女性はつらいよ？ 美容における理想と現実。

いよいよ冬本番になってきましたね。コタツやストーブから離れるのが嫌になりますが、食っちゃ寝ばかりで自分のお手入れをサボってはいませんか？暖房器具に頼りすぎて身体中の水分は抜け、肌はガサガサ、髪はパサパサ。長袖・長ズボンだからとムダ毛の処理は適当。寒いからと運動もせず寝てばかり。
 
慌ててケアしても時すでに遅し。気がついた時には目も当てられない姿に！…そんな悲しいことにならないよう、今日は「美容」をテーマにお話したいと思います。
 

家計の中で美容が占める割合は？

脱毛サロン「恋肌」では、全国の20代～30代の女性に「美容に関するアンケート調査」を実施。その中で「1ヶ月で最もお金がかかるものを教えてください」と質問をしたところ、14.81％の人が『美容』と回答したそうです。
 
これは52.78％の『食費』に次いで第2位という結果です。数字だけだと大したことがないようにも見えますが、7人に1人が食費以上に美容にお金をかけているというのは、なかなかの割合ではないでしょうか。やはり、女性にとって、家計と美容は切っても切り離せない関係にあるようです。
 

美容は切実な問題！　その費用の内訳を分析！

では、世の中の女性は、美容においてどのようなことにお金を使っているのでしょう？美容ドリンクの通販を行う株式会社フィネスでは、20代から40代の既婚女性を対象に「女性の美容に関する意識調査」を実施しました。
 
そこで、「あなたが日頃お金をかけている美容方法はなんですか？(複数回答)」と質問したところ、56.8%とダントツで多かったのが『スキンケア』でした。みなさん「まずはお肌」を意識されているようですね。
 
ほかにも『パック』や『美白』、『ダイエット』など、毎日手頃に自分でできる方法が上位を占めました。反対に、『スポーツジム』や『カイロプラクティック』など、運動や食生活による美容方法は後回しになっているようです。
 
また、『何もしていない』と回答した人も33.9%いたとのこと。中には美容に興味のない人や、家事や育児、仕事などが忙しく、そこまで美容に手をかけていられないという人もいるでしょう。
 
続いて、先述の美容法にかけている金額を質問したところ、65%の女性が「1万円未満」と回答しました。その次に多かったのが「1万円～2万円未満(20%)」。その他の選択肢は数%に留まっています。女性の美容に対する予算というのは、だいたい2万円が上限であることが分かりました。
 

女性はつらいよ？　美容における理想と現実。

さらに、「キレイになるなら『体の外』『体の中』からのどちらが理想だとお思いですか？」という質問では、8割以上の人が「体の中から」と回答しました。先ほどの質問では、スキンケアなど“体の外”からのアプローチが上位回答となりましたが、じつは“体の中”からのアプローチが大事だと考える人が多いようです。
 
また、「今現在、あなた自身が『中から美容』にかけている金額はいくらですか？」という質問を行ったところ、以下のような結果になりました。
 
1000円未満　52.9%
1000円～3000円未満　24.0%
3000円～5000円未満　11.1%
5000円～1万円未満　6.3%
1万円以上　5.7%
 
過半数の女性が1000円未満しかお金をかけていないことが分かりました。
 
みなさん内側からキレイになりたいと望んでいるのに、実際にやっていることは外側からのケアばかり。内側からの美容方法には、ほとんどお金をかけていない状態です。やはり、努力や継続が必要な内側からの美容方法よりも、手っ取り早くケアができる方法に手が出てしまうのかもしれませんね。
 
女性にとって“美容”は生活の中での大切なテーマ。しかしながら、家計を考えると、毎月好きなだけお金をつぎ込めるものではありません、もしあなたが「体の中からキレイになりたい」と少しでも思っているなら、お金をかけずにできる方法を考えてみてはいかがでしょう。
 
食事管理や運動を見直してみる。ストレス解消法を探してみる。睡眠の質を上げることも大切ですね。こういった生活習慣の見直しと、スキンケアなど外からのアプローチで、内外両方から美しくなっていきましょう。
 
（参考資料）
脱毛サロン”恋肌”　「美容に関するアンケート調査」
株式会社フィネス　「女性の美容に関する意識調査」
 
執筆者：畑美雪（はた みゆき）
フリーランス・ライター