更新日: 2024.10.30 その他暮らし

老後資金のために車を買い替えたい！「日産セレナ」→「ホンダ N-BOX」にすればどれだけ“節約”になる？金額をシミュレーション

この記事は約 3 分で読めます。

子どもが独立し、夫婦2人の生活になった時期は、老後資金の確保を真剣に考えるちょうどいいタイミングかもしれません。老後に向けた資産形成の方法はさまざまありますが、毎月の生活費を見直すことも大切です。その中でも特に効果が大きいのが車の維持費です。

本記事では、ファミリー向けミニバンの日産「セレナ」からホンダの軽自動車「N-BOX」に乗り換えた場合、どれくらいの節約ができるのかを詳しく説明していきます。

執筆者：FINANCIAL FIELD編集部（ふぁいなんしゃるふぃーるどへんしゅうぶ）

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1 ミニバンから軽自動車への乗り換えで節約できるポイント
2 燃費の違いによるガソリン代の節約
3 自動車税や保険料の比較
4 メンテナンス費用も軽自動車が有利
5 トータルでどれくらい節約できる？
6 まとめ

ミニバンから軽自動車への乗り換えで節約できるポイント

車を乗り換えると、大きく分けて「車両価格」「燃費」「税金」「保険料」「メンテナンス費用」が節約できます。

セレナのようなミニバンは車内空間が広くてファミリーにも向いていますが、その分維持費も高くなりがちです。一方、N-BOXのような軽自動車は小型で燃費が良く、税金や保険も抑えられるため、コストパフォーマンスが非常に高いといえます。

燃費の違いによるガソリン代の節約

燃費性能が良ければ、ガソリン代も安くなります。ガソリン車で人気の高いセレナハイウェイスターV（2WD）の燃費が1リットルあたり13.0キロメートルなのに対し、N-BOX〈FF〉は1リットルあたり21.6キロメートルです。

例えば、年間1万キロ走行する場合、ガソリン価格を1リットル160円で計算すると、以下のような違いが出ます。

●セレナ：年間ガソリン代約12万3000円
●N-BOX：年間ガソリン代約7万4000円

つまり、N-BOXに乗り換えることで、年間約4万9000円のガソリン代が節約できることになります。これを5年間続けると、約25万円の節約につながります。今後、仮にガソリン代が高くなるとすると、さらなる節約につながることでしょう。

自動車税や保険料の比較

次に、自動車税と保険料を比較してみます。セレナハイウェイスターV（2WD、2.0リットルガソリン車）を購入すると、自動車税は年間3万6000円かかります。一方、N-BOX（軽自動車）の軽自動車税は年間1万800円と、2万5200円の差となります。

また、保険料もセレナのような普通乗用車に比べて、軽自動車のほうが安くなります。実際の保険料は損害保険会社によって異なりますが、損害保険料率算出機構のデータによると、普通乗用車の平均保険料は7万2331円に対し、軽自動車は4万9511円と、約2万3000円の差が出ます。

合計すると、自動車税と保険料だけでも年間約4万8000円の節約が可能です。

メンテナンス費用も軽自動車が有利

車両のサイズや重量が軽自動車のN-BOXのほうが小さいため、メンテナンス費用も安く抑えられます。

例えば車検のときに必要となる自動車重量税は、ガソリン車のセレナハイウェイスターV（2WD）の場合、1.5トン以上2トン未満なので1年あたり1万6400円ですが、軽自動車は一律年間3300円です。

そのほかに、オイル交換、タイヤ交換といったメンテナンスのコストも発生しますが、一般に軽自動車のほうが安く済むでしょう。特にタイヤのサイズが小さいため、交換時の費用も抑えられると考えられます。

トータルでどれくらい節約できる？

これまでの項目を総合すると、セレナからN-BOXに乗り換えることで年間約10万円以上の節約が可能となります。また、乗り換え時の車両価格は軽自動車のほうが安く、これを考慮すれば、長期的には100万円以上の節約効果が期待できるでしょう。

まとめ

老後資金をためるためには、生活のあらゆる面でコスト削減が重要です。車の維持費もその1つであり、ミニバンから軽自動車に乗り換えることで、大きく節約することができます。

夫婦2人の新しい生活スタイルに合わせて車を見直し、無理なく老後資金を積み立てていきましょう。軽自動車への乗り換えは、将来的な安心につながる一歩となるはずです。