことも少なくありません。ガソリンスタンドでの車検は、なるべく費用を抑えたいという方におすすめです。

車検相場の費用

車検費用は「法定費用」と「車検基本料金」があり、さらに「部品代」と「作業料金」が加わります。法定費用はどのお店に依頼してもほぼ変わりませんが、車検基本料金、部品代、作業料金はお店によって異なります。

事例として、車両重量1～1.5トンあるコンパクトカーの「法定費用」と「車検基本料」を合わせた車検総額の相場は、図表1のようになります。

図表1

業者	小型乗用車
ディーラー	9万6485円
カー用品店	7万450円
ガソリンスタンド	6万9850円

茨城トヨペット株式会社スマイルトヨペット車検
株式会社イエローハットイエローハット水戸中央店車検価格表
コスモ石油販売株式会社茨城県水戸市ガソリンスタンド・サービスステーション S&CCS水戸コスモ石油販売より筆者作成

あくまでも車検費用の相場は目安に過ぎません。筆者の体験では、カー用品店で見積もられた金額が、ガソリンスタンドで見積もられた金額より4万円も高かったことがあります。

車検基本料はカー用品店のほうが安かったにも関わらず、部品代や作業代金が重なり、最終的には見積もり費用が高くなりました。

車に詳しくない人であれば、車検費用を比較せず、高い車検費用を支払っているかもしれませんが、納得のいく車検を受けるためには、複数の業者で見積もりを取るようにしましょう。

安く車検を受けるなら、車検比較サイトから申し込もう

車検費用を安くしたいなら、車検比較サイトから申し込むのがおすすめです。サイト内では参考車検価格や口コミが表示されるため、自宅にいながら多くのお店を比較できます。

さらにネットから予約することで、1万円以上の割引が受けられることもあります。車検の時期が近づいている方であれば、自分が住んでいる地域で検索して、安く車検を受けられるお店を探してみてください。