更新日: 2024.01.31 子育て

子ども3人の場合、そもそも子育て費用はいくらかかるのでしょうか？

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「子育てにはお金がかかる」といわれているため、どのくらいかかるのか気になる人は多いのではないでしょうか。

子育て費用には、大別すると学校にかかる教育費用と、食費や衣服費などにかかる養育費用があります。一方、子育て支援として児童手当や医療費の助成などもありますが、子ども3人の子育て費用はいくらかかるのでしょうか。本記事では、子ども3人の教育費用や養育費用について解説します。

執筆者：FINANCIAL FIELD編集部（ふぁいなんしゃるふぃーるどへんしゅうぶ）

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1 子ども3人の教育費用
2 子ども3人の養育費用
3 子ども3人の子育て費用は高額！子どもが義務教育のうちに教育費用を貯めておこう

子ども3人の教育費用

子どもの教育費には、保育料や学校にかかる教育費や給食費、習い事の費用などがあります。子ども3人では、それぞれの費用がどのくらいかかるのかについての目安を紹介します。

・幼稚園（保育料）
文部科学省が発表した「令和3年度子供の学習費調査の結果」によると、子ども一人あたりの1年間の保育料は、公立幼稚園で16万5128円、私立幼稚園が30万8909円でした。仮に子ども3人が3年間公立幼稚園に通った場合の保育料を計算すると約148万6152円、私立幼稚園では約278万181円となります。

また、平成30年度の調査では公立幼稚園22万3647円、私立幼稚園52万7916円と令和3年度の学習費より高めでした。令和元年10月から、3～5歳の子どもにかかる保育料の無償化制度が開始されたため、前回調査より自己負担額が減ったといえるでしょう。

ただし、保育施設や世帯年収によって無償となる上限が決まっており、それを超えた金額や送迎費用、食材や行事費用などは負担することになります。

・小学校
同調査結果によると、子ども一人あたりの1年間における公立小学校の学習費用は35万2566円、私立小学校は166万6949円です。子ども3人が6年間小学校に通った場合で計算すると公立小学校で約634万6188円、私立小学校では約3000万5082円となります。

基本的に、義務教育の公立小学校の学費は無料ですが、給食費や文房具、指定された体育着や上履きなどの購入が必要です。

・中学校
同調査結果によると、子ども一人あたりの1年間における公立中学校の学習費用は53万8799円、私立中学校では143万6353円でした。子ども3人が3年間公立中学校に通った場合の費用は約484万9191円、私立中学校では約1292万7177円となります。

小学校と同じ義務教育のため、公立中学校では学費は無料ですが制服代や部活にかかる費用、学校給食費、修学旅行の積立費用や学習塾費用などがかかります。

・高校
同調査結果によると、子ども一人あたりの1年間における公立高等学校の学習費用は51万2971円、私立高等学校では105万4444円でした。子ども3人が3年間公立高等学校に通った場合の費用を計算すると約461万6739円、私立高等学校では約948万9996円という結果です。

・大学
文部科学省「私立大学等の令和3年度入学者に係る学生納付金等調査結果」の「（参考2）国立私立大学の授業料等の推移」によると、令和3年度、国立大学では入学料39万1305円、授業料53万6363円でした。

私立大学は入学料24万5951円、授業料93万943円です。これらの数字を踏まえると、子ども3人が4年間大学に通った場合の目安は、国立大学が約761万271円、私立大学では1190万9169円となります。

子ども3人の養育費用

子どもの養育費用には、教育費用などにかかるお金以外の食費や衣服費、医療費やお小遣いなどがあります。

内閣府が発表する「平成21年度インターネットによる子育て費用に関する調査」によると、0歳から中学卒業までの子ども一人あたりの養育費用（衣類・服飾雑貨費、食費、生活用品費の合計）は平均総額181万4666円、子ども3人として計算すると約544万3998円です。また、子どもの養育費用は教育費とは違い、節約ができるところもあるため、生活環境などで異なります。

子ども3人の子育て費用は高額！子どもが義務教育のうちに教育費用を貯めておこう

子ども3人が幼稚園から高校までにかかる教育費用の目安は、すべて公立に通う場合は約1729万8270円、私立では約5520万2436円かかることが分かりました。子ども3人が大学まで通うとなれば、さらに国立大学で約761 万271 円、私立大学では約1190 万9169 円の教育費用がかかります。

また、教育費用のほかに0歳から中学生までの子ども3人の養育費用として約544万3998円がかかりますが、生活環境や節約などで金額は異なります。さらに、子どもが義務教育のうちは公立であれば学費が無料であり、児童手当などの支援もあるため、貯金しやすい時期から早めに教育費を準備していくとよいでしょう。