朝食を「納豆ごはん」だけにすると節約になる？栄養面についても解説

配信日: 2023.12.16

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手軽で栄養も豊富な納豆は、朝食の定番です。物価高が叫ばれる昨今、節約のために朝食を納豆ごはんだけにしたら、月にいくら節約できるのでしょうか。本記事では、通常の朝食と納豆ごはんのみの朝食の食費を試算してみました。どれだけ節約になるのか、気になる栄養面も含めて解説します。

執筆者：FINANCIAL FIELD編集部（ふぁいなんしゃるふぃーるどへんしゅうぶ）

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1 納豆ごはんだけで栄養面は大丈夫？
2 納豆ごはんでいくら食費を節約できる？
3 約4割の人が平日の朝外食をする！
4 納豆ごはんは栄養価が高く節約にもおすすめ！

納豆ごはんだけで栄養面は大丈夫？

まず納豆ごはんの栄養面を見ていきましょう。結論からいえば、納豆ごはんは栄養価が高いと言えます。

納豆は納豆菌により大豆を発酵させた発酵食品です。納豆1パック（45g）には、筋肉や臓器などの構成に必要なたんぱく質7.4g（牛肉肩ロース54g相当）や腸活に取り入れたい食物繊維が3g（にんじん4/5本相当）、その他もビタミンB2・B6、ビタミンE、ビタミンK、カルシウム、鉄など体に必要な栄養素が豊富に含まれています。

一方で納豆にはビタミンAとビタミンCが含まれていません。バランス良く栄養価をアップさせるなら、ブロッコリーなどをプラスすると良いでしょう。

納豆ごはんでいくら食費を節約できる？

次に納豆ごはんは安いのかどうかを見ていきましょう。株式会社マクロミルが2017年に行った調査によると、首都圏の20～59歳の男女の平均的な朝食の値段は1食あたり約260円です。

総務省統計局の小売物価統計調査（東京都区部小売価格／2023年11月）によると、納豆（1パック・50g×3または45g×3）の値段は100円で1パック約33円、茶碗1杯が150gだとするとお米は約73円のため、納豆ごはんの食費は約106円となります。朝食平均額260円と比べると154円も食費が節約できることがわかります。

約4割の人が平日の朝外食をする！

ホットペッパーグルメ外食総研が2019年に行った、朝食を外食する人はどの程度いるのかという調査によると、平日の朝に外食をすると答えた人は37.3％おり、「毎日朝外食する人が3.5％」「週3～6日が3.6％」「週2日以下が30.2％」という結果になっています。また、朝外食で食べたいものの1位は男女ともに「サンドイッチ」でした。

では、朝外食でサンドイッチを食べた場合と納豆ごはんのみの食費を比較してみましょう。今回はサブウェイのモーニングを例に試算します。モーニングメニューの中で最も安い商品は「サラミ＆チーズ」と「ツナ＆チーズ」の単品290円です（2023年12月9日時点）。

納豆ごはんは1食106円なので、自炊すれば184円の節約になります。朝外食は朝食作りの手間が省けて便利ですが、週1回の朝外食でも月736円食費がプラスとなることを覚えておきましょう。

納豆ごはんは栄養価が高く節約にもおすすめ！

朝食を納豆ごはんのみにした場合、一般的な朝食に比べて約150円の節約になることがわかりました。納豆は5大栄養素がすべて含まれていますが、含まれていないビタミンAやCを補う食品を朝食にプラスすれば、さらに健康に良いでしょう。朝食のメニューに困ったら、納豆ごはんを選択肢の1つに入れてみることをおすすめします。