友人とツーリングをしたいと考えています。費用はなるべく抑えたく、高速道路の「安い時間帯」が知りたいです。

ツーリングは、普段とは違った景色を眺められたり、非日常を感じられたりするため、リフレッシュにぴったりです。しかし、高速道路を利用する際に、気になるのが交通費用です。県をまたいでドライブする場合に、できる限り高速料金を抑えたいと考える方もいるでしょう。今回は、ツーリングを行う際に、費用を抑えられる「ETC割引」について紹介します。

執筆者：FINANCIAL FIELD編集部（ふぁいなんしゃるふぃーるどへんしゅうぶ）

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1 ETC割引料金は3種類ある
2 東京〜仙台宮城を3つのパターンで紹介
3 連休も高速道路割引料金は適用される？
4 ツーリングで気をつけたい！渋滞緩和のコツ
5 ツーリングはお得かつ安全に楽しもう

ETC割引料金は3種類ある

高速道路を走行する際に、ETC（自動料金収受システム）を使うと料金を抑えられます。ETC割引は3種類あり、下記のとおりです。

	ETC平日朝夕割引	ETC休日割引	ETC深夜割引
割引率	平日の一定時間内に利用すると、回数に応じて、30％・50％の料金が還元	地方部区間は30％割引	毎日0～4時の時間帯に利用で30％割引
要件	平日朝：6～9時平日夕：17～20時入口料金所または出口料金所を6～9時の間または17～20時に通過全車種に適用	普通車・軽自動車等（二輪車）限定で土日・祝日に適用（大型連休除く）	0～4時の間にNEXCO3社が管理する割引対象道路を走行すれば適用全車種に適用
注意点	東京・大阪近郊一部エリアは対象外	東京・大阪近郊一部エリアは対象外	高速道路と高速国道、首都高速などにまたがる場合は、通過時間に注意

※東日本高速道路株式会社ドラぷら E-NEXCOドライブプラザ「ETC割引・各種割引」をもとに筆者作成

これらの割引は、東京や大阪などでは適用外になるため、近くにお出掛けの際は、割引エリアに該当しているかをNEXCOの公式ホームページで確認しましょう。なお、複数の割引条件にまたがる場合は、最も割引率が高いものが適用になります。

東京〜仙台宮城を3つのパターンで紹介

ここからは、具体的なエリアで料金を見ていきましょう。今回は、休日の深夜・平日の朝・休日の朝に出発する3つのパターンを想定して、料金を比較します。なお今回は、東京から仙台を目指します。

今回は、NAVITIMEの料金検索を用いて算出します。ルートは、東京IC（東名高速道路）から東名川崎IC～東京IC（首都3号渋谷線）～大橋JCT〜熊野町JCT〜板橋JCT〜江北JCT〜川口JCT（東北自動車道）を経由して、仙台宮城ICで降ります。かかる時間はいずれも休憩時間や渋滞を加味せず4時間30分ほどです。

休日深夜0時に出発	平日の朝8時に出発	休日の朝8時に出発
6950円	9720円	7720円

上記の料金から、割引の有無で約2000円の差があることが分かります。

連休も高速道路割引料金は適用される？

「連休は割引があるの？」と気になる方も多いでしょう。ここでは、前年度の連休実績を紹介します。

2023年4月〜2024年1月の連休は休日割引適用なし

2023年の4/29・30、5/3〜5/7、8/11〜8/13、12/30〜1/3の連休は、割引の適用がありませんでした。そのため、2024年も、連休は休日割引が適用されない可能性があるでしょう。連休中は混雑が予想されるため、割引は設けられていない傾向にあります。

ツーリングで気をつけたい！渋滞緩和のコツ

ここからは、楽しいツーリングに行く前に知っておきたい、渋滞緩和のコツを紹介します。全てのドライバーがマナーを守り、安全かつスムーズに走行したいですね。

上り坂での速度に注意

上り坂では速度が落ちて、渋滞が起こりがちですので、速度を必要以上に落とさないように注意しましょう。特に山間部では上り坂が続き、ついついスローダウンしてしまうことがあります。

車間距離を適切に

走行時は、車間距離を適切に取りましょう。車間距離が近すぎると、渋滞が起こった際に衝突してしまう可能性が高まります。また、必要以上に車間距離を取りすぎていた場合も、渋滞が起こりやすくなるでしょう。

頻繁な車線変更を避けよう

頻繁な車線変更は、渋滞の原因になりかねません。車線変更を何度も行うと、後続車が減速して、渋滞が起こります。そのため、車線変更は必要最低限にとどめましょう。

また、渋滞に巻き込まれた際には、集中力が切れてしまったり、イライラして安全運転がおろそかになったりしがちです。渋滞のときだからこそ、サービスエリアでおいしいものを食べたり、休憩する時間を設けたりして、心にゆとりを持ちましょう。