「りんご」を買ったらスカスカで損した気分です…せっかく買うならおいしいものが良いのですが、どうすれば見分けられますか？

「スーパーで買ったりんごの水分が抜けていてスカスカ・モサモサだった」といった経験はありませんか。なかには、「損をしたくないからおいしいりんごの見分け方を知りたい」と考えている方もいるはずです。10月～2月ごろに旬を迎えるりんごですが、そのすべてがみずみずしくおいしいわけではありません。
 
今回は、おいしいりんごの見分け方と、りんごがスカスカ・モサモサだったときの対処法を解説します。

みずみずしくておいしいりんごの見分け方

おいしいりんごは、次の方法で見分けられます。
 

・好みの品種を選ぶ

りんごの特徴は、品種により異なります。おいしいりんごを食べたい方は、好みの品種を選ぶことが大切です。ここでは、代表的な品種「サンふじ」「ジョナゴールド」「陸奥（むつ）」の特徴を紹介します。「サンふじ」は、甘味と酸味のバランスが良い品種です。シャキシャキした食感も特徴の一つと言えます。
 
一方、「ジョナゴールド」はさわやかな酸味が特徴の品種です。ジュースなどの材料として用いられることもあります。また、「陸奥（むつ）」は400～500グラム程度に育つ大玉の品種です。独特の香りと硬めの食感が魅力と言えるでしょう。
 

・色とつやを確認

色とつやもおいしいりんごを見分けるポイントです。甘みが強く味が濃いりんごは、全体的に赤くつやもよい傾向のため、下まで赤くてつややかなりんごを選ぶとよいでしょう。
 

・おしりを確認

りんごのおしり（下部のくぼんでいる部分）も確認しておきたいポイントです。左右対称にしっかりとくぼんでいるりんごは、甘いものが多いと言われています。また、おしりが丸みを帯びていることもおいしいりんごのポイントです。
 

・ツルを確認

おしりに加えて、りんごのツル（枝とりんごをつないでいた部分）も確認しておきましょう。ツルが太くて付け根部分が深くくぼんでいるものを選ぶと、おいしいりんごに出会いやすくなります。また、ツルの状態はリンゴのみずみずしさを評価する目安となります。ツルが干からびているものは、水分量が少ないため避けたほうが無難です。
 

食感が悪いりんごの活用方法

注意深く選んでも、スカスカ・モサモサのりんごと出会ってしまうことはあります。食感が悪いりんごは、ひと手間を加えるとおいしく食べられます。購入したりんごを無駄にしたくない方は、次の方法を試してみてはいかがでしょうか。
 

・ジャムの材料にする

食感の悪さは、ジャムにすると目立ちにくくなります。基本の調理方法は、次の通りです。

1.りんごをしっかりと洗って6等分に切り分ける
2.芯を取り除いてざく切りにする
3.小鍋に2のりんごと重量の55～65％の砂糖を加えてアクをとりながら煮る
4.水分が減ってとろみがつけば完成

砂糖の量は、リンゴの甘さや好みで調整します。
 

・スムージーの材料にする

食感の悪いりんごは、スムージーにするとおいしく食べられます。基本の調理法は、次の通りです。

1.りんごの皮をむいて芯を取り除く
2.1のりんごを1口大程度にカットして冷凍する
3.ミキサーに2のりんご、牛乳、ヨーグルト、お好みでレモンまたはハチミツを加えてまぜる
4.なめらかになったら完成

ヨーグルトの代わりに冷凍バナナを加えると、まったりとした食感、濃厚な味わいになります。
 

スカスカ・モサモサのりんごも美味しく食べられる

10月～2月は、特にりんごがおいしい季節です。しかし、購入したりんごがスカスカ・モサモサということもあります。このようなりんごは、ジャムやスムージーにするとおいしく食べられます。
 
りんごを無駄にしたくない方は、ひと手間を加えてみてはいかがでしょうか。スカスカ・モサモサのりんごを選びたくない場合は、りんごの色やつや、おしり、ツルの状態に注意するとよいでしょう。
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー