旅行先で偶然再会した友人に、熱海から東京まで車で送ってもらった！「お礼」のガソリン代はいくら渡せばよい？

車で移動する場合は、ガソリン代や高速道路料金などのランニングコストがかかります。
 
そのため友達に車で送ってもらった際に、お礼をしたいと思うことでしょう。特に長距離を運転してもらう場合は、ドライバーにかかる精神的・金銭的な負担を考えて、ガソリン代の一部を渡すなどするのがマナーといわれています。
 
そこで今回は、旅行先で偶然再会した友達が熱海から東京まで送ってくれた場合に、お礼としていくら渡せばいいのかについて解説します。

車で送ってもらった場合のお礼のマナー

友達の車で出かけたり送ってもらったりするなど、誰かの車に乗せてもらう機会があるでしょう。ドライバーから直接お金を請求されることはなかったとしても、自らガソリン代の一部を負担することがマナーとされています。
 
車の運転には、安全運転の責任と緊張による精神的な負担や、ガソリン代・高速道路代などの金銭的な負担がかかります。
 
お礼の方法は状況や友達との関係性にもよりますが、移動にかかる費用を計算して割り勘にした代金を渡すといいでしょう。
 

熱海から東京まで送ってもらったらガソリン代はいくら渡すといい？

友達に車に乗せてもらった場合、移動にかかる金銭的負担の一部をお礼として渡したい場合は、どのように計算するといいでしょうか。
 
例えば、旅行先で偶然再会した友達に、熱海から東京まで送ってもらったとします。熱海駅から東京駅までの移動にかかる費用は以下の通りです。
 

・高速道路代

NAVITIMEによると、自動料金収受システム（ETC）を使わなかった場合の熱海駅から東京駅までに利用する有料道路の料金は表1の通りです。
 
表1
 

有料道路	軽自動車	普通自動車
真鶴道路	150円	200円
西湘バイパス	160円	210円
小田原厚木道路	640円	740円
東名高速道路	1070円	1300円
首都高速道路	1590円	1950円
合計	3610円	4400円

 
※NAVITIME「自動車ルート検索」をもとに筆者作成（2023年12月時点）
 

・ガソリン代（経済産業省　資源エネルギー庁「石油製品価格調査」より算出）

ガソリン代は「距離÷任意の車の燃費×ガソリン単価」で計算できます。熱海駅から東京駅までの距離は、約105.7キロメートルです。また12月4日時点のレギュラーガソリンの店頭現金小売価格は175円／リットルです。
 
燃費性能にもよりますが、例えば燃費が15キロメートル／リットルの車の場合、ガソリン代は約1233円になります。燃費が20キロメートル／リットルの場合は、約924円です。
 
燃費が20キロメートル／リットルの軽自動車の場合、移動にかかる費用の合計は約4534円です。2人分で割ると、一人2267円になりますが、小銭が少なくなるように2500円ほど渡すといいでしょう。燃費が15キロメートル／リットルの普通自動車の場合、約5633円を割ると約2816円なので、3000円を渡します。
 

車に乗せてもらうときはドライバーへの配慮も忘れずに！

熱海から東京までのように長距離を移動する場合、同乗者がガソリン代の一部を負担してくれるとドライバーにとっては大変助かります。
 
移動時間は2時間弱のロングドライブですから、地図アプリを見て道案内をしたり、道中の食事や飲み物を渡してあげるのもいいでしょう。移動の時間と空間を楽しく共有し、ドライバーへの配慮も忘れないようにしましょう。
 

出典

経済産業省資源エネルギー庁 石油製品価格調査1. 給油所小売価格調査（ガソリン、軽油、灯油） 12月6日（水）結果詳細版

株式会社ナビタイムジャパン NAVITIME 自動車ルート検索

 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー