我が家の水道水は「茶色」です…。味は普通ですが「健康上の問題」は生じますか？多少高くても「ペットボトル」の水を買うべきでしょうか？

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私たちの生活において水は欠かせない存在です。水道から水を出して料理に使ったり、飲み水にしたりしている人も多いでしょう。しかし、水道管が劣化してくると錆びが生じ、濁った水が出てくることがあります。

今回の記事では、水道管が錆びていて濁った水を飲むと人体に影響は出るのかと、錆が出たときの対処法を解説します。

執筆者：FINANCIAL FIELD編集部（ふぁいなんしゃるふぃーるどへんしゅうぶ）

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1 水が濁る原因
2 人体への影響
3 錆びた水が出たときの対処法
4 一番お得な方法は？
5 水が濁ったら対策が必要

水が濁る原因

水道管が錆びてくると、水が濁って出てくる場合があります。水道管が錆びる原因は、水道管に使われている鋼鉄が錆びて、剥がれ落ちてくるためです。朝や長時間水道を使っていなかった場合に起こりやすい傾向があります。

新築や築年数の浅い物件は水道管が比較的きれいなため起こりにくいようですが、空き家や築年数が経っている物件だと徐々に水道管が劣化して、錆びやすくなっていくといわれています。

人体への影響

錆びた水を飲み続けると人体への影響はどうなのかが気になるところです。

錆びた水は危険なイメージがありますが、体内では鉄分として摂取されます。鉄は体内で吸収されにくいため、多くが体外へ排出されるといわれています。したがって、誤って飲んだ場合でもすぐに影響が出ることは少ないと考えられています。

しかし、鉄分の過剰摂取は危険です。鉄分を取りすぎると、便秘や胃のむかつき、亜鉛の吸収阻害などの症状が現れる可能性があります。さらに取りすぎてしまうと、臓器障害の危険性や病気の原因にも繋がる場合があるため、錆びた水を飲み続けることはやめましょう。

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錆びた水が出たときの対処法

錆びた水が出ても気にしない人もいるかもしれません。しかし、上記で述べたように人体に影響が出る可能性があるため、対策を講じる必要があります。以下では、錆びた水が出たときの対処法を解説します。

しばらく水を出しておく

1分間ほど水を出しっぱなしにして管内の水を入れ替えれば、濁った水は出てこなくなるといわれています。蛇口を少しひねった場合は約6リットル、全開にした場合は約20リットル出るとされています。

どのくらい出すかは配管の状態によるため、様子を見ながら水を出しましょう。最初に出した水は、植物の水やりに利用したり、掃除で使ったりすると無駄にならずよいでしょう。

ただし、この方法は一時的に錆びた水が出なくなるだけです。そのため、しばらく時間が経つと再び濁った水が出てくる可能性があります。

浄水器を付ける

浄水器を付ければ、フィルターで錆びを取ってくれるためきれいな水が出てくると考えられます。浄水器といっても種類はさまざまですが、錆びを取る場合には塩素除去機能がついているものを選びましょう。塩素は錆びよりも細かいため、錆びは問題なく除去できるとされています。

ただし、濁った水が出てくる場合はフィルターの交換頻度も高くなるようです。その分、費用負担が大きくなる可能性があることに注意が必要です。

一番お得な方法は？

水道水を使う以外にも、ペットボトルを購入するなどさまざまな対策が考えられますが、どの方法が一番お得なのでしょうか。

まず、ペットボトルを買う場合について考えてみましょう。人は生活活動レベルが低い場合で1日2.3リットルから2.5リットル程度の水が必要といわれています。2リットル入りペットボトルの水が1本137円だとします。2人暮らしの場合、1日3本必要です。

この場合、1ヶ月あたり90本の水が必要になるため、水の購入代金は毎月1万2330円となります。浄水器の場合、本体価格は約5000円で取り付けることができるようです。カートリッジは1個あたり約2500円とされています。

浄水器は設置する手間がありますが、一般的に一度付けてしまえばしばらくはきれいな水を使い続けることができるといわれています。毎回ペットボトルを買っていると持ち運びが大変です。浄水器は節水効果が期待できるものもあるため、家計への負担は少なくなる可能性があるでしょう。