更新日: 2023.12.25 その他暮らし

バス通勤に変更したけど、時間通りに来ないことがよくあります。運賃を返してもらうことはできますか？

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渋滞や災害、トラブルなどによって、路線バスは時間通りに運行しないケースがあります。それでは、大幅に到着が遅れた場合、バス会社からバス運賃を返金してもらうことはできるのでしょうか。そこで、本記事では、運賃の返金対応は可能なのかを解説します。あわせて、バス通勤に代わる手段と通勤手当についても解説していきましょう。

執筆者：FINANCIAL FIELD編集部（ふぁいなんしゃるふぃーるどへんしゅうぶ）

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1 運賃の返金は？
2 バス会社に苦情を言ってもよい場合とは？
3 バス通勤の代わりの手段は？
4 バスは遅延でも運賃の返金はなし

運賃の返金は？

路線バスは、原則として決まったルートを決まった時間に運行することになっています。しかし、渋滞や災害、トラブルなどによって、ルート変更をしたり増便または減便したりする可能性があります。

路線バスが時間通りに運行しているかどうか知りたい場合は、バス停での案内表示をはじめ、バス会社のホームページ、バス運転士のアナウンスなどで知ることが可能です。場合によっては、バス会社に電話して確認するのもよいでしょう。

ただし、もしも渋滞や災害、トラブルなどによって路線バスが大幅に遅れても、運賃が返金されることはありません。バスの運賃の対価は、乗客を時間通りに運ぶことではなく、目的地に連れていくことだからです。また、バスが遅れたことによって、その後の予定に支障が出たとしても補償はありません。

バス会社に苦情を言ってもよい場合とは？

バスはやむを得ない理由で、遅れて到着することがあります。それでは、逆にバス停の時刻表よりも早く出発することはあるのでしょうか。時刻表よりも早く出発することを「早発」といいます。実は、早発は「旅客自動車運送事業運輸規則」によって禁止されています。

時刻表通りにバス停に着いてバスを待っていたのに、予定のバスが早く出発していた場合、バス会社に苦情を言っても問題ありません。もし苦情を言っても改善されない場合は、地域の運輸局担当部署「自動車監査官（旅客担当）」に連絡するようにしましょう。各地方の運輸局の連絡先については、国土交通省のホームページにて掲載されています。

バス通勤の代わりの手段は？

路線バスを使わない場合、マイカーや自転車で通勤するといった方法もあります。マイカーや自転車の場合は、会社が規定する通勤手当が出ます。通勤手当は、一定の限度額までは非課税です。ただし、非課税となる1ヶ月当たりの限度額は決まっています。通勤経路に沿った片道の通勤距離が2キロメートル未満の場合、全額課税です。

続けて2キロメートル以上10キロメートル未満は4200円、10キロメートル以上15キロメートル未満は7100円、15キロメートル以上25キロメートル未満は1万2900円、25キロメートル以上35キロメートル未満は1万8700円、35キロメートル以上45キロメートル未満は2万4400円、45キロメートル以上55キロメートル未満は2万8000円、55キロメートル以上は3万1600円になります。

1ヶ月の通勤手当が非課税の限度額を超えた場合、その超えた部分の金額が給与として扱われて、税金がかかることになります。

バスは遅延でも運賃の返金はなし

渋滞や災害、トラブルなどによって路線バスが大幅に遅れても、運賃が返金されることはありません。バスの運賃の対価は、乗客を時間通りに運ぶことではなく、目的地に連れていくことだからです。

バスを使わない場合、マイカーや自転車で通勤するという方法もあります。通勤手当は会社が自由に決めることができ、非課税となる1ヶ月当たりの限度額は決まっています。