みんなのお土産事情、平均いくらかけているの? 効率の良いお土産の買い方を考える
配信日: 2018.11.06 更新日: 2019.08.29
絶品グルメ、美しい景色。お金をかければいくらでも贅沢できますが、毎回豪遊できるわけではなく…。ならば無駄を省いたやり方で、旅費のやりくりすら楽しんでしまうのも一興です。
今回は「お土産」をテーマとしたお話をしたいと思います。
みんなのお土産に対する意識って?
カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社では、18~69歳の男女1502名にインターネット上での意識調査「Tアンケート」を行い、『お土産に関するアンケート調査』を実施。以下の結果を発表しました。
●旅先などで自分にお土産を必ず買う人は3割、予算は3900円
自分以外へのお土産を必ず買う人は5割、予算は4800円
●お土産を渡す相手は?
「家族」(82.2%) 「友人」(54.3%) 「職場の同僚・上司」(48.7%)
多くの人が、自分よりも他人へのお土産にお金をかけるようですね。
また、「自分以外へお土産を買わない人」に理由を訊ねたところ、最も多かった回答は「お土産を買わなくても人間関係に困らない」(30.0%)だったそうです。次いで「買うほどのものがない」(27.1%)、「お土産を選ぶのが面倒くさい」(25.6%)と続きました。
これは逆に言うと、お土産があったほうが、人間関係が円滑になると考えている人が多いとも言えます。「どこかへ行ったら必ず何かを買ってこなくてはならない」と考えると気が重くなってしまいますが、お土産はちょっとしたコミュニケーションのきっかけには最適です。
でも、お土産ばかりにお金はかけられない!
旅の楽しさをおすそわけできるお土産。誰かと喜びを分かち合えるのは嬉しいですが、贅沢ばかりはしていられません。
交通費、宿泊費、食費……etc. 旅の出費はほかにもたくさんあります。帰宅して精算してみたら予算オーバーしていた、なんてことのないように、効率の良いお土産の買い方を考えてみましょう。
【クレジットカード払いのススメ】
もし、クレジットカードをお持ちであれば、お土産代だけはカード払いをするやり方もアリです。カードの発行元によっては、お土産や免税品のサービスが受けられることがあるのです。
『ANAカード』は全国のANA就航空港にあるギフトショップやフードショップでの利用で、100円(税抜き)=1マイルを貯めることができます。ほかにも免税品店や荷物の配送サービスの利用でもマイルが貯まります。
『JALカード』では、国内外のお土産を通販できる「おみやげパック(ギフトランド)」、世界約50カ国のお土産を事前に購入できる「JTB世界のおみやげ屋さん」などのインターネットショッピングサービスを提供しています。どちらも通常は100円=1マイルの積算となり、JALカードで購入すると、さらに200円=2マイルが積算されるとのこと。JALマイレージバンク(JMB)に会員登録すると利用することができます。
ご紹介したカードは旅行好きの人、出張が多い人はすでにお持ちかもしれません。買い物でマイルやポイントが貯まるのは、クレジットカードのメリットのひとつですよね。「旅先では必ずお土産を買う」という人が、これからクレジットカードを作るなら、こういったお得なサービスがあるカードを選ぶのもアリでしょう。
※各マイルの還元率は2018年10月現在のものです。申し込みや利用の際は事前に公式サイトで最新情報を確認するようにしましょう。
【バラマキ用のラッピングのススメ】
職場や友人に配るお土産は、複数個詰まったお菓子などにする人が多いのでは。でも、クッキーやチョコを1個だけ配るのも味気ない……。
それでは、こんなやり方はいかがでしょう?
例えば、神奈川県湘南名物『鳩サブレ』。鳩の形をした可愛らしいサブレです。こちらは袋入りで10枚1080円(税込)です。続いて『江ノ電サブレ』。こちらも人気のお菓子です。江ノ電サブレは5枚入りが648円(税込)。2セット買えば10枚で1296円となります。
これをホテルや自宅でバラバラにしてしまうのです。すると、鳩サブレは1枚あたり108円、江ノ電サブレは1枚あたり129.6円となります。
100円ショップの袋などを用意し、ひとつの袋に鳩サブレと江ノ電サブレを一枚ずつ入れます。そうすれば、1パック2種類入りで237.6円のお土産のできあがり。2つのお土産が楽しめてこのお値段。バラすのは自宅に帰ってからなので、かさばりません。筆者はホテルでくつろいでいる時に詰めたりすることが多いです。
また、海外旅行でも観光客向けのショップで買うとどうしても割高になります。そのため、現地のスーパーマーケットで売られているお土産の袋詰めを買って、バラマキ用にするとお土産代を浮かすことができます。スーパーやコンビニは地元の人も購入するので、価格が一般向けになっていますからね。
このように、「絶対にこのブランドのこの商品を贈りたい!」ということでなければ、定番商品の袋詰めをバラしてから、個別にラッピングするやり方もあるのです。
電卓片手にお店を物色していては、旅情に浸ることもままなりません。しかし、賢い買い物で周りを喜ばせられると考えたら、お土産選びも楽しくなってきますね。
せっかくの旅路です。全力で楽しんでいきましょう♪
出典
カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社『お土産に関するアンケート調査』
Text:畑 美雪(はた みゆき)
フリーランス・ライター