何かと便利な「フードデリバリー」に関する疑問。配達員の給料はどのように決まるの？

フードデリバリーサービスは近年、利用者が増えています。手軽に温かい食事を注文できて便利な一方で「配達員の給料って一体いくらなの？」と疑問に思う方もいるかもしれません。この記事では、フードデリバリー配達員の報酬の仕組みについて詳しく解説します。

フードデリバリー配達員の給料は出来高制

フードデリバリー配達員の給料は、基本的に配達件数に応じて支払われる出来高制です。つまり、配達すればするほど稼げるというシンプルなシステムになっています。フードデリバリーの出前館とUber Eatsの給与体系について見てみましょう。
 

出前館の給与

出前館の配達員の給与体系は、基本報酬とブーストによって決まります。基本報酬は全国一律で400円で、ブーストはオーダーごとに最適なブースト額が自動で算定されます。
 
ブーストとは、配達距離、曜日や時間帯（休日や食事時）、天候などを考慮して基本報酬に上乗せされる追加報酬のことです。また、配達員向けのキャンペーンにより、さらに報酬が増えることもあります。配達員の人数が少ないときや天候が悪いときなどにブーストは大幅アップします。
 

Uber Eatsの給与

Uber Eatsの配達パートナーの報酬額は、次の式で表されます。
 
報酬額=配送料（基本金額＋配達調整料）+チップ
 
配送料は基本金額と配達調整料です。基本金額は配達にかかる予定時間や商品の受取場所、配達先の数などに基づいて算出されます。一方、配達調整料は特定の状況（例えば、交通の混雑度や商品の受取場所での待ち時間、配達パートナーの数など）に応じて加算されます。
 
チップはお客様から直接受け取るものです。サービスへの感謝のしるしとして追加で支払われます。
 

フードデリバリー配達1件あたりの全国平均報酬額は750円

出前館の公式ウェブサイトに掲載されている情報によれば、出前館でフードデリバリー配達員として働く場合、2024年1月の時点で、配達1件あたりの全国平均報酬額は750円となっています。ただし、実際の報酬は、配達の件数や距離、天候などの要素により変動します。
 

フードデリバリーサービスの配達員として最大限に収入を得るには

フードデリバリーサービスの配達員として最大限に収入を得るためには、以下のポイントを押さえる必要があります。

●ピーク時間に働く
●雨天時に働く
●チップがもらえるエリアで働く

これら3つのポイントを押さえることで、フードデリバリー代行サービスの配達員としてより多くの収入を得ることが可能です。ただし、安全運転を心掛け、自身の健康を第一に考えることも忘れないようにしましょう。
 
以下で解説する各ポイントの詳細を参考に、ント自分に最適な働き方を見つけてみてください。
 

ピーク時間に働く

食事の時間帯はデリバリーの依頼が多くなるため、集中的に働くことで収入を増やすことが可能です。特に、住宅地やオフィス街など、フードデリバリーサービスの利用が多い地域では、食事時間になると依頼が急増します。そのため、昼食時間と夕食時間に働くことをおすすめします。
 

雨天時に働く

雨天時はデリバリーの需要が増える一方で、配達員が不足する傾向にあります。そのため、多くのフードデリバリーサービスでは、雨天時に働く配達員に対してインセンティブを提供しています。ただし、雨天時は交通事故のリスクが高まるため、十分な注意が必要です。
 

チップがもらえるエリアで働く

一部のサービスでは、注文者が商品の代金に加えて配達員にチップを渡すことができます。注文者が任意で設定した商品代金に対する一定割合の金額をチップとして渡すことが可能です。チップを多くもらえるエリアで働くことも、収入を増やす一つの方法です。
 

フードデリバリー配達員の給料は配達すればするほど稼げるシステム

フードデリバリー配達員は、自分の努力次第で給料を大きく上げることができる魅力的な仕事です。出前館の配達員として働く場合、2024年1月の時点で、配達1件あたりの全国平均報酬額は750円です。ただし、実際の報酬は、配達の件数や距離、天候などの要素により変動します。
 
これらの情報を踏まえたうえで、フードデリバリー配達員として働くことを検討している方は、自分の働きたいスタイルに応じて選択してみるとよいでしょう。
 

出典

出前館　出前館で働く5つのメリット
Uber　配達情報の事前提示および報酬体系
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー