ファストフード店で「コーヒーだけ」の注文は非常識ですか？滞在時間によるでしょうが、なんとなく気が引けます…。

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ファストフード店は、忙しい毎日の中でちょっとした息抜きや暇つぶしに最適な場所です。コーヒーだけの注文だったとしても、ゆっくりと過ごす時間を取るだけでリフレッシュになるでしょう。

しかし、ファストフード店でコーヒーだけを注文することに、他の利用者や店員さんの視線を気にしてしまう方がいるようです。果たして、コーヒーだけの注文は迷惑行為なのでしょうか。今回はその疑問について考えてみましょう。

執筆者：FINANCIAL FIELD編集部（ふぁいなんしゃるふぃーるどへんしゅうぶ）

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1 ファストフード店はコーヒーのみの利用も歓迎
2 ドリンクやスイーツメニューの拡充
3 ファストフード店のコーヒーの値段を比較
4 コーヒーだけで長時間滞在する際の注意点
5 ファストフード店でコーヒーだけを注文することは非常識ではない

ファストフード店はコーヒーのみの利用も歓迎

日本マクドナルド公式アカウントは、2024年2月14日にX（旧：Twitter）で「コーヒーだけ注文するのは気が引ける」と感じているお客様に対して、「むしろ大歓迎」という画像を投稿しました。

モスバーガーの公式アカウントは、マクドナルドよりも早い2022年1月17日に「モスでコーヒーだけ飲んだっていいんだぜ！ほっこりひと息どうぞー」という投稿をしています。

このようなファストフード店の意向がある以上、コーヒーだけの注文に不安を感じる必要はないと考えられます。実際にそれぞれの投稿に対して、多くの人が「いいね」を押して「歓迎ありがとうございます」などと返信しています。

ドリンクやスイーツメニューの拡充

近年、ハンバーガー店やドーナツ店などでは、カフェとしての利用者を増やすためにドリンクやスイーツメニューの拡充が盛んに行われています。

この動きを裏付けるのが、株式会社富士経済が「ファストフードをはじめとする外食の国内市場を調査」した結果です。ファストフード店では表1の通りランチとディナーの間のアイドルタイムの利用率が15％に上っていて、顧客の獲得に動いていることが分かります。

表1

時間帯	モーニング	ランチ	アイドルタイム	ディナー
利用率	6％	47％	15％	32％

※富士経済グループ「ファストフードをはじめとする外食市場を調査」を基に筆者作成

ファストフード店のコンセプトの変化

近年、多くのファストフード店は従来の食事を取る場所という枠組みを超え、寛ぎの空間を提供するカフェとしての役割も担うようになりました。

コーヒーだけでなく、Wi-Fiやコンセントなど、仕事やひとり時間を充実させるためのサービスが充実した店舗も増えています。

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ファストフード店のコーヒーの値段を比較

主なファースト店でホットコーヒーの価格を調べた結果は表2の通りです。

表2

店名	マクドナルド	バーガーキング	モスバーガー	ロッテリア	サブウェイ	フレッシュネスバーガー	ミスタードーナツ
価格	120円～	230円～	290円	280円	260円	290円	297円

※各ファストフード店の公式サイトを基に筆者作成

ホットコーヒーの価格だけで見ると、マクドナルドが最安値です。

コーヒーだけで長時間滞在する際の注意点

コーヒーだけを注文してファストフード店で長時間滞在する際には、以下の点に注意するとよいでしょう。

・混雑する時間帯を避ける

ランチタイムやディナータイムなど、店が混雑している時間帯は長時間の滞在を避けましょう。

・長時間の滞在を避ける

コーヒーだけの利用でも問題はないものの、店としての利益は低いため、ある程度時間を区切って利用するなどの配慮はした方がよいでしょう。

・静かに過ごす

大声で話したり、音楽を大音量で聴いたりするのは避けましょう。

・席をきれいに保つ

飲食後は自分の席をきれいに片付け、次に利用する人に気持ちよく利用してもらえるようにしましょう。

・店舗のルールを守る

一部の店舗では、一定時間以上の滞在やPCの使用を制限している場合があります。店舗のルールを確認し、それに従うようにしましょう。

ファストフード店でコーヒーだけを注文することは非常識ではない

ファストフード店でコーヒーだけを注文することは非常識ではありません。コーヒーのみの利用でもファストフード店によっては歓迎される行為なので、人の目を気にする必要はないでしょう。

ただし、混雑時間帯に長時間席を占有しないようにするなど、店や他の利用者への配慮は必要です。マナーを守って気持ちよく利用しましょう。