1年間のご褒美として、年末の旅行は「プレミアムエコノミー」で予約したい！誰でも利用できるのでしょうか？

飛行機の「プレミアムエコノミークラス」は、「エコノミークラス」と「ビジネスクラス」の間に設定されている座席クラスです。
 
「普段はエコノミークラスに乗っているけれど、たまには上位のクラスに乗ってみたい。とはいえ、ビジネスクラスは高く感じる」という人にとって、プレミアムエコノミークラスはちょうどよい座席クラスかもしれません。
 
今回のケースでも、相談者がプレミアムエコノミークラスでチケットを取ろうとしていますが、実際に誰でも買えるのかが知りたいようです。
 
本記事では、プレミアムエコノミークラスの概要について解説します。またエコノミークラスと比較した場合の料金差や、メリットについてもご紹介します。

プレミアムエコノミークラスの基本情報

「プレミアムエコノミークラス」とは、全日本空輸株式会社（ANA）や日本航空株式会社（JAL）などの航空会社から販売されている座席クラスの名称です。設定金額さえ支払えば、誰でも利用できます。
 

エコノミークラスとの違い

「プレミアム」と名がつくだけあって、同クラスにはエコノミークラスよりも快適な旅行になるようなサービスが、いろいろと追加されています。
 
具体的に以下のような点で、エコノミークラスよりもお得に感じられるようです。

・チェックイン時に、専用カウンターからスムーズに行える
 
・エコノミークラスよりも機内での食事や飲み物のバリエーションが多い
 
・機内のシート間隔がエコノミークラスよりも広い
 
・機内のシート周りにある装備が充実している
 
・空港のラウンジを利用できる

プレミアムエコノミークラスのサービス内容は、航空会社によって異なりますが、上記のようにエコノミークラスよりもサービスが多いのが特徴です。
 

プレミアムエコノミークラスの方がおすすめなユーザー

プレミアムエコノミークラスの方がおすすめなユーザーとして、以下のような人が挙げられます。

・空港での待ち時間を、ラウンジで快適に過ごしたい人
 
・より上質でゆったりしたシートに座りたい人
 
・飛行機での旅を普段よりもリッチに楽しみたい人

なお空港ラウンジには、Wi-Fiや飲食メニュー、シャワー、マッサージチェアなどが用意されているケースもあります。長旅の前後にリラックスタイムを過ごしたい場合は、プレミアムエコノミークラスがうってつけかもしれません。
 

プレミアムエコノミークラスとエコノミークラスの料金差

プレミアムエコノミークラスは、エコノミークラスよりも料金が高くなりますが、実際の料金差がどのくらいなのか気になる人も多いでしょう。
 
表1に、ANAとJALの料金を基にして、実際の金額差をまとめました。料金シミュレーションは、以下の条件で行っています。

・航路：羽田空港（東京）とジョン・F・ケネディ国際空港（ニューヨーク）の往復便
 
・旅程：2024年12月3日往路、12月16日復路
 
・料金：最安価格を記載（2024年11月25日時点）

表1

クラス	ANA	JAL
エコノミークラス	往路15万9380円 復路22万1710円	往路14万9230円～ 復路23万60円～
プレミアムエコノミークラス	往路37万4380円 復路36万9210円	往路26万2230円～ 復路25万7060円～

※筆者作成
 
どちらの会社も、エコノミークラスとプレミアムエコノミークラスを比べると、金額に大きな差があります。路線によっては、2倍以上の料金差があるようです。
 

プレミアムエコノミークラスは誰でも利用可能

プレミアムエコノミークラスは、エコノミークラスと比べて2倍近くの料金差が生じることもありますが、誰でも利用可能です。利用したい航空会社のプレミアムエコノミークラスに、どのようなサービスが含まれるかを事前に確認しておくと、お得に感じられるかもしれません。
 
上質な空の旅を楽しみたい人や、奮発して自分にご褒美をあげたい人は、プレミアムエコノミークラスを体験してみるとよいでしょう。
 

出典

全日本空輸株式会社 ANAの国際線 航空券・飛行機 予約
日本航空株式会社
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー